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2008年5月16日 (金)

上野の国宝薬師寺展と森鴎外の温泉「鴎外荘」(前編)

上野に出掛けました。目的地はJR上野駅公園口を出て公園内を300mほど北へ歩いた東京国立博物館です。

 

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現在、同博物館内の平成館で平城遷都1300年記念「国宝 薬師寺展」が開催されています。日光・月光(がっこう)両菩薩立像(りゅうぞう)、聖観音菩薩立像、八幡三神坐像、慈恩大師像、吉祥天像など国宝に指定された仏像、草創期の薬師寺の姿をたどる考古遺物など薬師寺の貴重な文化財を一堂に展示する貴重な機会です。特に日光・月光の両菩薩像が揃って薬師寺を出ることは今回が初めてなのだそうです。国宝薬師寺展の入館料(当日券)は1500円です。

 

今年3月に奈良の薬師寺を参拝していますが、その時は古墳が旅の主テーマでしたから、ゆっくり拝観する時間がありませんでした。

 

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東京国立博物館の左手奥にある平成館の2階に上がって第一会場に入りました。

 

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2008_05130039_3 プロローグの八幡三神坐像にはじまり、板絵神像、東塔伏鉢、仏足石が続き、聖観音菩薩立像の存在感に圧倒されます。そしてスロープを上ると今回の展示会のハイライトである日光菩薩立像(りゅうぞう)と月光(がっこう)菩薩立像が徐々に迫ってきました。スロープの上から見る仏像の迫力にしばし見入ってしまいました。2つの仏像がほぼ対称であることと腰をやや捻っていること(トリバンガ、三曲法)に気が付きました。

黄金色に輝く光背(こうはい)がないためにその姿の細部までよく鑑賞することができるのです。月光菩薩の右腕に疵のようなものが見えました。フロアに下りると3m以上の高さがある両仏像の大きさを手が届く距離で実感できます。像の周りを360度ぐるりと歩きながら見られることも今回の展示会の特徴です。薬師寺では中央に安置される薬師如来立像はこの上野では残念ながら見ることができません。その代わりに薬師如来立像を中央に両菩薩増がならんだ大きな写真パネルが展示されています。

第二会場には藤原京から平城京に移った薬師寺の歴史と数々の出土品が展示されています。圧巻は玄奘三蔵坐像と慈恩大師像、そしてフィナーレは吉祥天(きちじょうてん)像でした。小さな麻布に画かれた吉祥天像はこれまで写真では見たことがありましたが、実物は1000年以上を経たものとは信じられない鮮やかなタッチがあります。

薬師寺の国宝をこれほど間近で鑑賞することが出来たことは貴重な体験でした。68日まで開催されていますので興味のある方は東京国立博物館に足を運ばれることをお勧めします。510日までに40万人の入場者があったと薬師寺のhpに書かれていました。

平成館1階左手奥の大講堂で午後1時から開催された展示会ガイダンスにも参加しました。薬師寺執事の生駒基達さんが僧侶らしい魅力的な声と巧みな話術で薬師寺とその仏像について解りやすく20分余り解説してくださいました。最後に話された「心の健康」の大切さが印象に残りました。

 

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平成館1階の平常展「日本の考古遺物」のエリアも見て回りました。(続く)
 
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