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2005年11月に作成された記事

2005年11月30日 (水)

鶴巻温泉、弘法の里湯

小田急鶴巻温泉駅から歩いて1分と近い場所に「弘法の里湯」があります。料金は2時間まで800円(市民は600円)です。地の利が良いことでいつも混んでいるようです。綺麗な建物ですが客があふれ返って手狭な印象を受けます。お湯はカルシウムとナトリウム成分が多いため、舐めるとすこしショッパイ味がします。楽しめる立ち寄り湯でした。

ここの有料駐車場はスペースが20台分と少ないので、車で訪れる人は、隣駅の東海大学前駅に近い「丹沢彩湯ほたる」の方が利用しやすいでしょう。駐車場が広く(無料)、入浴料金も650円とお得です。さらに露天風呂から塀越し(住宅地にあるため)に丹沢の山が望め、開放感があって良いですね。ただし設備は平凡でスーパー銭湯の趣きですから、入浴だけが目的の人に向いています。

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近くの弘法山で4月に桜祭りが開かれます。

私は東海大学前駅近くに車を停め、南矢名の八幡神社を経由して弘法公園へ至るコースで歩き始めました。鶴巻温泉から吾妻山を経由するほうが一般的のようです。ハイキング・コースと言うより獣道に近い山道を歩いて弘法山の山頂に到着しました。釈迦堂、井戸、鐘楼などがあり人が一杯でした。

少し下ると馬の背のような「馬車道」にある千本桜が眼下に広がります。屋台が出て賑わう馬車道を抜けて広場に到着。権現山の小高い場所の展望台からは丹沢、秦野市、そして相模湾が一望できました。弘法山と権現山は「かながわの景勝50選」と「花の名所100選」に選ばれているようです。

弘法山は弘法大師が山の上で修行したことが名前の由来だそうです。さて「弘法の里湯」は?

<同行者のコメント> 弘法山の桜は綺麗でしたね。あんなに歩かなくても車で公園の駐車場まで行けたのではないですか? 誰も居ないハイキングコースは寂しいです。
 
 

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2005年11月29日 (火)

山中湖、紅富士の湯

山中湖畔の「花の都公園」へ百日草を見に行きました。その時に立ち寄った日帰り温泉が「紅富士の湯」です。真新しい施設は気持ち良く、入浴料も村営施設で700円と割安です。なんと村民の料金は300円と羨ましいですね。1階のフロントで手続きを済ませて2階に上がりました。大浴場が広々としています。ジェットバス、寝湯、打たせ湯、サウナなどバラエティが豊富です。露天風呂からは富士山が見えるはずですが、今日はどこに・・・!?泉質はアルカリ性単純泉でさっぱりしています。効能は五十肩や筋肉痛に良いとありました。これも私にぴったり。「お気に入りのリスト」に加えました。大広間やレストランもゆったりとした広さで、半日くらいは充分楽しめそうです。
 
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花の都公園」も紹介しましょう。山中湖の北西にある30万平米の広い敷地に見渡す限り花畑が広がります。訪れた9月下旬は百日草(この百万本がバラだったら!?)だけでなくコスモスも満開でした。花畑の大部分が無料エリアなのは嬉しいです。花の都大橋を渡り、窓口でチケットを買って有料エリアの清流の里とフララ・ドームに入ります。 

目玉のアトラクション「明神の滝」が時間に合わせて豪快に流れ落ちます。三連の水車は蒸気機関車の三重連を思い起こさせます。珍しいのは溶岩樹型の洞窟。大木が溶岩でかたどられています。「ふらら」の温室ドーム内は熱帯植物が一杯でした。花の都公園は家族連れで楽しめる場所です。山中村の施設には、この他にもう一つの日帰り湯、「石割の湯」が山中湖東岸の平野温泉にあります。
 

<同行者のコメント> 山中湖はうちの旦那さんが好きな花でいっぱいでした。私も趣味のサークルで来たことがありますよ。

 
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2005年11月28日 (月)

長瀞と日本武尊、白寿の湯へ

この週末に長瀞へ行きました。秋の行楽シーズンも終わりに近づいていますが、昇ったばかりの朝日を背に走る関越高速はすでに車で混み始めています。花園ICで降り、140号線を15kmほど走れば長瀞に到着です。長瀞駅前を右折、寶登山神社の白大鳥居が迎えてくれました。

 

写真 寶登山神社本殿(左) 紅葉(右)
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寶登山(ほどさん)の名前が良いですね。境内には本殿と奥宮のほかにも神社が一杯あります。日本武尊社(やまとたけるのみことしゃ)、宝玉稲荷神社、天満天神社、招魂社、水神社。そして藤谷淵神社はたくさんの神様が一箇所に祭られています。天照大神、素盞鳴命(すさのおのみこと)、大国主命など八つの神様たちです。信心深い(?)私にはもってこいの神社です。一遍にこんなに多くの神様にお参りができるのです。いや恐れ多いことを言ってしまいました。 

 

写真 奥宮(左) 臘梅園の冬桜(右)
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この神社は、この前お参りした三峯神社と同じで、日本武尊(やまとたける)にゆかりがある秩父三社のひとつです。本殿とそれを取り囲む神殿に参拝したあと、寶登山の山頂にある奥宮へ向かいました。朝靄が残る急坂の登山道を30分あまり、ロープウェイ駅の横を通り抜ければ奥宮です。頂上からは良い展望が楽しめます。臘梅(ろうばい)園の中で冬桜(寒桜)が満開でした。同行者の提案に従い動き出したロープウェイで下山、茶店で一休み。この後は長瀞の七草寺を巡りました。不動寺の撫子、洞昌院の萩、道光寺の尾花、法善寺の藤袴はいずれも時期を過ぎていて残念。この次は日本一といわれる臘梅を観にきたいと思います。あとで知ったのですが、「陰暦の12月(臘月)に開花する、あるいは花が臘(蝋)細工のように艶があること」が名前の由来だそうです。

 

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長瀞の「岩畳」(左の写真)が目の前にある、その名も「見晴」で昼食をとったあと、岩畳を散策しながら今が盛りの紅葉を楽しみました。渋滞し始めた長瀞を後にして、もうひとつの目的である「神流川温泉白寿の湯」へ向かいます。県道13号で杉ノ峠を越えると神泉村です。まだ時間に余裕があるので冬桜(寒桜)で知られる城峯公園へ行くことにしました。下久保ダム(神流湖)を渡り山道を登った公園の駐車場は車と観光バスで溢れています。桜は散り始めていましたが、まだ見応えがありました。

 

(下の写真 城峯公園の冬桜)
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一方通行の道を三波石峡へ降り、462号線へと戻る。鬼石で県道22号線に入ればほどなく神川町の白寿の湯に到着です。施設、料金とも平凡ですが、お湯の色に驚かされました。内湯と露天風呂の湯は赤茶色に濁っています。そして床のタイルもお湯の成分が沈着して、まるで長瀞の岩畳を赤く染めたよう。泉質はナトリウム泉でショッパイ味がします。ややぬるめの露天風呂にゆっくりと浸かり温まりました。大変満足です。

 

今回の旅は神社と仏閣に充分お参りをして、珍しい温泉にも入ることができました。私は白寿(99歳)まで生きられるでしょうか?

 

<同行者のコメント> 日本武尊が好きなようですが、こんなに神様や仏様にいっぱいお参りしてもいいのですか? 今回の温泉はお湯がすごい色でびっくりしました。

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2005年11月27日 (日)

箱根の湿性花園

箱根仙石原で撮ったスナップ写真をご紹介します。

 

「初夏の湿生花園」(水芭蕉には遅すぎる6月に撮影)


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「秋の湿性花 園」 11月の園内は寂しい
 
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「仙石原の秋景色」


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「箱根ラリック美術館」 私の趣味は車です

 

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2005年11月26日 (土)

カラオケの効用

10年ほど前のことです。会社のお偉方の「鞄持ち」として中国へ行ったことがあります。顧客との打ち合わせと夕食が終りニ次会へ。日式のカラオケバーです。チビチビと酒を飲んでいる私にその偉い人が突然「xx君、飲んでばかりいないで一曲歌えよ!」と。小さな声で「いえ私は不調法でして・・・」と言い終わらないうちに、「駄目だな。カラオケも出来ないようじゃ!」。そこまで言われたらやむを得ません、自分でも下手だと分かるカラオケを歌うはめになりました。音楽は好きですが、歌うことと納豆は大嫌いなのです。

宮使えの身である私はカラオケを練習することにしました。休日の昼間、近くのカラオケ店へ。我流ですが歌っていると調子が出てきました。数回通ったあと、家族を誘ってみました。子供たちは何事かという顔で付いてきます。親には気を留めず早速歌い始める。歌詞もメロディーもさっぱり解らない歌です。続いて私が演歌を歌う。反応なし。そんな繰り返しでその日は終わりました。2-3度付き合ってくれた子供たちですが、いつしか一度も歌ったことがない家内と私だけのカラオケになっていました。

最初から最後まで(1時間から時には2時間)私が歌います。家内はといえば好きな食べ物と飲み物を平らげると熟睡に入ります。私はマイペースでレパートリーを増やしました。タイトルを知っている曲を片端から歌っていると半年後には数十曲がレパートリーに。そして採点モードにも挑戦。これがむずかしいのです。剥きになっても駄目でした。試行錯誤するうちに段々点数が良くなってきました。これはいいぞ・・・。

艱難辛苦を乗り越え私のカラオケが、ゴルフ同様、人並み以上になりました。これは自画自賛です。しかし両方とも出世には役立ちませんでした。残念!!

カラオケは現在、会社仲間の「飲み二ケーション」に欠かせない存在です。中年の大人がそろって二次会のカラオケへと向かいます。最近のカラオケは中年客ばかり?私の十八番(おはこ)は「怪傑ハリマオ」「月の法善寺横町」「浪曲子守唄」などです。時には尾崎豊の「I love you」や浜田省吾の「もうひとつの土曜日」を歌って皆を驚かせることが楽しみです。もうひとつの楽しみはマイクとリモコンを独占する「カラオケ奉行」の役目です。仲間の持ち歌はたいてい知っていますから・・・。「次はこれにしたらどう!」  

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同居人のコメント> お世辞半分ですが上手になりましたよ。でも私の前で「逃げた女房にゃ・・・」はやめてくださいね。

 
写真 マイ・マイクです

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2005年11月25日 (金)

ラジオ、事始め

小学六年生の時、クラスで唯一テレビがある医者の息子の家へよく遊びに行きました。目的は日曜日の朝に放送されていた「スーパーマン」です。番組を見たあと、彼が小さなラジオを見せてくれました。ゲルマニウム・ラジオです。こんな小さなものでラジオが聴けるのかと驚きました。それまでラジオといえば座敷の箪笥の上に置かれた大きな木の箱のイメージだったからです。「鐘の鳴る丘」、新諸国物語の「笛吹き童子」「紅孔雀」「オテナの塔」などを良く聴きました。「おらー三太だ!」という番組もあったと思います。

ここからは少し専門的になりますから、技術に興味がない方は飛ばし読みしてください。そのゲルマニウム・ラジオは後になって知るのですが、ミュー同調方式でした。コイルの中に磁性体を入れたり出したりして周波数を変えるやりかたで、小型にできる利点があります。

小学校の図書館でラジオの本を探しました。なかなか見つかりません。やっと探し当てた本にラジオの原理が簡単に書かれています。これなら自分でも作れるかもしれない!お年玉にもらったお金を持ってラジオ屋さん(現在の電器屋さん)に行きました。ゲルマニウム、イヤホン(クリスタル型)、バリコン、そしてエナメル線がほしいと店主に言う。「ラジオを作るのかい?ゲルマニウムはないけど鉱石ならあるよ。バリコンは高いけど・・・」と。「鉱石でも作れるの?安いバリコンは?」と聞く。鉱石は10円くらいだったと思います。親切なラジオ屋さんは古いバリコンを只でくれ、お金は十分足りました。

