大和路のドライブ旅: スーパー銭湯「ゆららの湯」
大和路ドライブ旅を締めくくる日帰り温泉は奈良のスーパー銭湯「ゆららの湯」です。八条にある奈良店に立ち寄る予定でしたが、西大寺の近くにも押熊店があることを思い出して急遽変更することにしました。西大寺に参拝したあと県道52号(奈良精華線)で押熊へ向うつもりが県道1号を二条町交差点まで行過ぎてしまいました。この交差点では左折できませんので、先の佐紀町交差点から県道751号(木津平城線)を北上して、大分遠回りになりましたが「ならやま大通り」で何とか押熊交差点にたどり着きました。ゆららの湯のhpで見た地図によればこの交差点の近くにあるはずです。
直進すれば約500mで目的地に到着できたのですが、何を血迷ったか、この交差点を左折してしまいました。その先で左方向が西大寺との案内標識を見つけて戻り始めていることに気づきました。ここで引き返すべきでしたが、右方向へ進もうと山勘(勘ナビ)で走り続けていると住宅地の狭い道に迷い込んでしまいました。気がつけば近鉄奈良線の「あやめ池駅」前です。なんと西大寺駅の隣駅まで戻っていたのです。
自宅を出掛けるときに旅程表と立ち寄り先の情報を携行することに気をとられて、広域地図を自宅に置き忘れてしまった咎めがここで出ました。駅前の交番で道順を聞こうとしましたが警ら中で警官は不在です。それではと駅のコンビニで奈良市の地図を買い求めることにしました。交番前に停めた車にもどる途中、車で待機していた同行者がジェスチャーでお巡りさんが戻ったことを告げています。そのお巡りさんは詳細な地図を使って詳しく道案内してくれ、交番横の道を真っ直ぐ進んで丁字路に行き当たったら右折するとすぐ先の右手にあるはずだと教えてくれました。
教えられた通りに走って行き当たった道路が先ほど押熊交差点まで走った「ならやま大通り」でした。右折して700mほど走ると「ゆららの湯」の大きな看板が右手にあります。見知らぬ場所を地図無しでドライブすることはこれまでよくありましたが、交番で道を教えてもらったのは今回が初めてです。購入した地図で調べるとジグザグのコースを取ってしかも行過ぎていました。
「ゆららの湯」は典型的なスーパー銭湯です。ただ手前の建物にある食事処から入浴施設がある奥の建物へ行くためには一旦屋外に出る必要があるのが珍しいと思います。入館料は650円と格安で、その日の男湯はバリ島風の南国湯でした。石が多用された高温と中温の温泉岩風呂が並び、南国風の屋根と滝がアクセントになっています。天然湧き出し温泉の泉質は単純温泉-低張性・弱アルカリ性低温泉(32.2度)でさっぱりした肌触りです。そのほかには足湯、ミストサウナと遠赤外線サウナもありました。女湯は純和風大露天風呂で男湯とは対照的なデザインだったようです。
貰ったパンフレットによると押熊店は「ならやまの湯」、姉妹店の奈良店は「朱雀の湯」との別名が付けられて、共通するキャッチフレーズが「のおんびりええわぁ」とのこと。高温の温泉が少ない奈良市周辺では「ゆららの湯」などの加温温泉に人気があるようです。ちなみに奈良県の高温温泉は南部の吉野以南に集中し、美人の湯で知られる十津川温泉や上湯温泉などが有名です。
走りまわったお陰で奈良市北西部の地理に詳しくなりましたので、ゆららの湯のあとは迷わず県道52号に入って神功皇后陵と称徳(孝謙)天皇陵に立ち寄りました。神功皇后は仲哀天皇の皇后で朝鮮へ出兵する途中に応神天皇を産んだと伝えられます。大和武尊が父とするとされる仲哀天皇と卑弥呼とも言われる神功皇后については実在を疑う説があるようです。[神功皇后陵の衛星写真]
称徳天皇(女帝)は天武系最後の天皇です。父である聖武天皇の譲位で孝謙天皇として即位しましたが、藤原仲麻呂が推して即位した淳仁天皇を「仲麻呂の乱」後に廃して、自ら称徳天皇として重祚(ちょうそ、再即位の意)しました。天武系に後継者が居なかったため、京都に遷都した桓武天皇の父、光仁天皇から天智系に戻って現代まで続いています。[称徳天皇陵の衛星写真]
奈良からの復路には名阪国道経由のルートを選びました。県道52号と県道1号(奈良生駒線)から国道24号を南下、横田町交差点から和爾下(わにした)神社前交差点を経て名阪国道(国道25号)に入りました。ちょうど日が暮れて辺りが暗くなった頃です。
名阪国道は高速仕様の一般国道で最高速度が60kmに制限されています。高峯山近くで急な登りカーブが続きました。その先はほぼ一直線になり伊賀市を通過、亀山市から有料の東名阪自動車道に入れば、あとは高速道路をひた走るだけです。四日市JCTで片側3車線の伊勢湾岸自動車道に逸れて豊田JCTで東名高速道路に入ると片側2車線が極端に狭く感じられます。
休憩を取りながら東名高速道路を順調にドライブして日付が替わる頃には到着も間近です。スピードを調整しながら12時を過ぎたことを確認して東名高速道路を降りました。もちろんETC割引(4割引き)を意識してのことです。今回のドライブ旅は大和路ドライブの約500kmを入れて総走行距離が約1,500kmでした。
<同行者のコメント> 修学旅行で行ったことがある奈良公園で鹿が見られると思いましたが毎日古墳とお寺巡りが続いて退屈でした。高松塚古墳のことは聞いたことがありますが他の古墳はさっぱり分かりませんし、杉花粉がひどいシーズンですから車から出ないで待機していました。でも初めて訪れた平城宮の跡が広くてびっくりです。わが家の運転手さんも道に迷うことがあるのですね。意外でした。それにしてもずっと車を運転していて飽きないのでしょうか。□
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