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2007年6月10日 (日)

尾瀬を踏破(その4) 見晴~東電小屋

見晴から赤田代経由で今夜宿泊する東電小屋へ向かう計画であったが、途中の東電尾瀬橋が通行できないため、竜宮十字路とヨッピ吊り橋を廻る迂回路を余儀なくされた。一昨年の積雪でダメージを受けた橋はまだ改修工事に時間がかかるのだそうです。30分ほどの遠回りになる。
 
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見晴と竜宮の区間に限らず、尾瀬ヶ原全体が草原化し始めており、水芭蕉は水流のある限られた場所にしか見られない。まるで日光の戦場ヶ原のようだ。それでも木道の先に見える至仏山(しぶつさん)や燧ケ岳(ひうちがたけ)の姿は残雪が美しい。竜宮小屋に到着。
 
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竜宮十字路を右折する時に左手の富士見峠方面(長沢橋辺り)に水芭蕉が群生しているのを見つけた。東電小屋とは逆方向ではあるが行ってみることにした。
 
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木道周辺の水が豊かに流れる場所に見事な水芭蕉の群生が広がっている。まさに至仏山を背景とした初夏の尾瀬ヶ原のシーンである。
 
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竜宮とヨッピ吊り橋、さらに東電小屋の間も乾燥化が進んでおり、水芭蕉はヨッピ川沿いに限られる。
 
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東電小屋が見えてきた。階段を登る手前の木道周辺がリュウキンカの花畑の美しいアプローチになっていた。ニッコウキスゲが7月中旬に咲き始めるまでの彩である。2時少し前に東電小屋にチェックイン。早速、風呂を使わせていただく。(午後2時から7時まで利用可能) 温泉ではないが大きなステンレス製の浴槽に湯がたっぷりと満たされて気持ちが良い。
 
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夕食まで2時間以上あるので東電尾瀬橋まで歩いてみた。階段を下りると一面の水芭蕉の群生があった。橋は手すりのロープが垂れ下がり、橋げたも歪んでいるように見える。危険と書かれたプレートを下げたロープだけが通行を妨げていた。
 

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東電小屋に戻ったあと、あの橋を渡って来たという人の話を聞いた。確かに渡れないことはないが、沼尻川の水量の多さで、何人目で橋が落ちるか、ロシアン・ルーレットのようなものだと思う。この日の歩行距離はちょうど20kmである。

日が暮れ始めた5時半に夕食をとり、7時前には床についた。山小屋の消灯時間は9時である。(続く)

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