エナメル線を何かに巻いてコイルにする必要があります。そこで思いついたのは別の友達(家が織物屋)にチャンバラ用として貰った紙の筒です。ちょうど良い太さ。グルグルと適当な回数を巻き付け、バリコン、鉱石(固定検波器)とイヤホンを、本から写した通りに、エナメル線を手でひねってつなぐ。そしてアンテナ線とアース線をつなげば完成のはず!でもイヤホンからは何も聞こえません…。ちゃんと作ったのに!コイルの巻具合がおかしいのかとあれこれやっているうちに何か音が!!バリコンをいっぱい入れた所です。巻数を変えてみると真ん中あたりになりました。ヤッター大成功です。

いろんなコイルを作って試しました。そして最後にはスピーカ(馬蹄形永久磁石のついたマグネチック型)がかすかに鳴るまでに進歩したのです。夜寝る時に枕元に置くとちょうど良い音量。今風に言えばピロースピーカーです。文明堂のカステラやモロゾフのチョコレートなどのコマーシャルが気持ちよく聞こえます。

大きな音にするため真空管のラジオを作ってみたくなりました。中学に入り廃品回収を手伝ったときに、壊れたラジオが何台もあるのに気が付き、良さそうなものを2台貰いました。これからは手探りです。細長いだるま形の真空管(ST管)の整流管「12F」に蛍光燈のグローランプをつないで実験してみました。本当だ、グローランプの電極は片側しか紫色に点きません。私でもなんとか作れそうな気がしてきました。2台のラジオから部品を外して、雑誌「ラジオ技術」の図面通りに五極管の6C66ZP1をつなげば「並三ラジオ」が完成しました。並三とは再生式の3球ラジオのことです。スピーカが大きな音で鳴ります。でも再生用のつまみを回し過ぎるとハウリング音がピーーーと!!!

DSCF0002その後、並四と5球スーパーにも挑戦。夜になると国内のラジオ局を探して聴きました。受信した日時と番組の感想を書いて郵送するとベリカード(受信証明書)が送られてくるのです。色とりどりのカードは絵葉書のようにきれいです。一杯集めて楽しみました。近所に私よりもずっと大きなアンテナを建てている家が気になります。気弱な私でしたが、意を決し訪ねてみました。それがアマチュア無線にのめり込むキッカケとなります。

<同居人のコメント> むずかしい話はチンプンカンプンです。そのゲルマニウムって、ゲルマニウム温浴と何か関係があるのですか?

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2005年11月24日 (木)

懐かしい映画

父親が映画好きだったことで小さい頃から映画を良く見ました。自転車の荷台に乗せられて隣町の映画館へ。そこは親戚の人が経営していたため只で見せてもらえました。父は何か手土産を持っていったようです。ほとんどの映画は時代劇で、長谷川一夫の映画が多かったと覚えています。「昔は林長二郎と言ったんだよ」と古い芸名を教えてくれました。いくつも観た大映映画の中で、私はなぜか「大仏開眼」が印象に残りました。最後のシーンで京マチ子が大仏の前で踊ったことだけが記憶に残っています。最近、衛星放送で流されたこの映画を懐かしく観ました。そしてストーリーを知りました。

後日、父がビビアン・リーの名前を口にしたことがあって驚きました。時代劇ファンだと思っていたからです。「原節子は綺麗だった」とも。そんな映画は観たことがなかったのです。母に聞くと父は一人でも行っていたそうです。

高校で演劇部に入った私ですが、洋画ばかり観ていました。家が裕福な友人が居て、映画好きの私に何枚か綴じた株主優待券(当時からあったのですね)をくれたのです。そのお陰でロードショーにも高校生の分際で行けました。ベンハーナバロンの要塞西部開拓史ウエストサイド物語アラビアのローレンスなど、70mmフィルムの大型画面と立体音響にすっかり魅了されてしまいました。

大学では家庭教師やデパートの配達などのアルバイトに精を出して得たお金がありました。007/ロシアより愛をこめてサウンド・オブ・ミュージックメリーポピンズマイ・フェア・レディシェルブールの雨傘昼顔卒業俺たちに明日はない、・・・。モノクロのイタリア映画、ブーベの恋人も物悲しい音楽とともに記憶に残っています。長期の休みの間は旅行のため映画館には行けません。

就職してからはほとんど映画を観に行かなくなりました。最近は録画したビデオテープの置き場所に困ったこともあり、3年ほど前からDVDで映画コレクションを始めました。大抵はBS放送のハイビジョン番組からの録画です。それも200枚近くになると棚がいっぱいになってしまい、今は休止中です。

これまで観た映画のなかに好きなものがたくさんあります。ベンハー、アラビアのローレンス、ウエストサイド物語などの大作だけでなく、当時珍しかった台詞がすべて歌われたシェルブールの雨傘などです。さらにマイナー映画の「ある日どこかで」も大好きです。1980年の製作、主演はスーパーマン役で知られるクリストファー・リーブと英国女優のジェーン・シーモア。SFとロマンスをミックスした映画です。

ストーリーは昔の女優に恋をした青年がタイムトラベルをして会いに行く・・・。荒唐無稽な筋書きですが、これがいいのです。はまってしまいました。なんと言っても主題曲(ラフマニノフ作曲)の美しいメロディ、1910年代の懐かしさを感じる風景、そしてシーモアの清楚な美しさ、と魅力がいっぱい詰め込まれています。ラストシーンだけはチョットいただけません。「2001年宇宙の旅」の最終シーンのように釈然としないのです。舞台として使われたグランド・ホテル(ミシガン州に実在します)が最高!

最近知ったのですが、この映画のファンは意外に多いようで、インターネットの専用サイトまであります。ファンは原題(Somewhere in Time)の頭文字をとってSITと呼んでいるようです。因みに、アメリカではDVDが最近発売されたそうです。日本でもサウンド・トラックの音楽CDがアマゾンで買えます。

映画俳優はショーン・コネリー、中国女優の章子怡(チャン・ツィイー)も好きですね。
 

DSCF0008<同居人のコメント> 小樽を旅したときに何軒もオルゴール屋さんを廻ったわけがわかりました。この映画の曲だったのですね。

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2005年11月23日 (水)

旅と音楽

今やiPodが大変な人気です。隠れマックファンである私はアップルらしいデザインの魅力(魔力?)に抗し難く、息子が買ったシャッフルよりもナノが欲しいなと思っています。
 

iPodはさて置き、私にとり仕事で海外の旅に出かける時の必需品はソニーのウォークマンでした。カセットケース・サイズの小型版がお気に入り。これで大好きだったテレサテンの歌を何時間も聴けば、長いフライトも退屈しないばかりか、気が滅入る顧客との交渉話も楽観的に考えられます。つまりトランキライザーの役目です。
 

観光の旅にはこのウォークマンを持って行きません。訪れる場所を想像するだけで道中の時間が楽しいのです。ですから電車の中でイヤフォンを付けている人を見かけると、「会社や学校できっと辛いことがあるのだろう・・・」などと考えてしまいます。そんな人ばかりではなく、ポッド・キャスティングでラジオ番組を楽しんでいる人かも知れませんね。
 
ドライブをする時も音楽は欠かせません。この時だけは好きな演歌よりも軽快な音楽が良いです。アメリカならカントリー・ミュージックで快調な走りを、日本ではフリオ・イグレシアスやアン・マレーなどを流していれば渋滞も苦になりません。
 

自宅に戻れば「レトロ」です。レコード・プレイヤーはテク二クスSL-Q6B&Oベオグラムもどきの機能とジャケットサイズが気に入りました、SL-10は高すぎて)の25年もの、これに30年もののダイヤトーンのブックシェルフ・スピーカーDS-201(本当はテクニクス7/ SB7000が欲しかった)をつないで聴いています。ボサノバが良いですね。時々スクラッチ音が!小さかった息子がレコード盤に鉛筆で絵を画いてしまったことを思い出します。
 

仕事で疲れた時はモーツアルトです。交響曲では25番と40番が好きですが、私のスピーカーには「小夜曲」や「フルートとハープのための協奏曲」など小編成曲の方が向いています。ベートーベンでは「クロイツェル」や「春」などのバイオリン・ソナタ、ヴィバルディの「四季」、そして映画「ある日どこかで」(クリストファー・リーブとジェーン・シーモアが共演)で流れたラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」もいいですね!気分の良いときはブラザーズ・フォーやミッチ・ミラー合唱団を。時にテレサテンをかければ、昔の旅の思い出が走馬灯のように蘇るのも音楽の楽しさです。
 

退職した会社の先輩が最近自作した真空管式アンプの音を聴かせてくれました。小出力のアンプから出る柔らかい音が部屋中に響きます。仄かに灯るヒーターのオレンジ色が堪りません。またアンプを組み立てようかな!!
 

<自宅を守る人のコメント>秋葉原の長屋みたいなお店について行くのはもういやですよ。ところで狭い我が家にいっぱいある骨董品みたいな機械で要らなくなったものはありませんか?

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2005年11月22日 (火)

趣味の世界

人生を豊かに過ごすには良い趣味を持つことが必要だと思います。仕事が生きがいであることは確かですが、停年になれば大きな転機を迎えることになります。夫婦にとっても同様でしょう。熟年離婚が何年も前から話題になっているようです。テレビでは現在、渡哲也さんの主演でドラマが放送されています。私は番組の予告編を見ただけで切なくなり、本編を一度も観たことがありません。男は辛いですね!

さて、趣味の世界は各人いろいろです!私の趣味はこのブログに書いている「温泉、ドライブ、旅行」ですが、これらは仕事の息抜きなのかもしれません。ゴルフや山歩きも同じでしょう。そこで間近に迫った退職後の生活における趣味を考えてみました。私の身の回りには、家庭菜園に没頭する人が意外と多いですね。趣味を楽しみながら収穫という実益が得られるのが良いそうです。私のベランダ花園での経験から推測すると、日々手入れをしながら成長を見守るのが一番の楽しみなのでしょう。

ウォーキングや水泳など身体を鍛えること、ダンス、陶芸、絵画など美しさを求めるもの、演劇や音楽を鑑賞すること、そして美味しいものを食べ歩くこともりっぱな趣味だと思います。さらに釣り、囲碁、カメラなど凝ったら止められない趣味もありますね。

私自身は中学と高校時代に音楽と演劇を部活としてやりましたが、卒業と同時に止めてしまいました。才能がなさそうです。小学校の6年生からは友人の影響でラジオ少年に、それが高じてアマチュア無線にものめり込みました。この数年は休止状態ですが。

退職後の趣味を夫婦で共有するのは良いことです。それだけではと言う方は自分一人の楽しみとしての趣味をもう一つ持つのが良いでしょう。結婚して以来、料理らしきことは3度しかしたことがない私ですが、実は料理に興味があるのです。なかでも麺作りです。料理した3回のうちの1回もうどん打ちでした。

聞きかじりの知識で粉をこねて、一晩冷蔵庫に寝かせ、翌日に延ばしてうどんにしました。家内の仕上げ(調理)で味はまあまあだったと思います。しかし台所を粉だらけにしたことをしかられてしまい、今日まで自粛しています。退職後は真っ先に蕎麦を打つ勉強を始めたいと密かに計画しています。こんどこそ先生に教えを請い、本格的な趣味にしたと思います。

もし田舎へ引っ越す機会があれば、花の栽培をやってみたいです。高校生の頃にはじめ、寮やアパート暮らしの数年は中断しましたが、路地植えあるいは植木鉢で花を細々と育ててきました。何十年も続けられたこれこそが、私にとって一番の趣味なのかもしれません・・・?

