クリスマスイブと昭和記念公園
イエス・キリストの誕生を祝う祭り「クリスマス(降誕祭)」の前夜であるクリスマスイブが「聖夜」(holy night)と呼ばれて日本でも定着しています。もともとキリスト教の儀式ですが、サンタクロースがクリスマス・プレゼントを配送する夜であり、家族でクリスマスケーキを食べ、クリスマスツリーの飾りつけなど楽しいことに溢れた夜なのです。最近はあまり見掛けなくなりましたが私のようなノンベエ(呑兵衛)にも天国の夜でした。
12月25日がクリスマスとなったのは太陽の再生を祝う「冬至」の祭りと融合したとの見方があります。実はイエス・キリストが誕生した年月日はよく分かっておらず、イエス・キリストの誕生した年を元年とする年代の数え方が西暦ですが、不思議なことに史実としてはイエス・キリストが生まれたのは紀元前4年頃と推測されるそうです。
イエス・キリストはパレスチナ(現在のイスラエルやパレスチナ自治区など)で教えを説いた実在の人物とされますが歴史的にそれを実証するものは何もないそうです。そして名前のイエスはギリシャ語の再建者を、姓に当たるキリストは同じく救世主を意味し、これが現在では固有名詞となりました。イエス・キリストはユダヤ教の改革を唱えたため、これを嫌うユダヤ人と為政者への反抗を疑ったローマ帝国のユダヤ属州総督が計って処刑したのかもしれません。多くのアメリカ映画がこの顛末を描いています。
クリスマスイブに登場するサンタクロースはトナカイに引かれたソリに乗っていますし、もみの木で作るクリスマスツリーも、イエス・キリストが生きた中東のパレスチナではなく、北欧の雰囲気に溢れています。仏教徒が多い日本では宗教色のないお祭りとして12月の風物詩となったことにも違和感はないでしょう。
本題です。オチビちゃんとコチビちゃんが遊びに来てくれましたのでクリスマスイブの日に立川の昭和記念公園へ出掛けました。オチビちゃんとコチビちゃんのお母さんや叔父さんたちを連れてよく出掛けた場所です。昭和天皇在位50周年を記念して立川基地の跡地に造営された国営公園として1983年に開園しました。立川基地と言えば私は砂川事件を思い出します。米軍に接収された立川基地(立川飛行場)の滑走路延長を巡って地元住民が激しく抵抗した1957年の反対運動です。この抵抗に押されて滑走路の延長を断念した米軍から1977年に返還された飛行場跡地はその後、自衛隊や海上保安庁などの官庁施設が置かれた防災基地へと変貌しました。
ちょうど昼頃に到着した広大な駐車場に駐車する車は数えるほどで、一番近い場所から立川口ゲートへ向うと、「巨大リース」と「トナカイ」が出迎えてくれました。
ゲートを潜ったサイクリングコースの出発点横にあるホットフードの屋台村でさっそく昼食です。ところが開いていた店はわずか一軒だけ、しかも準備されていたメニューも限られているのです。ウィンタービスタイルミネーション(Winter Vista Illumination 2009、12月5日-25日の17:00-21:00に開催)目当ての来園者を当て込んだ屋台は夕方に開店するのでしょう。それでもベトナムのフォー、ホットドッグ、たこ焼き、えびせんなどでオチビちゃんとコチビちゃんは満足そう。
シャンパングラスツリーが大きな噴水と向かい合い、ミニシャンパングラスツリーが並ぶ全長200mの「カナール」を抜けて「ふれあい広場」に向うと、そこには不思議な造形があちこちに展示されていました。
二人は一つひとつを見ながら走り回っています。夜には「グラウンドイルミネーション」となる造形でした。
「カナール」とこの「ふれあい広場」がイルミネーションの主会場になっています。
水鳥の池の周りにあるカンツバキやニホンスイセンが咲く花木園を抜けると「わんぱくゆうぐひろば」で、その先は広大な「みんなの原っぱ」へ続いています。長い滑り台、ブランコ、ふわふわドーム(トランポリンと滑り台を組み合わせたようなもの)などほとんどの遊具が貸切り状態です。「みんなの原っぱ」のずっと先の「こどもの森」にある「雲の海」の方が大規模ですが二人にはこちらがちょうど良い大きさだったと思います。
午後の3時を過ぎると日が傾いて肌寒くなってきましたので切り上げることに。そのあとは別の場所(次回記事で紹介)にしばらく立ち寄って帰宅しました。
帰宅途中のコンビニでサンタクロースの衣装を着た男性がクリスマスケーキを店頭販売しているのを見掛けましたが、同居人が二人のために前もって用意していたのは「ブールミッシュ」(BOUL’ MICH)の可愛いクリスマスケーキ。そしてオチビちゃんの希望で燭台の赤いローソクに火を灯してささやかなクリスマスイブを楽しみました。
<同行者のコメント> 人の少ない場所を選んだのはわが家のガイドさんらしくて温かい日に二人が思い切り遊べたのはよかったと思います。いつも長い列が出来て待たされる駐車場の入口では係りの人が退屈そうでした。
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