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2007年9月11日 (火)

江戸太神楽

浜離宮恩賜庭園を訪れました。昨年末に続いて来日したニュージーランドの友人を案内して浅草から水上バスで隅田川を下ったのです。昨年の6月、いつもの同行者と一緒に逆のコースを日の出桟橋から浅草まで遡った船旅を当ブログで紹介しています。
 

今回は船もヒミコ号ではなく普通の遊覧船でした。下船した船着場から浜離宮恩賜庭園の池を廻り、お花畑で早咲きのコスモス(黄花コスモス)を見たあとに出口へと向かいました。「三百年の松」の前で大道芸のようなパーフォーマンスが見えました。
 

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二人組みで、女性が口上と曲芸を行い、男性は三味線の伴奏役です。和傘を使って湯のみ茶碗や升を回す芸を披露しています。   

 

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10数人の観客が集まっていました。バランス芸が続きます。水が入ったグラスを長い柄(竿)のついた台に乗せて、親指で保持したり、歯で支えたり、紐を使って自在にバランスを取ります。炎天下、しかも風がある状況での演技につい惹き込まれていました。 

 

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最後は、ご飯用の茶碗に水を注いで同様にバランスを取りました。そしてさきほどの紐を柄に巻きつけて回転させると、茶碗から水が勢いよく周囲に飛び出て、噴水や水芸を想わせる鮮やかさです。水に続いて紙ふぶきが舞えばフィナーレでした。曲芸の実演を観るのが初めてで、思わず祝儀をはずんでしまいました。そして二人の名前が仙吉さんと菊仙さんであることを知りました。 

 

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曲芸と言えば、テレビで おめでとうございますを連発する海老一染之助・染太郎兄弟の傘回しくらいしか知らない私は、帰宅後にさっそく調べてみました。太神楽(だいかぐら)十三代家元「丸一扇翁(まるいちせんおう)」社中の二人でした。そのホームページから江戸太神楽の歴史説明の冒頭をそのまま引用します。

 

”太神楽の起源は平安時代まで遡り、神社に伝わる「散楽」という曲芸がその源といわれています。元祖は尾州熱田(現在の愛知県)とする説と伊勢(現在の三重県)とする説があります。太神楽が人々の人気を集めたのは江戸時代になってからでした。”
 

2007_08260045 菊仙(きくせん)さんは日本伝統芸能の海外公演に参加したあと、平成10年に江戸太神楽十三代家元鏡味小仙(現在の丸一扇翁)に師事し、イベント・テレビ・ステージなどで活躍するベテランです。茶碗から水を飛ばすのは太神楽13曲のひとつ「水雲井の曲(みずくもいのきょく)」でした。

 

 


汐留の高層ビル街を抜けて、新橋から銀座八丁目辺りを案内しているうちにそろそろ夕食の時間になっていました。

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コメント

先日はどうもありがとうございました!
江戸太神楽の菊仙です。浜離宮お越し頂き、そして、私たちのパフォーマンスお楽しみ頂きましてありがとうございました。浜離宮は私ども、若手が土日中心にパフォーマンスさせていただいております。寄席やパーティーなどにも出演させていただいております。ヘブンアーティストとして大道芸もしておりますので、是非また見かけましたら声かけてくださいね!
ありがとうございました!!

投稿: 菊仙 | 2007年10月 2日 (火) 20時48分

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