<自宅を守る人のコメント>いいことを聞きました。退職したら料理当番をぜひお願いします。そして留守中の「お世話係り」も卒業させてくださいね。あなたの花たちも安心すると思いますよ。

Syumigekkabijinsou 写真 毎年花を咲かせる月下美人(もどき)

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2005年11月21日 (月)

緊急事態、私の顎が溶ける!?

温泉、ドライブ、そして旅の想い出を毎日のように書いてきました。お読みいただいた方は少し食傷気味かもしれませんね。私も一休みしたいと思います。そこで私に最近起こった緊急事態を当ブログの「箸休め!?」に書いてみます。

今年になって職場近くに歯医者さんが開設されました。これまで自宅近くの歯医者さんでやってもらっていた歯石クリーニング(サボり勝ちでした)を、仕事の休み時間を利用してその歯科医さんでやってもらうことにしました。歯石の清掃だけでなく歯茎の検査までしてくれます。「1mm、2mm、2mm、・・・と」すべての歯を測定されました。歯周病はないそうです。ただ奥歯の一本は歯茎が緩んでいるとのことで、レントゲンを撮ることに。重い防護エプロンを着せてもらい、眼底検査のときと同じような台に顔を乗せ、前歯で支持部をしっかりと噛むように指示されました。目の前を何かが半周して終わりです。

ほどなくパソコンの画面に私の歯のレントゲン写真が表示されました。少し斜めになっている歯が何本かあります。整然と並んでいるものと思っていました。歯医者さんから歯の根元が割れているとの診断が下りました。そう言えば時々歯茎が腫れることがありました。どうすれば良いのかと聞くと、「抜歯しないと化膿した根元周辺の顎の骨がどんどん溶けてしまいますよ」と恐ろしい説明です。顎(あご)の骨が溶けたら美味しいものが食べられなくなってしまいます!私にとっては一大事です。

早速、抜歯してもらくことに。何十年振りでしょうか。麻酔注射を一杯打たれ、何やらグリグリと不快な感触です。ついに抜けました。「これですよ!」と私の奥歯を見せてくれます。確かに歯の根っ子がきれいに割れていました。歯軋(はぎし)りをするせいでしょうか?傷口を三針縫合してこの日は終わりです。

一週間後に点検に行く。歯医者さんと相談のうえ、名前だけは聞いたことのあるインプラントをしてもらうことにしました。骨が再生するまで2ヶ月半、埋め込んだ土台が骨としっかり一体化するのに2ヶ月余り、仮の歯をつけて様子をみたあと、本歯を接着して完成です。歯の型取りを何度も行う。初診から6ヶ月、先週すべての治療が終わりました。今の歯医者さんの技術は素晴らしいですね。

骨が少し溶けていたため治療が長期に渡りましたが通院した回数は意外と少なくてすみました。それに歯医者さんが親切で、あれこれ説明してくれます。昔の歯医者さんには叱(しか)られてばかりでした。今度の歯医者さんでは診療室に入ったとき、一斉に「いらっしゃいませ」の挨拶が気持ちいいですね。まるで居酒屋さんみたいです!?

満足できるサービスに充分見合うだけの料金を支払いましたが、私の一大危機を救ってくれた歯医者さんへ大いに感謝しています。

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2005年11月20日 (日)

一度は訪れてみたい温泉

海外だけではなく、日本国内にも訪れてみたい場所がいっぱいあります。温泉では有馬温泉と福地温泉です。有馬温泉は草津、下呂と並ぶ三大温泉として知られますが、なぜかこれまで訪れたことがありません。

もう一つの福地温泉は、今人気が急上昇中の飛騨の温泉です。宿は全部あわせても13軒と小さな温泉郷だそうです。某温泉評論家が絶賛したことで知られたためか、テレビの旅番組に最近よくとりあげられるようになりました。平家の落ち武者伝説や平安時代に村上天皇が療養されたと伝えられています。また化石が多いことでも知られるとか。

今から10年以上前に飛騨をドライブしたことがあります。乗鞍山のスカイラインを登り山頂へ向かいました。夏でも根雪があり、子供たちは雪ソリに興じていました。特別の計らいで山頂にある天文台を見学させていただくことになりました。大きな望遠鏡を説明していただく。私は横に置いてあったステレオのチューナー(アナログ式)に東京のFM放送局名のシールが貼ってあったことの方が印象に残りました。ここからも受信できるのですね。

新穂高温泉に宿泊。ロープウエイで山頂からの景色を楽しみました。翌日は高山市内を散策したあと、御母衣ダムを経由して白川郷に廻りました。もちろん当時は世界遺産ではありませんでした。合掌造りの古民家が並ぶ景色は壮観です。大寒の頃に集落がライトアップされた様子を今年のテレビで見ました。

日本にある世界遺産は今年知床が加わり13になりました。最近、沖縄の城と熊野古道を廻ったことで、通算11箇所を訪れたことになります。あとは白神山地と屋久島の2箇所が残っています。

飛騨の旅を思い出したことで急に福地温泉を訪れてみたくなりました。そのあとはもちろん白山スーパー林道をドライブしてみたいのです。

写真 乗鞍山頂の根雪(左) 天文台(右)
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想い出に残る海外の旅行先

ちょうど30年前、初めての海外旅行でヨーロッパを訪れました。会社へ週間の休暇届けを出したところ、人事課長が簡単に認めてくれました。今思えばとんでもない社員でした。それ以来、休暇や出張の機会を利用して40ケ国近くを旅しました。「海外の旅」の締めくくりとして、私の想い出に残った場所を挙げてみます。
 

世界2.5大瀑布:南米イグアスの滝(世界遺産)、ナイアガラの滝、中国貴州省黄果樹滝 注)世界三大瀑布はもちろんナイアガラ・イグアス・ヴィクトリアを指します。

ニューヨーク、エンパイアステートビルと世界貿易センタービル

アメリカ、グランドキャニオン(世界遺産)

カナディアン・ロッキー(世界遺産)

シリア、パルミラ遺跡(世界遺産)

トルコ、イスタンブール(世界遺産)

インド、タージマハル(世界遺産)とアグラ城(世界遺産)

ミャンマ(旧ビルマ)、シュエダゴンパゴダ

タイ、メコン川の船旅とアユタヤ遺跡(世界遺産)

アルプス、ジュネーブからミラノまでの鉄道

イタリア、ローマ(世界遺産)

フランス、ベルサイユ宮殿(世界遺産)

中国、万里の長城(世界遺産)

クエート、イラク国境までの砂漠ドライブ

メキシコ、ユカタン半島のカンクーンとマヤ神殿

ニュージーランド、ミルフォードサウンド(世界遺産の一部)

ブラジル、リオデジャネーロとイパネマ海岸

その他、デンマーク、クロンボー城(世界遺産)、イギリス、ロンドン塔とウエストミンスター寺院(いずれも世界遺産)

こうして見ると、意識して訪れた訳ではありませんが、世界遺産がほとんどでした。注釈を付けなかった場所の中にもまだあるかも知れません。
 
 
写真 中国最大の黄果樹滝(左) ビルマのシュエダゴンパゴダ(右)
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写真 インドのタージマハール(左上) ブラジルのイグアス滝(右上)とイパネマ海岸(左下) タイのアユタヤ遺跡(右下)
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イグアスの滝は絵葉書です。大きすぎて上手く撮影できませんでした。
 

<これから行きたい所>
 

生涯に一度は行きたいと思っている場所を列記してみます。
こちらもやはり世界遺産が多いですね。
 

アフリカ、ヴィクトリアの滝(世界遺産) 注)世界三大瀑布で残る一つ
ベネズエラ、ギアナ高地のロライ山とエンジェルの滝
アンデス、ナスカ(世界遺産)とマチュピチュ遺跡(世界遺産)
ブラジル、アマゾン川
カンボジア、アンコール遺跡(世界遺産)
インドネシア、ボロブドゥール寺院(世界遺産)とジョグジャカルタの寺院
中国、西域のタクラマカン砂漠
ヨルダン、ぺトラ遺跡(世界遺産)
エジプト、ピラミッド(世界遺産)
ヨーロッパの城めぐり
アメリカ、ミシガン州のマキナック島にあるグランド・ホテル(好きな映画の舞台)
 

蛇足です。何年も前のこと、「退職したら世界一周旅行をしよう」と冗談半分で奥さんに言ったことがあります。もし今も覚えているようでしたら、これらのスポットを廻るコースにしようかと考えています。最後の二つは多分大丈夫ですが、その他のスポットはOKを貰うのが難しいかも知れません!?

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2005年11月19日 (土)

北米ドライブ後記

アメリカは車社会と言われるだけあって道路網が発達しています。しかし日本みたいに遠くへドライブする時に有料の高速道路を使う必要はありません。有料道路と言う概念がほとんどないのです。例外的にあるのは大都市の都心へ向かう通勤用道路(料金は50セント位)や市街地のバイパス道路です。第三京浜のイメージです。首都高や東名高速などの類はありません。2-3度ドライブしたことがあるドイツのアウトバーン(高速道路)も無料でした。日本では戦後の復興期の政策が未だに残っているのでしょう。

それはさて置き、郊外をドライブする時に注意するポイントがあります。先ずガソリンの残量です。休憩を兼ねてガス・ステーションで補給しましょう。次の給油所が100km以上も先と言うのは普通です。またアメリカ車はガソリンが大好きですから、アッと言う間にガス欠になります。飲み物とビスケットなど軽い食べ物も補給しましょう。これはもちろん人間用です。

ここまでは皆さんも想像できると思いますが、トランクにはブランケット(毛布)なども入れて置きましょう。万一の時に防寒用あるいはドロ道にタイヤを捕られた時の脱出に役立つことがあります。

遠出するときは地図が不可欠ですね。分厚い地図帳やレンタカー会社がくれる一枚の地図も良いのですが、AAA(日本のJAFに相当)のオフィスへ行くと便利な地図を無料でくれます。それは葉書を少し長くした都市間のドライブ地図です。走るルートにあわせて全国のライブラリーから選び、一冊の地図帳が出来上がります。ルート図にはドライブ中に知りたいことが大抵書かれていますし、何と言ってもハンディなのが良いですね。係員は親切にもカラーマーカーでルートをナゾってくれます。アメリカ人らしくかなり雑な出来ですがドライブ中に見やすくて助かります。注)会員向けのサービスです。

宿泊する場所も重要です。事前にホテルを予約するのが良いですが、ルートを変更した時などはモーテルが便利です。場所を選べば安全の面でも大丈夫です。幹線道路沿いだけでなく、町に近いところにもありますから探してみましょう。

最後に、パトカーについての注意です。覆面パトカーが良く走っていますから天井の分厚い乗用車には注意が必要です。後続の車の天井から突然点滅するランプが飛び出てきたら一巻の終りです。それと、路肩や中央分離帯が草地になっている見晴らしの良い道路でも油断はできません。中央分離帯のわずかな窪地(車体の下半分が沈んでいます)に潜んでいるかも知れませんから。

アメリカでのドライブ旅行に役立ててください。

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ナイアガラへの旅

ニューヨーク市内を2日ほど観光したあと、車でナイアガラへ出発。マンハッタンを抜けると田舎道が続きます。いくつも町を通過してナイアガラに近いバッファローへ到着しました。ここで少し休憩してナイアガラの滝へ向かう。夏の太陽はまだ高いので、滝を望む駐車場に車を停め、手すり越しにナイアガラ滝の遠景を楽しみました。滝の水音だけでなく、地響きまでが伝わってくるようでした。周辺を散策する。
 

