草津温泉の湯巡り(前編)
久しぶりに草津を訪れました。朝の関越自動車道は練馬IC付近で渋滞があっただけで、快適なドライブが続き、約1時間で渋川伊香保ICに到着です。国道353号で中之条町を通過し、そして145号(吾妻街道)に入る。立ち寄ろうと思った東吾妻町と長野原町の境界付近にある「吾妻(あがつま)峡」は冬季閉鎖中で国道から遠景を望むだけでした。
基礎工事中の八ッ場(やんば)ダムの上流には丸岩の岩肌が垂直に切り立っていました。頂上部には戦国時代の丸岩城があったと伝えられています。このダムによって、下流の吾妻峡は残るものの、上流の川原湯温泉などは水没するのだそうです。国道145号、JR吾妻線、林道吾妻線などを山の高い位置に付け替える工事も進行していました。ダム湖を跨ぐことになる二つの橋の橋脚が恐ろしいほどの高さまで伸びていました。
そして292号で順調に草津町へ到着しました。折からの寒の戻りと1200mの高地にあるためか気温はマイナス2度、温泉街は地吹雪になっていました。
早速、目当ての日帰り温泉「大滝乃湯」へ。朝の10時前でも既に多くの入浴者がありました。利用料金は800円。この温泉には街外れにある万代鉱(ばんだいこう)源泉とすぐ近くの煮川(にかわ)源泉が引き込まれています。いずれも強い酸性(ph1.5-2.0)の硫酸塩・塩化物温泉です。内湯には大浴場(煮川源泉)と打たせ湯(万代鉱源泉)、そしてサウナがありました。温まりながら広いガラス越しに雪が降るのを眺めていると、案内板が目に留まりました。合わせ湯は30分毎に男女が入れ替えとあります。男客の時間でしたので行くことにしました。
外は雪と風、そして足下の床が冷たい。階段を降りたところの扉を開けると湯治場の雰囲気です。浴槽がいくつも並んでいました。そのうち5つの浴槽を順に入るのが「合わせ湯」です。最初は温めの湯から始まり段々熱くなります。40度、42度、44度、45度、46度の5種類ありますが、46度は熱過ぎてギブアップです。他に打たせ湯とかけ湯もありました。
次に向かった露天岩風呂は3つあり、上から下へと湯が流れています。名前の由来になった岩肌を流れ落ちる湯滝が圧巻です。冷たい風を頬に受けながら露天風呂を楽しみました。相変わらず雪が降っています。
11時を過ぎましたので館内で昼食をすませることにしました。名物の笹うどんとザルソバを二人で賞味しました。温泉街を回るバスを利用しようとフロントで時間を確認したところ、出たばかりで次は1時間以上待つことになるとのこと。温泉街は歩いても周れるとのアドバイスに従って湯畑へ向かう。折れ曲がった狭い路を歩くと5分ほどで湯畑に到着しました。雪景色の湯畑は初めてです。白く立ち昇る水蒸気が強風に煽られ、時々岩肌と湯が流れる様が浮き出ます。写真撮影に苦労しました。
湯畑を一周した頃には身体が冷えてしまい、湯畑のすぐ前にある「白旗の湯」に入ることにしました。白旗源泉を使う町営の無料温泉です。外にコインロッカーはありますが、中は脱衣場と浴室のみのコンパクトさ。木製の浴槽が二つ、ひとつは白濁した43度くらいのほどよい熱さ、もうひとつは透明です。何が違うのかと入ってみて驚きました。とにかく熱いのです。大滝乃湯の合わせ湯の一番熱い湯と同じです。
先輩格の客が曰く「ここに入ったら一人前だよ!」「ふたつとも同じ湯だが広い方が早く冷めるから」とも。最初の浴槽の上には高い吹き抜けがあることが影響しているのかも知れません。泉質は酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉と表示されていました。(続く)
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