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2007年8月 6日 (月)

近江路の城(その1) 彦根城

「思い立ったが吉日」と関西地方への旅に出ました。当ブログで紹介した「お江戸日本橋の唄」に習って早立ちです。車の少ない早朝の東名高速を順調に走り、ヘッドライトを消したのは掛川IC付近です。その後も快適なドライブが続き、名神高速の彦根ICを降りて彦根城に到着したのはちょうど午前8時でした。

大手門近くの駐車場に車を停め、堀端を歩いて大手門橋から天守閣へと向かいました。長い坂道を上って枡形を抜けると天秤櫓(国の重要文化財)です。両側に隅櫓を配した姿が天秤に似ていることで付けられたユニークな門です。一見すると左右対称のようですが、よく観察すると左右の櫓の意匠が微妙に違い、石垣も左右で石積みの方法が異なります。右側の高石垣が牛蒡(ごぼう)積みで、左側の整然とした石垣は幕末近くに修理された落とし積みと説明されていました。

 

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堀切に架けられた廊下橋を渡り、時報鐘と太鼓門櫓(重要文化財)を抜けて本丸跡に入ると天守閣が聳えていました。小ぶりですがいくつもの様式を組み合わせた屋根と牛蒡積みの石垣に特徴があり、なかなか見応えがあります。牛蒡積みは雑な積み方に見えますが自然石を使った強固な工法なのだそうです。時間が早すぎたようで天守閣の入り口で係りの人がまだ準備中です。

  

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本丸跡をぶらぶらしていると「どうぞ」と声が掛かりました。さっそく天守に入ると、立派な梁が目に入りました。そして急な階段で最上階の3階へ上がると、琵琶湖と彦根市を見渡すことができました。

 

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2007_08040015ほかには見学者がなく天守からの展望をゆっくり楽しみました。残念ながら3階の廻縁(まわりえん)には出られません。

彦根城は、姫路城や松本城、そして先日訪れた犬山城とともに天守閣が国宝に指定された数少ない城です。多聞櫓も国宝であり、西の丸三重櫓と佐和口多聞櫓は国の重要文化財に指定されています。

 

2007_08040001江戸期初頭に築城された彦根城は戦に使われたことがなく、彦根藩の権威を示す存在だったようです。築城に際しては近江の佐和山城(石田光成の居城)、長浜城(羽柴秀吉の居城)、大津城(京極家)などの石垣や用材が使われたと伝えられます。

 

城内には世界遺産を目指すスローガンとマスコット猫「ヒコニャン」が溢れ、内堀で白鳥がのんびり泳いでいました。(続く)

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