13日が沈み始めました。それではホテルへ行こうと、書類を取り出して住所を確認する。何とその住所は国境を超えたカナダです。旅行代理店には「アメリカ側のホテルを」と念を押したはずなのに!私のパスポートは手続きのため手元にないからです。いろいろありましたが、世の中は何とかなるものですね。YMCAの保育施設(デイケア)に泊めていただくことになりました。子供が昼寝に使う簡易ベッドはアメリカでも小さくて、私の足がはみ出てします。その夜は学生時代の無銭旅行を思い出しながら寝ました。

9翌朝、不機嫌そうな同行者の表情に気付かないふりをして遊覧船の乗り場へと急ぎます。さっそく「霧の乙女号」に乗船。手渡された青色の雨合羽を着てみると、サイズが大きすぎました。船はどんどん滝壺に接近します。霧雨のような水しぶきが段々横殴りの雨に変わりました。

視界も霧の中に居るようです。大きな雨合羽を着ていてもずぶ濡れに。ナイアガラの超怒級の水量と滝壷の迫力ある響きに圧倒されました。実は、この時から滝に魅せられてしまい、南米のイグアスの滝や中国貴州省の黄果樹の滝などに出かけることになりました。あとはアフリカのビクトリア滝にも是非行きたいですね。

10遊覧船から降りたときは同行者もご機嫌でした。「すごいすごい」を連発。ナイアガラの滝の威力は素晴らしいですね!感謝しました。

帰路も同じ道をニューヨーク市内へ戻る。このルートは平凡過ぎて私好みのドライブ・コースではありませんでした。往復で800マイル(約1300km)です。

ニューヨークからはアムトラックを利用してワシントンまで列車の旅です。

 
 
 
 

<同行者のコメント> 日が暮れたあとの宿探しは大変!一時は野宿かと思いました。チョットした手違いでは済みませんよ。でもナイアガラの滝が素晴らしかったことで許してあげます。後日、一人で南米まで滝を見に行ったうちの旦那さんは、「イグアスの滝の方が大きかったぞ」と私に自慢?します。それではそちらも見せてくださいな。
 

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カナディアン・ロッキーのドライブ

西海岸のバンクーバーは綺麗な港町です。ここからフェリーでヴィクトリアに渡り、花でいっぱいのブッチャード・ガーデンを訪れました。庭園というには広すぎる敷地の至る所に色とりどりの花が咲き乱れています。信じられないくらいに美しい花園でした。バンクーバーを北へ30分ほど行ったところに、吊り橋で有名なキャピラノ峡谷があります。この世界一長い吊り橋は長さが137mで渓流までの高さも70mあります。あまりの長さで橋の中央部が大きくたわんでいます。そして足元には深い渓谷が覗きます。さらに北上するとスキー場として知られるウイスラーです。

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バンクーバー周辺を楽しんだ後は夜行列車でジャスパーに向かいます。2階デッキの食堂はガラス張りで展望に打って付けです。相席をしたドイツ人旅行者と旅談義を楽しみました。朝早く到着したジャスパーは小さな山間の観光地です。日本人観光客が多いためか、あちこちで日本語の案内を見かけました。ここで一泊。

翌朝はいよいよカナディアン・ロッキーのドライブに出発です。バンフまでの美しい回廊を快適に走りました。路肩に車が停まって人だかりが。野性動物を観察していました。鹿、エルク、そしてリスなどの小動物がいました。このルートで思わず声を上げてしまったのが湖の美しさです。そのエメラルド色は水に溶けている鉱物が太陽の光を反射して生じているのだそうです。街道沿いにはエメラルド湖、レイク・ルイーズ、モレーン湖など、次々と美しい湖が現れます。そして滝も。アサバスカの滝は目前で見ると大迫力、タカカウの滝は落差384mとカナダで最大落差を誇ります。

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いつもはスピード・ドライブを楽しむ私ですが、このルートだけは車をオートクルーズにセットして、景色を楽しみながらの運転をしました。コロンビア大氷原では、超大型の雪上車が氷河の真ん中へと連れて行ってくれます。氷の間を流れる水は薄いブルーで、ウイスキーを割ったらなどと・・・!

カナディアン・ロッキーの中心都市、バンフはカナダでも有数の観光地です。ジャスパーよりも少し大きな町で、目抜き通りの土産物屋を見て廻りました。郊外ではサルファー山からの絶景、お城のようなバンフ・スプリングス・ホテル、同じ敷地内のゴルフコース、そしてボウ川にはマリリンモンローの映画で知られるボウ滝がありました。ロッジに滞在。
   
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バンフを後にすると川と大きな湖に沿った道が続きます。カムループスを過ぎて道は上り坂に差し掛かります。昨日の快晴が嘘のように土砂降りの雨が降ってきました。ドライブインで一時雨宿り。屋根を叩く雨音と庇から流れ落ちる大量の雨水、そして雷鳴も。1時間ほどで小降りになりましたので、峠へと向かう。大きなモニュメントが建っていました。ここからはバンクーバーまで下り坂が続きます。後方へ流れる郊外の町並みを見ながら、一路バンクーバー市内へと走りました。
 
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ジャスパー→バンフ→バンクーバーの走行距離は丁度700マイル(約1100km)、バンクーバー周辺を含めると1500kmほどになりました。

<同行者のコメント> 野生の動物たちが人間をこわがらないのはうれしいですね。バンクーバーで借りた白いキャディラックのレンタカーが素敵です。ちょっぴりリッチな気分を味わいました!!

以下はビデオからキャプチャーした画像です。
 
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グランドキャニオンを目指す

アメリカの南西部を一周するドライブに出かけました。出発地点はテキサス州ダラス。国道35号線をアマリロへ向かう。ここにテキサス州のグランドキャ二オンがあると聞きました。州立公園内のキャニオンは、規模こそ小さいものの、なかなかの景観です。このアマリロ郊外に車好きは興味をそそられる「キャデラック・ランチ」がありました。あのキャディラックが10台ほど地中へ斜めに突き刺さった異様な光景が道路脇の畑にありました。いったい誰がこんなことをしたのでしょうか。車にはペンキがでたらめに塗りたくってあり、キャディラックの面影はまったくありません。
 

ニューメキシコ州サンタフェに向かう。この国道40号線はルート66(シカゴとロサンゼルスを結ぶ幹線道路、昔の人気テレビ番組の舞台)の一部で、私が是非走って見たかった道路です。この日はサンタフェに泊まることにしました。ほとんどの商店が閉まり、町は閑散としています。そう言えばクリスマスの直後。これは迂闊でした!
 

サンタフェを出発、アルバカーキで44号線へと折れ、雪原に延びる道路をアリゾナとの州境に向かいました。幹線道路を少し外れたところに「フォーコーナーズ」が。ここは4つの州が接する唯一の場所です。4つの州境はいずれも直線のため、地上のモニュメント上は十文字と4つの州名だけが描かれた単純なもの。
 

次はモニュメントバレーです。赤茶色の荒地に垂直にそそり立つ山がモニュメント(遺跡)のようにも見えました。観光トラックで広いエリアを廻る。雪景色に赤茶けた岩山、そして巨岩と奇岩は見るものを飽きさせません。ビニールで覆っただけの客席(荷台)は寒くて大変でした。
 
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3日目は殺伐とした荒野のドライブです。目的地のグランドキャ二オンが近づくと、また雪景色になりました。さっそく散策に出かける。絶景が見られる展望台は何ヶ所かありますが、いずれも人で込み合っています。見下ろすと谷底へと続く道を歩く人影が。それではと急な坂を下りてみました。細い道はガードするものがありません。雪と氷で足元は滑りやすく、ほうほうの体で展望台へと戻りました。冬山登山の装備が必要です。
 

翌朝、朝日のグランドキャニオンを見た後、フェニックスへと国道17号線を走ります。小雨が降ってきましたが、走行する車は少なくドライブに支障ありません。フェニックを通過、国道10号線でツーソンまで一気に走る。ここで遅い昼食です。テキサス州西端のエルパスに宿泊。この日は660マイル(約1000km)と距離を伸ばしました。
 

翌日は北へ向かいニューメキシコ州のホワイトサンドへ。名前の通り広大な砂漠がそこにありました。駐車場から砂の山をいくつも越える散策路!?を歩きました。山登りと違い疲れます。真っ白な砂だと思ったものは、実はカルシウムの粒なのだそうです。次に訪れたのはグアダループ山自然公園、テキサス州最高峰の岩山が迫力です。そして有名なカールスバッド鍾乳洞、その規模は日本の秋芳洞よりはるかに大きく、大満足の鍾乳洞ツアーでした。
 

いよい旅が終わりに近づきました。最終日は20号線でテキサス州西部を東へと走ります。周辺に潅木が増えてきました。そして石油ポンプが見渡す限りの荒れ野に点在しています。想像していたよりも小型で、日本でも昔使われた井戸掘り機械のよう。数時間後にはクリーク沿いに緑色の木々を見かけるようになりました。フォートワースの市街地を抜ければ平原の中にダラス・フォートワース空港が見えてきました。この日も700マイル(1100km)と長いドライブに。
 

今回もドライブを思い切り楽しむことができました。6日間の走行距離が約2,400マイル(3,800km)、私にとって最長のドライブです。心残りはグランドキャニオンの谷底へ降りられなかったこと。暖かい季節にまた訪れたい。次の写真はこの長距離ドライブにもビクともしなかった愛車で、都合5年間の付き合いになりました。

 
Photo
   

<同行者のコメント> アメリカって広いですね。何時間走っても景色が変わりません。こんなに走って、うちの運転手さんは疲れないのかしら!
 

写真 フォーコーナー 観光トラック グランドキャニオン 動物 グアダループ山 油田ポンプ
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注釈; ビデオから取り込んだ写真のため画質が良くありません。

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フロリダのドライブ

オーランドにあるディズニーワールドで2日間楽しんだあと、海に近いケネディー宇宙センターを訪れました。ロケットガーデンにはいろいろな形のロケットが展示されています。長い行列で待ったバスツアーでロケット発射場へ。当日は打ち上げがなくて残念でした。予定よりも時間がかかり陽はもう沈んでしまいました。次の目的地であるマイアミへ出発です。真っ暗な95号線をただただ走ります。遠くに見える車のテールランプを見ながらアクセルを踏むとスピードは90マイルを越えて100マイルに。暗闇の中を400kmドライブして、宿泊地のフォートローダーデイルに着いたのは夜の10時頃でした。さて我々のホテルは何処にあるのでしょうか?
 
翌朝早く、人気のないカモメだけが飛ぶ海岸を歩きました。爽快な気分になった私達はキーウエストへと向かいました。隣町のマイアミを抜ける道は渋滞が続きます。この渋滞を抜けてフロリダ半島を離れると、島伝いの一本道です。小さな町をいくつか通過すれば、この旅のハイライトであるセブンマイル・ブリッジです。
 
この長い橋の横には並行する形でもう一本の橋が続きます。その橋は所々が途切れていました。以前使われていた古い橋なのでしょう。007の映画もこのあたりで撮影されたのだと思います。橋の中ほどは船を通すため少し高くなっています。運転席からは路面と遠くの海しか見えず、すこし期待はずれでした。路面のつなぎ目を拾うタイヤの音を聞きながら橋を渡り終えると、いよいよ最終目的地のキーウエスト。ここは米国の最南端スポットで、小説家のへミングウエイでも知られる場所です。
 
同じ道をマイアミまで戻れば、900km近いドライブの終わりです。
 
<同行者のコメント> 西海岸のディズニーランドの何倍もあるディズニーワールドとユニバーサルスタジオはとても2日間では廻りきれません。ディズニーワールドでは夜12時の打ち上げ花火ショーがすばらしかったです。ホテルへ戻ろうとトロリーバスで駐車場に向かいました。大きな駐車場は真っ暗で、車を探すうちに迷子になってしまいました。私たちの車はどこへ行ってしまったの?
 
