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2006年10月 1日 (日)

巣鴨散策と東京染井温泉「Sakura」

思い立って巣鴨に出掛けてみました。「刺抜き地蔵」で全国的に知られるようになった巣鴨ですが、私が訪れた理由はそれだけではありません。キーワードは「桜」です。
 
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桜と言えば染井吉野、江戸末期にオオシマザクラとエドヒガンを交配して染井村で作られた改良品種である。当初は桜の名所吉野に因んで吉野桜と命名されたが、紛らわしいことから明治後期に染井吉野と呼ばれるようになったそうだ。(染井村は現在の地名で豊島区駒込)巣鴨駅前の白山通りを渡り、池袋(大塚)方面に向うと、山手線に沿って桜並木が続く。駅にほど近い場所に「染井吉野の碑」がある。
 
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白山通りを北上した真性寺は「江戸六地蔵尊」(笠をかぶった大きな地蔵尊)で知られる。線香をあげて温泉巡りの旅の無事を祈願する。真性寺前から地蔵通り(旧中山道)に入ると一里塚標柱が「すがも園」に。同行者は名物の塩大福を買い求める。刺抜き地蔵は正式には萬頂山高岩寺(まんちょうざんこうがんじ)、本尊の延命地蔵菩薩は秘仏のため非公開。本堂の横にある「洗い観音」には長蛇の列が出来ている。 

 

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地蔵通りは買い物客で歩くのもままならない。衣料品や靴を売る店がやたらと多い。そして食べ物も。郵便局の少し手前を右折して横丁に入る。表通りとは異なる下町の風情が。白山通りへ出た。豊島市場の広い敷地に沿って真っ直ぐ進むと目当ての徳栄山本妙寺に行き当たる。 

この寺には江戸時代の著名人が祀られている。「遊び人の金さん」こと遠山金四郎景元(かげもと)や千葉周作など。「金さんは実在した人だったのね。千葉周作は?」などと同行者は無邪気なことを言う。「赤胴鈴之助の先生だよ!」とからかう。金さんの桜吹雪(ふぶき)の刺青(いれずみ)も芝居作者の創作のようです。

  

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すぐ近くの慈眼寺には芥川龍之介、谷崎潤一郎、司馬江漢などが眠っていた。慈眼寺と豊島市場に接して染井霊園が広がる。管理事務所の手前を右折、園内の「南そめいよしの通り」を歩くと、右手に高村光太郎と智恵子の墓がある。少し戻ったところには二葉亭四迷と岡倉天心も祭られている。管理事務所の前から外に出ると右手に、有名選手を擁する、東京スイミングセンターが。それに隠れるように「東京染井温泉Sakura」の入り口が見つかった。

 

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奥まったところにある門をくぐると小さな庭があり、和風の落ち着いた雰囲気である。真新しい施設だ。内湯には寝湯、檜風呂(大和桜の湯)そしてスタジアムサウナ、屋外は温泉露天(桜雲の湯)と白湯露天がある。いずれも名前に桜が。

温泉の湯はろ過しているために薄黄色で、舐めてみるとショッパイ味がする。オプションとして岩盤浴,ボディケア、エステ、メイク、ネイル、垢すりなどに加えて、レストランとキッズルーム(託児所)もあり、女性客を強く意識している。温泉と言うよりもレジャー施設の趣。入館料は1260円と少し割高に感じたが、同行者は至極満足そうだ。

桜つながりはここまでにして、私にとっての巣鴨を二題。駅前の日本アマチュア無線連盟はその名の通りアマチュア無線家の総本山?もう一つは「巣鴨プリズン(旧東京拘置所)」、年配者には耳慣れた名前だ。戦前はゾルゲや尾崎秀美が処刑され、戦後にはA級戦犯が処刑された。東京拘置所が今の小菅(葛飾区)に移転した後はサンシャイン60ビルが建てられた。東池袋の施設になぜ巣鴨の名が付いていたのか不思議に思って調べてみた。江戸時代には池袋から巣鴨・駒込に至る地域は豊島郡巣鴨村。池袋が交通の要所として発展したのは昭和になってからである。

  

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<同行者のコメント> 刺抜き地蔵は二度目です。ここだけは私が案内しました。家のガイドさんが急に巣鴨へ行くと言い出したのは、わたしが「遊び人の金さん」と呼んだからですね。おかげでお墓参り(巡り?)に同行することになってしまいました。劇中での決まり台詞をつぶやきながら歩くわが家の「金さん」はおかしいです。

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