古への旅
九州の温泉を尋ねる旅の途中に立ち寄った臼杵磨崖仏と高千穂峡を紹介します。
臼杵は始めて訪れます。学生時代の旅では別府から高崎山に寄り、臼杵は通過して宮崎からえびの高原の高千穂峰へ向かいました。当時は石仏への関心がありませんでした。石仏が国宝に指定されるのは30年も後(1995年)のことです。別府から高速道路で一時間余り、東九州自動車道の臼杵ICを下りて502号線沿いの臼杵磨崖仏(まがいぶつ)に到着。町外れの山里です。
平安時代の後期から奈良時代にかけて作られた数十体の石仏が4ヶ所に置かれ、順路で巡ることができます。代表格の大日如来像(写真)は3m近くある座像です。想像したよりもはるかに大きく、力強さに満ちた威厳のあるお顔でした。これほど見事な磨崖仏ですが作られた経緯が分かっていないそうです。磨崖仏とは自然のままの崖や岩に彫られた仏像で、移動ができる石仏と区別されます。
別府に戻り、湯布院温泉、黒川温泉、そして阿蘇山を廻ったあとに高千穂峡谷へ向かいました。ここは2度目です。325号線でおよそ40km走ると宮崎県の高千穂町に入ります。高千穂神社に参拝して高千穂峡へ。
階段を降りた川縁のボート乗り場から両側から岩が迫る峡谷へと漕ぎ出しました。川幅は狭く、曲がりくねった流れを岩にぶつからない様に進む。周囲の騒音が聞こえません。緩やかな流れのため水音もない静寂の世界です。木漏れ日が神秘な雰囲気を醸し出します。真名井の滝が美しい。さらに漕ぎ進むと前方に橋が見えてきました。そこで神秘的な峡谷が普通の渓谷へと変ります。引き返すことにしました。
高千穂峡から細い道を天岩戸神社へ向かう。20分ほどで到着。すべてが40年前と同じでした。西本宮に参拝したあと岩戸川沿いの歩道を歩く。行き止まりの大きな洞窟に石積みが数え切れません。正直に言って少し気味が悪い。この天安河原(たかあまがはら)は神様が集まって天照大神に岩戸から出ていただく策を相談した場所と伝えられます。記憶が蘇りました。40年前もまったく同じ道を歩いたのです。拝殿の対岸にある天岩戸は、生い茂った木々で、今回も定かには見えませんでした。
<同行者のコメント> 天岩戸をもっと近くで見られると思っていました。ガッカリです。
写真:臼杵古園石仏群
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コメント
こんばんわ!
ブログ見させていただきました。
確かに作られた経緯が分かっていないというのは
不思議ですよね。
それにしても見事でしたね ^^
投稿: ブログ社長 ムラウチ | 2006年3月30日 (木) 22時24分