写真 ロケットガーデン(左上) キーウエストへの橋(右上) ビデオの映像(下)3   15  

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「北米ドライブ旅行」 カリフォルニア

十数年前にアメリカとカナダを車で旅した記録をご紹介します。当時の写真やメモ、そして薄れがちな記憶を手繰りながら書きました。

最初はカリフォルニア縦断旅行です。出発地のサンディエゴで有名な水族館を楽しんでから、翌日はメキシコのティファナへ。国境を出るときにチェックされないことが面白い。戻るときはしっかりパスポートを確認されましたが。この日はサンタモニカに泊まり、3日目はディズニーランド、4日目はロスアンジェルスのリトル東京とユニバーサルスタジオを満喫、5日目はチャイニーズシアターとビバリーヒルズを廻った後、昼少し前にサンフランシスコへ向けて出発。

これからは私が楽しむ番です。国道101号線を一路北へと快適にドライブ。サンタバーバラを過ぎ、サンルイスオビスポで国道と別れて州道1号線へと入る。道幅が狭くなりました。50kmほど走ると、あの「ハーストキャッスル」の案内が見えてきました。新聞王で知られるハースト家の豪邸があります。ここでしばし休憩。城の見学は思ったよりも時間が掛かることが分かり、城の遠景を見るだけにする。

陽がかなり西に傾きました。先を急ぐことにしましょう。山が海岸線に迫ってきました。道は地形に合わせて右へ左へとカーブが続きます。対向車はもうライトを点灯しています。モントレーはまだ大分先です。さらにスピードを上げる。遠くの海岸線に車のライトが点々と続いています。暗闇となり車線が見にくい。前方にテールランプが・・・。

しばらく追走します。運転がとても楽!その車がウインカーを出して右折。暗闇の道をまたひた走る。カーメルの案内がありました、モントレーはもうすぐです。車が増えて速度が下がります。このままではホテルに着くのは夜中になってしまいそうです。この先は1号線を諦めて、国道101号線でサンフランシスコへ向かうことにしました。サンノゼを過ぎればサンフランシスコは目と鼻のさきです。この日の走行距離は700kmをかなりオーバーしました。 

6日目は徒歩とケーブルカーで市内巡り。波止場で食事を楽しみ、観光船であのアルカトラズ島の刑務所跡へも。7日目は金門橋を渡ってサンパブロ湾を周回するドライブコースです。ワインで有名なナパバレイに立ち寄り、リッチモンドとオークランドを廻り、ベイブリッジで市内へと戻る頃はすでに夕暮れ時でした。 

走行距離が1000kmを少し越えた今回のドライブ、なかでも海岸沿いの1号線のドライブには大満足。ハーストキャスル付近でもう一泊するべきだったでしょうか?

 

<同行者のコメント> メキシコのティファナは期待と違って雰囲気が悪いので、うちの運転手さんを急かしてサンディエゴに戻りました。ここの水族館はとても大きかったです。ビバリーヒルズには大きなお屋敷がいっぱいありました。どんな人が住んでいるのでしょう。やはり映画スターかしら?ハーストキャッスルにはぜひ行きたかったわ。ドライブをもっと少なくすれば十分時間があったと思いますよ!

写真 メキシコ国境(左上) サンディエゴ郊外の灯台(右上) 
    金門橋(左下) アルカトラズ刑務所跡(右下)
 
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2005年11月17日 (木)

ニュージーランドの旅は素晴らしい!

何度訪れても美しさに感激するのがニュージーランドです。6年半ほど前ですが、すべての予約をインターネットで済ませて、また出かけました。南島のクライストチャーチが出発地です。清流と柳が美しいエイヴォン川、地名にもなっている壮大な教会で知られる南島最大の都市です。大聖堂の塔を登りました。狭い螺旋階段が展望へと続きます。なぜか日本語の落書きが壁面に何箇所も!!階下に落書き禁止とある意味が分かりました。残念ですね。市内を走るトラム(市電)は市内の散策に便利でした。

29クライストチャーチから汽車のトランツアルパイン号で高原の旅を楽しみました。マウントクックの麓をゆっくり走る列車から見る景色がいいですね。帰路はバス観光。牧場で羊の毛刈りや牧羊犬のショーを見たあと、ニュージーランドで開発されたジェット式エンジンを搭載したジェット・ボートに乗りました。強力なエンジンを付けたボートはジェットコースターのようなスリルが味わえました。スタートするやいなやスピードを上げます。川岸から突き出した岩を通り抜け、S字のスラローム、ついにはUターンまで。他人の操縦するボートにはさすがの私も疲れました。

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翌日からは南島の南部を廻る23日のバスの旅です。最初のハイライトはクイーンズタウン。ワカティプ湖に沿った小さな観光地です。ロープウエイで山頂の見晴台へと上る。湖と町並み、そしてそれを取り巻く山々。美しい景色にしばし見とれてしまいました。スイスやカナダの山々を望む景色に匹敵します。カワラウ川の吊り橋ではバンジージャンプ!私は見るだけで十分です。

この素敵な町を散策。翌朝、世界遺産のミルフォード・サウンドへ向かいました。途中、いくつもの湖や川を巡り、夕刻に到着です。氷河に削られたフィヨルドの景観がそこにありました。翌日は遊覧船に乗り細長い湾内の絶景を見ながら外海近くまで3時間のクルージング。あいにく「みぞれ雨」が降っています。両側の切り立つ山々は頂上が雲に隠れて見えません。それでも素晴らしい景色が楽しめました。雨のおかげで私が好きな滝も迫力満点、でも晴れていたらもっと・・・!
   

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北島に移動。オークランドとその周辺をドライブ。何度も訪れたことがある私は運転手兼観光ガイドです。博物館にはニュージーランドの歴史が豊富な展示物で紹介されていますが、その一角にある実物のゼロ戦は何度見ても複雑な気持ちになります。ワンツリーヒルやマウント・イーデンからはオークランドの町並みが一望できました。そしてダウンタウンのスカイタワー(328m)にも。タワー展望台の床には大きなガラス板が数箇所はめてありました。平静を装ってそこに立って見せましたが、本当はすごく怖かったのです。

ニュージーランドの道路は日本と同じ左側通行ですから、混雑した市街地の運転も苦になりません。ただ右折の信号が複雑なことには戸惑いました。ある交差点を右折した途端、後ろからパトカーのサイレンと賑やかに点滅するランプが!道路わきに停まると警官が私の横に立つ。これは面倒なことになりました。国際免許証を見せながら、ワザとタドタドしい英語で、”I am a stranger here.”(他所から来ました)と言ってみました。以前、アメリカで成功した技です。その警官は笑顔でウインクしながら、”Have a good day!”(良い日を)と放免してくれました。ほっと胸を撫で下ろす。でもあの警官の英語は訛っていたな、「ハヴァ・グッ・ダイ」だって!

<同行者のコメント> 南半球の晩秋になっての旅は寒かったです。でもどこへ行っても景色の美しいこと、ただただ感激でした。おまわりさんも観光客にはやさしいのですね。

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2005年11月15日 (火)

お花見ハイキングと七沢温泉

厚木にある飯山白山森林公園を訪れました。庫裡橋の赤い欄干が入り口です。ここは良く知られる桜の名所。ちょうど桜祭りが開催されていたため大変な混雑です。3000本もあると言う桜の広場はもう人でいっぱいです。広場の横には大きな白龍が置かれていました。

 

ここは白山ハイキングコースの出発地点です。左回に大きく周る緩やかなハイキングコースと、白山へ一直線に登る男坂・女坂があります。一直線に登る男坂コースを選びました。まず飯山観音長谷寺に参拝する。よく整備されたコースではあるものの、ところどころに急坂がある道でした。
 

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284mの頂上は視界が悪く、左手の展望台へと向かう。鉄製の櫓から厚木方面の眺望が楽しめました。また山頂に戻り、右回りのコースをとる。枯れることがないと言う白山池と白山神社の小さな社を過ぎ、ビューポイントでは丹沢方面が望めました。緩やかな下り坂を麓へと下りる。
 

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この地域は白山を取り囲むように温泉が点在しています。飯山観音に近い飯山温泉、別所温泉、清川温泉、かぶと温泉、広沢寺温泉、そして七沢温泉です。今回立ち寄るのは七沢温泉の一番奥に建つ「元湯玉川館」です。午前11時を過ぎていました。11時半からとのことで、しばらく辺りを散策する。15分ほどで戻ると広くない駐車場は一杯になっていました。宿に同じように訊ねる人が!

 

帳場で料金を支払い、長い廊下を離れへと向かう。浴槽は内湯だけです。建物はとても古いのですが、総檜造りの内湯はきれいで、広いガラス窓越しに庭と渓谷が望めます。散り始めた桜が風に吹かれて、まるで吹雪のようでした。湯を楽しんだあとは昼食です。隣の「草庵」で麦とろ飯を味わう。古民家風の建物内には昔の農機具が多数置かれていました。

 

帰路は山道を越えて日向薬師の裏手へ。駐車場に車を停めて本堂へと向かう。年に一二度は参拝する薬師さまです。私が元気でいられるのはそのご利益と感謝しています。

 

<同行者のコメント> 登山道は急なところもあって息がきれました。途中で出会った5歳くらいの男の子が坂を駆け上って行き、「僕はここだよー!」と両親に叫ぶのが可愛かったです。そしてお風呂から見た花吹雪にもびっくりしました。

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2005年11月14日 (月)

奥多摩御岳山ともえぎの湯

多摩川の源流を尋ねる旅に出かけました。青梅街道を西へと走り、御岳山へ向かう。御岳の交差点を左折して滝本のケーブルカー乗り場に直行。ケーブルカーから見る紅葉が美しい。ここから良く整備された参道を歩く。神代欅を過ぎると急に視界が広がりました。頂まで点在する建物が鳥居越に見えます。さらに進むと茅葺屋根の民家や旅館街、入り組んだ道を標識に従って抜ける。土産物屋の先の階段を上れば御岳神社です。重厚な本殿に参拝する。ここからは周辺の山々を一望できました。視界を遮る木々が少なく、眺めは本当に素晴らしい。
   
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ケーブルカー乗り場前の広場で青梅太鼓を披露していました。しばらくその迫力ある音に浸ります。青梅街道をさらに上流へと遡ります。奥多摩湖が見えてきました。大きな駐車場はすでに一杯です。駐車を諦めて湖沿いの道をさらに進むと山梨県に入りました。川はいつしか丹波川と名前が変わっています。本当の源流はさらに上流の一ノ瀬川だそうです。今回はこの丹波山村で引き返すことにしました。

奥多摩駅を過ぎ、トンネルに入る手前を右手の旧道に入る。そこが奥多摩で人気のある立ち寄り湯「もえぎの湯」です。崖下の細長い駐車場は車で一杯。しばし待つことにする。車が2台出てゆく。左手の建物で番号札を貰う。銀行の窓口のように順番待ちである。番号を呼ばれたら右手建物で受付けをすまして、階下のお風呂へと降りる。内湯とともに露天風呂からも多摩川の景観が楽しめる。残念ながら清流は望めなかったが。

御岳駅前を右折して対岸へ。澤乃井の「いもうとや」で遅い昼食にする。渓流を眺めながら豆腐料理をいただく。食後は渓谷を散策、つり橋から渓流でカヌーを楽しむ人たちを見つける。河原には家族連れが水遊びに興じていまる。少し早めに帰路につきました。
   
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<同行者のコメント> ケーブルカーを降りてからの参道の長いこと!いもうとやの豆腐料理が良かったです。今度は本店のままごと屋にも来たいわ!

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2005年11月13日 (日)

秩父、大滝温泉と三峯神社

青梅街道、所沢街道、463号線そして299号線のルートで秩父に向かいました。高麗川沿いに登ると長い正丸トンネルです。なだらかな坂を下りて秩父の市街地へ。荒川沿いの140号線は荒川の地名があちこちに目立ちます。さらに遡ると山あいの曲がりくねった道になりました。大滝を過ぎるとループ橋です。天城のループ橋よりも大きな円で一周だけ。途中の路肩スペースに停めて写真を一枚、残念ながら広角ではないカメラには収まりませんでした。

中津川大橋の手前を右折、トンネルをいくつも通り抜けて中津峡へと入りました。ここで左折すれば中津川林道の始まりです。オートキャンプ場を過ぎ、山間に分け入ります。しばらく凸凹道を走りましたが、三国峠まではまだ距離がありそうなので引き返すことにしました。

もと来た道を大滝まで戻り、右折して二瀬ダムへと向かう。ダムを渡り終えた地点から秩父湖がよく望めました。1kmほど先に秩父湖を跨ぐ長い吊り橋を見つけて渡ってみる。下の秩父湖は水がほとんどなく、まるで広い河川敷を流れる小川のよう。期待した風情は感じられません。秩父湖沿いの道はいつしか上り坂へと変わりました。葛篭折れのゆるい坂道を登りきると三峯神社の駐車場に到着です。

 

Dscf0013_2 参道を神社へと進む。三つ組見合わせたようなユニークな鳥居と狼像、カラフルな山門と拝殿が目を引きました。まるで日光東照宮のようです。日本武尊ゆかりの神社だと書かれていました。本殿横の興雲閣には「三峯神の湯」と言うありがたい名前の温泉がありましたが、この次に寄らせていただくことにして、麓にある「道の駅大滝温泉」へと急ぎました。

 

広い駐車場、立ち寄り湯「遊湯館」、食堂、売店、が揃った施設です。大きな湯船から荒川の流れを堪能することが出来ました。地元の物産を買ったり、名物の蕎麦を味わったりと楽しめるスポットです。帰路は渋滞を避けるため、正丸トンネルを出たところを名栗方面に反れ、青梅へと廻るルートを選びました。

写真 三峯神社参道の紅葉(左)  渇水のためダム底が見える二瀬ダム(右)mitumine-kouyou DSCF0004

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箱根の福住楼

温泉に話を戻しましょう。30年くらい前のことでしょうか、塔之澤の福住楼に泊まったことがあります。結婚を祝ってくださった方のご招待で箱根に出かけました。当時の私には、箱根と言えば、日帰りで出かけるか、あるいは安い保養所に宿泊するのが精々でした。

箱根湯本から程なく、いつもは通り過ぎる塔之澤の千歳橋のたもとにその温泉旅館がありました。若かった私は、落ち着いた佇まいと威厳のある玄関に、足を踏み入れることに戸惑いを覚えました。場違いな感じがしたのです。後で知ったことですが、明治時代の創業で建物は国の文化財だそうです。

薄暗く長い廊下の先、通された二階の部屋は早川に面し、渓流の水音が聞こえます。障子を開けると清らかな流れが眼下に広がりました。手持ち無沙汰になった私達は、とりあえず風呂に入ることにしました。板張りの床に埋め込まれた円形をした木製の「大丸風呂」が印象的です。浴槽から望む木立の緑が鮮やか。そして迫力のある岩風呂にも福住楼の伝統を感じました。正直に言えば、宿全体の古さが印象に残りました。

この福住楼は、夏目漱石、幸田露伴、島崎藤村、吉川栄治、川端康成、などの著名な文人達に愛されたそうです。最近のテレビ番組でそのことを知りました。そして、この宿に招待してくれた方の想いを、30年経った今になって、ようやく理解できた気がします。

箱根へドライブする途中、当時のままの福住楼に通りかかるたび、宿泊したあの日のことを今も思い出します。そして、いつかは心静かに福住楼の逗留を楽しむ日が来ることを願っています。

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2005年11月12日 (土)

ゴルフとお風呂

ゴルフは面白いスポーツですね。コースにより様々な変化を楽しめます。それに一緒にラウンドする人のプレースタイルが多彩なのも良いですね。はしゃぐ人、愚痴る人、落ち込む人、評論家気取りの人、口の八番が得意人、などなど。ま、私は最後のタイプに近いでしょうか。

花火の「玉屋・鍵屋」ではありませんが、「グッドショット」の掛け声は欠かせません。掛け声の直後にボールが大きく曲がりOBラインへと言うことも時にはありますが…。プチウンチクを一つ。良く使われる「ナイスショット」は和製英語です。意味は通じますが、「難しいショットがたまたま上手く行った」のニュアンスがありますから、外国人とプレーする時には気をつけましょう。特にティーグラウンドでは。

ところで、高反発クラブが近々規制されることになるそうです。トーナメントに出ない私には関係ないでしょう。しかも私のクラブは年季が入っており、新しいウッドもキャラウェイの初代ビッグバーサで、高反発にはまったく無縁な代物でした。400ccを超すドライバーが増えた昨今、「ここでドライバーは使わないの?」と聞かれる始末です!! そろそろ年貢の納め時かも知れません。「低反発クラブ!」はどれが良いですか?

ゴルフ暦も長くなりましたが、腕前はいわゆる「ボギーマン」で、パーとダブルボギーが入り交じる賑やかなスコアです。それでも、たまに80代前半のスコアがでると本当に嬉しいですね。「今日は良かったでしょ」と帰宅した時に見透かされますから、「はしゃぐ人」も少し入っているようです。

ゴルフ談義はここまでにして本題、ゴルフ場に必ずあるお風呂です。プレー後は、スコアに係わりなく、風呂を浴びるのは楽しみですね。汗を流してさっぱりするのはもちろんですが、湯船に浸かると心身の疲れがとれます。当たり前のようですが、外国では見かけたことがありません、大抵はシャワーです。恵まれた日本ですが、温泉があればゴルフ場の楽しみもさらに倍増ですね。東京近郊では、館山カントリー・クラブはホテルの露天風呂「一望千里」を無料で利用できます。

 

golf バブル経済が崩壊してからは、ゴルフ人口が大幅に減少し、ゴルフ会員権も暴落してしまいましたが、最近はお客が戻っているように感じます。女子プロゴルフの人気や、ゴルフ場のサービスが改善されたことによるものでしょう。私のホームコースもこの1年余りで大きく変わり、プレーが楽しくなりました。でも予約が大変に!

写真 カナダ西海岸ヴィクトリアのゴルフ場

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2005年11月11日 (金)

「ヒルクライム」は最高!

40年を越えた私の車暦は大学の自動車部で始まりました。メカ整備はもちろん、パイロンで作られたコースで時間を競うジムカーナ、狭い順路を正確に進むフィギュア、公道を走るラリーの練習、そして持久力をつけるエクササイズも日課でした。

 

就職してからは仕事に没頭する日々。今から15年ほど前にアメリカの「ヒルクライム」のことを知りました。その直後にロッキー山脈へ旅行する機会があり、真っ先にヒルクライムのメッカ「パイクスピーク」へと向かいました。無謀にも初めてのヒルクライムをパイクスピークのコースで体験しました。フラットなダート路(ブルドーザーで削っただけの土が剥き出しの路)を延々と昇り続け、4301mの山頂まで走るコースで、ガードレールはもちろん、路肩の表示も一切ありません。
 
 

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このコースで毎年開催される国際レースには、乗用車、トラック、バイク、レースカーなどさまざまな車が参加します。4000mを越える標高のため、気圧が低く不足する酸素、水の沸点も低下するなど、レースとして自動車にかかる負担は他に類を見ない厳しさだそうです。アメリカではオーバルコースで時速350km以上のスピードを競うインディーと並ぶ人気レースと言われます。

 

DSCF0018コースの全長は19.87km、標高差が実に1400m以上。156のコーナーは、時速200kmに迫る高速コーナーから60km以下で周るヘアピンまで、あらゆるタイプが存在します。レースではこれを10分少々で走り切るのです。ヒルクライムの初心者である私は半分のスピードも出せませんでしたが・・・。登って来たコースと麓の町並みを眺めていると、頂の反対側にあるケーブルカーの駅から観光客がぞろぞろと?! 高揚した気分がスッカリ台無しです。

 

日本でも富士山の登山道路でこの気分を少し味わえます。河口湖から登る富士スバルラインは観光バスが多くて無理ですが、富士宮口新五合目への折れ曲がった登山道路と須走から入る富士登山道の急な上りです。これらのコースはいずれも舗装路ですから、ダート路のヒルクライムとは違うものの、ヘアピンカーブをできるだけスピードを落とさずに上る感触は同じです。ゴールした後のさわやかな気分も!

   

富士山以外にも、阿蘇登山道路、関が原から登る伊吹山ドライブウェイ、乗鞍スカイラインとエコーライン(現在はマイカー規制がある)、御岳スカイラインなどの山岳道路がありますが、残念ながらヒルクライムとしては迫力不足だと思います。

   

他方、日本でダート路と言えば林道でしょう。足回りが弱く、柔なタイヤを履いた我が愛車にはオフロードのような林道は過酷すぎますので、やたらとは乗り入れません。でも時々は誘惑に負けて、奥秩父の中津川スーパー林道、夜叉神峠に向かう南アルプス林道、茨城の花園林道、などに愛車を労わりながら(鞭を打ちながら?)乗り入れたことがあります。

  

これまで多くの山に車で登りましたが、幸いにも事故に遭遇したことはありません。年齢ともに反射神経が鈍っているかも知れませんから、安全運転に心掛けましょう。でもヒルクライムの魅力は最高、これからも思い切り楽しみたいですね!

  

「下図はパイクスピークの登頂コース」 

pikspeak-map<同行者のコメント> 私は山の中を走る汽車やバンジージャンプができるつり橋の方が良かったわ!

 

  

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2005年11月10日 (木)

わたらせ温泉でテレビ出演?

今年7月に熊野古道を巡る旅に出かけました。古道を散策、本宮町の丘にある本宮大社に参拝し、音無川沿いの大斎原(おおゆのはら)に本宮大社跡地を訪ねた後は、もちろん温泉です。車で10分足らず、トンネルを抜け四村川の渡良瀬温泉へ。まだ日が高い時間にチェックイン、さっそく目的の露天風呂へと向かいました。なにやら目立つグループが先を行きます。体格の良い人の後ろ姿はどこかで見たような・・・。

係りの人が「テレビの撮影をしていますが、どうぞ」と勧める。それではと内湯にはいると、露天風呂の方から人の話し声がしました。湯船が続く露天風呂を覗けば、裸の笑福亭鶴瓶さんが露天風呂の奥に。風呂の脇には旅館の従業員の女性とカメラマン、そしてそれを取り巻く数名のスタッフが。鶴瓶さんは風呂の中からその女性へしきりに話し掛ける。一体何を撮影しているのかと見ていると、10分ほどで終了。

鶴瓶さんは我々の横に差し掛かると「皆さん、すんまへんなー」と声を掛ける。風呂の中で酒盛りをしていたおじさんが、すかさず「いっぱいどうですか?」と返す。「ほな、いただきます」としばし酒盛りがはじまりました。その時もカメラが回っていました。すぐそばに居た私も間違いなく映ったはずです。酔客の問いに答えて鶴瓶さんは「NHKの鶴瓶の家族に乾杯と言う番組で、9月に放送されるんですよ」と番組のPRも忘れませんでした。

慌しい撮影が終わったあとは、西日本で最大と言われる露天風呂を堪能しました。大きな岩を配した見事な岩風呂が5つほど。夕食後は本館横にある露天家族風呂に入りました。塀と木立に囲まれた広い岩風呂です。真っ暗な夜空を見上げながら、誰にも煩わされることなくお湯を思いっきり楽しみました。 

翌朝はつり橋を渡った向こう岸にあるホテルに「もらい湯」です。一面ガラス張りの明るい内風呂でした。朝湯はありがたいですね!周辺を散策したあとの朝食がおいしく、ついご飯のお代りをしてしまいました。 

<同行者のコメント> いつもは見ないNHKの番組を楽しみに待ちました。2週連続の番組でしたが、岩風呂のシーンは30秒足らず。心待ちにしていた人は写りませんでした。どうせエキストラですから。そう言えば私も映画のエキストラに出ましたよ。あの「Shall we dance?」。なぜか私は写っていませんでした。お相子ですね!

  

大斎原にある日本一の鳥居                 熊野川沿いの白見滝DSCF0018DSCF0032

 

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2005年11月 9日 (水)

小富士散策と天恵の湯

富士宮口からの富士登山が同行者に不評でしたから、趣向を変えて小富士を散策することにしました。ふじあざみラインでヒルクライムの醍醐味を味わったあと、須走口新五合目の駐車場から小富士へと向かいます。富士登山に向かう階段の手前を右に折れて林の中へ。そこで手に籠を下げた人達に出会いました。キノコ狩りか山菜採りなのでしょう。標識を頼りにアップダウンの小道をおよそ10分、突然視界が広がります。

周囲の林と異質な砂礫の山「小富士」がそこにありました。期待通りの素晴らしいパノラマで、箱根連山、山中湖、そして河口湖も。ここの標高は1979mで、2000mある5合目より少し下ったことになります。駐車場に戻る途中、休憩所の横で何かを覗き込んでいる人達を見つけました。背後から覗くとテーブル一杯に広げられたキノコでした。採取したキノコから食べられるものを選んでもらっている模様。「これは良く煮ないと痺れるよ」とおじさんが!!

次の目的地「天恵の湯」は登山道を降りたところを左折して1km先、篭坂ゴルフクラブの真向かいです。庭園露天風呂からは先ほどまで居た富士山が丸ごと望めます。ひとつ残念なのは露天風呂が一階にあり塀が高目なことです。最上階だと・・・!露天風呂のほかに、寝湯、内風呂、水着で泳げるプール、檜風呂、サウナ、など盛りだくさんです。

温泉を楽しむうちに1時を過ぎてしまいました。反対車線が渋滞する138号線を御殿場方面へ向かい「蕎林」の看板を見つける。V字型のサインも。あれ!と思いながら左折すると、次の看板が更に左の狭い道へと誘導する。こんな所に蕎麦屋が?と車幅一杯の未舗装の道を100mほど進むと前方に車が数台止まっていました。民家を改造した蕎麦屋さんです。蕎麦は期待通りの美味しさでした。国道に近いことを忘れる静けさと、田舎に帰ったような落ち着ける雰囲気に大満足。

<同行者のコメント> 五合目まではアット言うまでしたが、そこはやっぱり辛い想い出のある黒い瓦礫の富士山でした。でも小富士への道はなぜか森の中のハイキング・コースのよう。見晴らしの素晴らしいことと言ったら!今回はあまり汗をかきませんでしたが、温泉はやはり気持ちよかったです。

小富士から山中湖を望む           どれが食べられますか?DSCF0009DSCF0015

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2005年11月 8日 (火)

灯台もいいですね!

温泉を尋ねる旅のなかで立ち寄った滝をいくつか紹介しましたが、灯台について触れるのを忘れていました。最近立ち寄った灯台を思いつくままに紹介します。
   

まず神奈川県には、最近建てなおされた江の島の展望灯台、三浦半島の城ケ島灯台、浦賀水道を一望できる観音埼灯台、改修されたばかりの剣埼灯台が、ついで千葉県には日の出を観るスポットとして知られる犬吠埼灯台、ともに八角形をした野島埼灯台と勝浦灯台、対岸の剣埼灯台とともに相模灘から浦賀水道への海路を照らす州埼灯台があります。北の茨城県にはひたち海浜公園近くの磯埼灯台と五浦岬公園横のスマートな大津埼灯台など、数は少ないですが、中規模の灯台があります。
   

伊豆半島には想像以上に多くの灯台があります。東海岸では城ヶ崎の絶景が見られる吊り橋とユニークな形で知られる門脇埼灯台、川奈ゴルフ場富士コース11番のグリーン奥には川奈埼灯台があります。ゴルフをしなくても小室山の頂きからも見られますよ。西伊豆では、面白い形をした大瀬埼灯台、隣の戸田やさらに南に下がった仁科魚港にもかわいい灯台が。そして最南端の絶壁に立つ石廊埼灯台と多種多様です。漁港の小さな灯台を含めると全部で幾つあるのでしょう。
   

熊野古道を旅した今年夏、紀伊大島にある樫野埼灯台に立ち寄りました。日本最古の石造り灯台は、学生時代に訪れた潮の岬灯台のすぐ手前を左折し、ループ橋とアーチ橋からなる優美な「くしもと大橋」を渡り、人家のない道を島の反対側に行った所にあります。串本節に歌われたあの巡航船は、この橋ができたため、観光船に変わったそうです。樫野埼灯台の手前、トルコ軍艦遭難慰霊碑近くにはトルコの土産物屋さん(日本語が達者なトルコ人が店主)がありました。そこでトルコ・アイスクリームなるものを味わいました。柔らかい餅のように長く伸びる不思議な触感です。私には少し甘過ぎました。
   

志摩で立ち寄ったのは、映画の舞台として知られる安乗(あのり)埼灯台と勇壮な大王埼灯台。いずれも期待に違わぬものでした。帰路に利用した伊勢湾フェリーからは菅島灯台、伊良子水道を二分する映画の舞台になった神島の灯台、そして港で出迎える伊良子岬灯台を次々と見ることができました。いずれも小さな灯台で、持参した双眼鏡が役立ちました。1時間の船旅も瞬く間です。
   

<同行者のコメント> スペイン村に宿泊した翌朝早く、日の出を見に行こうと言われて車に乗りました。着いた所は漁港近くの岬にある四角い灯台です。やがてモヤが晴れて水平線から朝日が。写真はその灯台。「危険につき立ち入り禁止」と書いてありますよ!ホテルに帰るかと思えばさらに先の灯台へと。ホテルへ戻ったのは2時間後の7時前。「ちょうど朝食時間で良かったね」ですって!!我が家の旦那さんは変!
   

安乗埼灯台                  野島埼灯台 

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2005年11月 7日 (月)

伊豆スカイラインのドライブ

私のお気に入りのドライブコースを紹介します。峠越のタフなコースも好きですが、今回は有料道路を利用し快適なドライブが満喫できるルートです。東名高速道路から小田原厚木道路で箱根の湯本へと向かいます。今年、箱根新道と直結されたことで、箱根峠まで一気に上ることができました。この峠を左折して湯河原峠を直進、十国峠のレストハウスを横目に通過すれば、熱海峠のアーチ型ゲートが待っています。レース場のゲートを連想するのは私だけでしょうか。

ゲート横にはバイクの一隊が7-8台。前払いの通行料960円を支払って出発です。大きなヘアピンカーブを抜ければ、尾根伝いの路が緩やかに蛇行しながら続きます。エンジンとタイヤの調子を確認しながら徐々にスピードを上げる。玄倉ICで大きく左にカーブ、韮山峠までは緩いカーブが左右に続きます。バックミラーにバイクの影が覗きました。アクセルを緩めると、一台また一台とスムーズなスラローム走行で追い抜いていきました。左手を使って挨拶をするライダーも居て、気持ちが良いですね。

山伏峠、そして亀石峠を過ぎるまで高速走行がたっぷり楽しめます。別のライダー・グループがまた迫ります。私がエンジンの回転を少し落とすと、100kmをゆうに越す速さで走り去りました。ゴルフ場を通過、長い坂を下りると集落が見えてきます。坂の途中にあるのが茅葺の古民家「峠の茶屋」。ここで数台のバイクがUターン、また箱根方面へ。修善寺と天城に分かれる冷川交差点を左折、なだらかな道を5-6km上ると伊豆スカイライン(全長40.6km、高低差456m)の終点、天城高原料金所です。

急勾配の一般道を5kmほど下れば大室山、その先で国道135号線と合流します。今回は右折して熱川方向に。

 

目的地は赤沢日帰り温泉館。展望風呂の評判を聞き、立ち寄ることにしました。訪れた日は3階が男風呂、4階が女風呂、同行者が喜びそう。展望風呂はジャグジー・ジェットバス・寝湯の付いた内風呂、樽風呂、そして露天風呂と多彩です。なんと言っても露天風呂からの眺望の素晴らしさ。湯船と海が一体に見えるデザインは最高でした。4階には打たせ湯もあったとか、重ねて残念。

さて帰路も伊豆スカイラインを楽しむことにしますか。

 

<同行者のコメント> 途中はほとんど寝ていましたので・・・。赤沢の立ち寄り湯からの眺めは最高でした。3種類の樽風呂など、すべての風呂に入ってしまいましたから、1600円と高い料金も納得です。

写真 熱海峠料金所(左)    亀石峠近くの巣雲山標識(右)DSCF0006 DSCF0021

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2005年11月 6日 (日)

番外編: こんなところにも温泉が

丁度3年前のことですが、沖縄の城(グスク)巡りに出かけました。那覇の首里城、今帰仁城、座喜味城などの城址をレンタカーで廻りながら、美しい海岸、森の中のヤンバルクイナ(の巨大な作り物)、開館したての「美ら海水族館」、そしてソーキそば、をたっぷり満喫してきました。後になって、沖縄にも温泉があることを偶然知りました。インターネットで調べると、立ち寄り湯やホテル内の温泉が数ヶ所見つかりました。次回は立ち寄ってみたいと思います。

 

そう言えば沖縄の南、台湾には名前だけを知る北投温泉がありますし、そのずっと南、インドネシアのバリ島にも、赤道を越えたニュージーランドには有名なロトルアだけでなく温泉が多数あるそうです。いずれも日本と同じ火山国ですね。

 

20年程前ニュージーランドへ始めて行った時、「日本では温泉のお湯を飲むことがある」と現地の人に言ったところ、アメーバが居るから絶対止めた方が良いと注意されてしまいました。温泉ではありませんが、アスベストは発癌性があるから危険だと言われたことも思い出しました。日本では今になってアスベストが大きな社会問題になっています。ニュージーランドの人が環境に厳しいことを改めて認識した次第です。

 

先日、ヨーロッパの温泉を紹介するテレビ番組を観ました。ドイツ、ベルギー、フランスなどに温泉があるそうです。水着でプールのような浴槽に入っていました。最近、日本でもこれに近いものが増えていますが・・・。

 

ここで紹介した温泉はいずれも話に聞いたものですが、実は一回だけ海外で温泉に入ったことがあります。それはアメリカのアーカンソー州(クリントン前大統領で知られる)のその名も「ホットスプリングス」です。宿泊したホテルに併設されたバスハウスはヨーロッパと同様に水着で温泉プールに入ります。日本の温泉と違ってまったく外を見ることはできません。その後に上った高い展望塔(Mountain Tower)から見た周辺の紅葉の方が記憶に残っています。

 

写真 今帰仁城址(左)   巨大なヤンバルクイナ(右)40_2 34_2_thumb

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2005年11月 5日 (土)

峠越えドライブと温泉

これまでに訪れたことのある東京から近い峠をまとめて紹介します。箱根仙石原から御殿場に抜ける乙女峠旧道の長尾峠、大井松田近くの足柄峠、丹沢山麓のヤビツ峠、駿河小山から山中湖への近道である明神峠と三国峠、御殿場から山中湖に向かう籠坂峠旧道、山梨から河口湖に抜ける御坂峠旧道(天下茶屋から河口湖が一望)、南アルプス市の夜叉神峠、伊豆天城峠旧道、山梨県の笹子峠旧道(矢立ての杉に立ち寄り)、奥多摩から塩山へ抜ける青梅街道の柳沢峠、箱根から伊豆方面に向かう箱根峠、十国峠、熱海峠、土肥峠、戸田峠、仁科峠などがあります。

 

このうち長尾峠、天城峠、御坂峠、夜叉神峠と笹子峠は正確には隋道越えで、本当の峠越えは徒歩によることになります。因みに、井出孫六氏の日本百名峠にはこのなかで足柄峠、長尾峠と御坂峠の3つが選ばれています。

 

これらの峠から、幾つかを簡単に紹介しましょう。便利な乙女トンネルがあるため旧道の長尾峠を訪れる人はよほどのドライブ好きかライダーでしょう。以前、車ファン向けのTV番組でテストドライブに使われたコースです。長尾峠下には富士山を望む御殿場温泉会館があります。

 

山北町の西、小山町からスピードを楽しみながら一気に明神峠まで登ると、背後に小山町の町並みと多数のゴルフ場が一望できます。その先を少し下がった三国峠は山中湖と富士山の絶景が楽しめるカメラファンのホットスポットです。

 

足柄峠は初心者にも楽しめるドライブコース。峠を静岡県側へ少し降りた所に富士山と箱根のパノラマを楽しめるスポットがあります。麓の小山町には健康福祉会館「ふじみセンター」の風呂が待っています。新しい施設ととともに安い料金(300)が魅力です。玄関ホールで野菜など土地の産品をいっぱい売っていました。

 

奥多摩から柳沢峠を越えて塩山に向かえば立ち寄り湯の「大菩薩の湯 」、大きな門と長い階段を登るエントランスに特徴があります。麓は塩山の温泉街です。

 

私が一番好きなドライブコースはヤビツ峠越えです。秦野から入る表ルートは峠の展望台まで道幅もある平凡な道ですが、宮が瀬ダムから入る裏ルートは道幅が狭く未整備の区間も多い魅力あふれるコースです。峠を南に下りれば鶴巻温泉はもう近くです。

 

写真 足柄峠下からの展望

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<同行者のコメント> 峠越えのドライブは歩かなくて済みますから楽ちんですが、時たま出会う対向車には冷やりとさせられますね。あらごめんなさい。今時、楽ちんなんて言う人はいませんよね!

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2005年11月 4日 (金)

曽我梅林

朝早く東名高速の大井松田ICを下りて曽我の中河原へ入ると朝靄の中から梅林が現れます。2月の梅祭り期間中は臨時の駐車場が梅林の中に造られていましたが、スペースが限られているため直ぐ一杯になってしまいました。広い梅林はまるで分譲地のように区画が整理され、順路(農道)には鬼や動物を模した造形物があちらこちらに置かれて一興です。所々に設けられた売店には、梅干しはもちろん梅ワイン、そして大根などの野菜が置かれています。忘れずに梅干しを買いました。

  

会場が段々混んで来たので、道路を横切り反対側の丘へと向かいました。法蓮寺を過ぎ、みかん畑をさらに登ると曽我梅林が見渡せる見晴らし台です。曽我地区全体が梅の花に被われているのが良く見渡せました。その向こうには箱根と足柄の山並みが広がります。

 

この付近には残念ながら温泉がないので箱根方面へと足をのばし、塔ノ沢温泉のベゴニア園に併設された立ち寄り湯「ひめしゃらの湯」を訪れました。直径が30cm近い大振りで豪華なベゴニアの花に溢れた温室を抜けて温泉へ。ここの露天風呂はヒメシャラの木々に囲まれて気持ちが良いです。

 

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同行者のコメント> 梅林と聞いて水戸の偕楽園のようなものを想像していましたが、それより何十倍も広く、梅林内の広い歩道も私には迷路のよう。見晴台までの道は急坂で疲れました。みかんがいっぱい実っています。一つ戴いてもいいかしら? 展望台からさらに上へ登るグループの皆さん、本当にお疲れさま!

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2005年11月 3日 (木)

高尾山の紅葉

久しぶりに高尾山を訪れました。早めに出かけたにもかかわらず駐車場はもう半分ぐらい埋まっている。参道の途中にある乗り場から日本一の勾配を持つケーブルカーで展望台へ向かう。車中から周囲の紅葉が美しい。展望台から都心方面を望み、さらに「薬王院」へ向けて登る。途中の「たこ杉」は根元の盛り上がり見事でまさに蛸の足。仏舎利塔を過ぎ、薬王院から階段を上れば高尾山頂です。

 

この日は富士山が良く見えました。山頂の下を左手に折れて4号路には入る。こちらは道幅の狭いハイキングコース。なだらかな下り路の中間点で吊り橋を渡る。1号路(表参道)に合流、展望台からはリフトを利用して登山口へ降りる。私には少し物足りない。本当は稲荷山コースにしたかったのですが・・・。

 

ちょうど昼時、風情のある佇まいの蕎麦屋「高橋屋」に入る。私は好物のとろろ蕎麦を注文、待つ間に食べた出汁巻き卵の旨さは格別でした。

 

今日の立ち寄り湯を何処にしようかと考えながら甲州街道を走る。決めかねているうちに調布まで戻ってしまう。そこで、深大寺に蕎麦を食べに来た時に立ち寄ったことのある深大寺温泉「ゆかり」へ行くことにする。時間が早いせいか客が少なく、ゆっくりと湯を楽しむことができました。

 

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<同行者のコメント> 薬王院へ登る石段が辛かったのですが、カラフルなカラス天狗や大きな仁王像などが面白い!山頂は思ったよりも広く公園のよう。人がいっぱい、富士山もチョットしか見えなかったわ!でも麓に下りるリフトから見た紅葉には大満足!!

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2005年11月 2日 (水)

東伊豆、大室山の花

東伊豆にある大室山はユニークな形をしています。同じ火山痕である阿蘇の米塚にそっくり。いずれも徒歩による登山は禁止されていますが、大室山のほうはリフトで登れます。

 

山頂にはすり鉢型をした予想以上に大きな火口痕があり、稜線に続く舗装路で楽に一周できます。半周したお地蔵さんの近くから伊豆高原別荘地の方向に向かってパラグライダーで飛ぶ人を見つけました。火口痕には何故かアーチェリー場が・・・。温暖な大室山は四季の野草が豊富です。つつじやキキョウ、コスモスも。4月初めは麓を半周するほど広い「桜の里」の芝生で大室山を背景に花見が楽しめます。

 

一碧湖と国道138号線を挟んで大室山に対峙する小室山はつばきとツツジの名所です。4月までは入り口に近いつばき園、5月は公園全体がツツジの朱色に被われます。リフトで3分登った頂上からは周囲が360度見渡せ、伊豆諸島、富士山、海に面した川奈ゴルフ場と小室山別荘地を一望できます。

 

昼食はリフト乗り場近くにある「つつじ亭」が便利です。ちらし寿司と花籠御膳を同行者と分け合い、一度に二種類の昼食を楽しみました。ここには観光バスが数多く立ち寄りますから、その時間帯は避けるのがよいでしょう。

 

伊東温泉には立ち寄り湯が沢山あります。今回は伊東マリンタウンのシーサイドスパを利用しました。国道に接して交通の便が良く、露天風呂からみる伊東の海は格別です。利用料が1500円と高めなのが難点ですが、温泉内の施設が充実しており長い時間滞在するのが良いでしょう。マリーナ施設のポートセンター、ショッピング&レストランゾーンのオーシャンバザールなどが一緒にあることも魅力です。

 

写真 大室山のリフトから一碧湖方面を望むOomuroyama_thumb  

 

<同行者のコメント> パラグライダーは気持ちよさそう。でもパラグライダーのあのオジサンはどこに降りたのかしら!

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2005年11月 1日 (火)

西沢渓谷の紅葉、滝、そして温泉

甲斐で紅葉の名所として知られる西沢渓谷へ週末に出かけました。朝9時頃に到着した駐車場はすでにほぼ満車。駐車場から笛吹川にそって歩くと程なく西沢渓谷の入り口です。地元のボランティアとパトカーの警官が待ち受けていました。日本百名山の甲武信ヶ岳へ向かう登山者への指導でしょう。軽装の我々にも「気をつけて!」の言葉を掛けてくれました。

吊橋を渡れば道は次第に岩が露出した沢登りとなり、木々の色彩も急に華やかになりました。西沢渓谷の滝はエメラルド色の豊かな水流と岩に砕けた水の純白が鮮やかなコントラストを作る美しさが特徴です。急坂に差し掛かると落差が大きい大久保の滝の勇姿が対岸に望めます。

ついで三重の滝、急流が三段の岩を滑り降ります。竜神の滝と貞泉の滝を過ぎると、恋糸の滝とカエル岩、そして趣のある方丈橋では上流の岩陰にわずかに見える水しぶきと轟く水音がワクワクさせます。急坂を補助用の鎖を頼りに一気に登ると、西沢渓谷のハイライトである「七つ釜五段の滝」が眼前に拡がります。その優美さと力強さにしばし見とれてしまいました。

不動の滝で渓谷を離れて見晴台へと向かいます。岩場で疲れた足には整備された木製の長い階段も堪えますが、最高地点の休憩所から山肌を彩る紅葉を眺めていると疲れが癒されました。帰りのコースはなだらかな下り坂です。昔、木材搬出用に使われたトロッコの軌道が残るコースを辿り、往きに見た滝を紅葉越しに見下しながら、出発点まで快調なペースで戻りました。

渓谷を楽しんだ後はもちろん温泉です。近くに川浦温泉や笛吹川温泉もありますが、今回は塩山市街地に近い赤松の湯「ぷくぷく」に立ち寄りました。高台からの眺望が最高です。生憎の曇天のため、御坂山や三つ峠などは稜線がうっすら確認されるだけでしたが、甲府盆地の町並みを展望しながらの露天風呂で、渓谷の紅葉と滝をひとつずつ思い浮かべながら、至福の時を過ごしました。頭上に冷たいものが。そして湯船にも雨粒の波紋が!あとは名物の「ほうとう」でも食べて帰りましょう。

写真 七つ釜五段の滝 Nishizawa_thumb 

<同行者のコメント>

   

紅葉を観る旅と聞かされて出かけました。沢登りなんて・・・。でも滝と紅葉を堪能できたから、まあ良いことにしましょう!

ところで4時間のコースを2時間半で一周、幾らなんでもハイペース過ぎませんか?

立ち寄り湯の「ぷくぷく」も良い湯でしたが、その後に様子を見に行った「ほったらかしの湯」のほうがよかったかも!? 客を出迎える大きな木彫の亀が面白いのと、栗アイスクリームも美味しかった。次回は若い人が多いこちらの温泉にしてね!

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