新宿副都心のビル群(後編)
議事堂通りの右手は先ほどNSビルから見た京王プラザホテル、前方には同じく新宿住友ビルと新宿アイランドがあります。高層ビルとして大先輩格の新宿住友ビルは3角形の独特のフォルムを持つことから「三角ビル」とも呼ばれています。ビル内に最上階まで三角形の吹き抜けがあるのはNSビルのモデルになったのでしょうか。
(写真:左下は議事堂通りの北方向、右下は同じく南方向)
京王プラザ(左下)に隣接する新宿三井ビルは真っ黒に塗られたまさに異色のビルで、日本一の高さを誇った新宿住友ビルを抜いて日本で最初に200mを越えた高層ビルです。新宿センタービルと工学院大学の間に一際ユニークなビル(右下)を見つけました。モード学園コクーンタワーでした。好き嫌いが分かれそうな近未来的なデザインを持つこのビル(地上50階建て、高さ203.65m)は今年10月末の竣工が予定されています。
右手の新宿三井ビルの奥には新宿野村ビルと損保ジャパンビルが並び(左下)、前方は北通りに面した新宿アイランドです。円柱形の新宿アイランドホール(右下)と半地下の円形パティオ(左下2段目)がアクセントになっています。
北通り沿いには奇抜なデザインの天文時計がある塔(オベリスク)と水が流れる人工的な池もありました。その池の中に真っ白な大理石のようなオブジェ(パブリックアート)が並んでいます。その表面に何やら手書きで文字が書かれているのを見つけ(右下の写真)、今話題になっている落書きかと思いましたが、良く見るとデザインの一部のようです。残念ながら判読できません。イタリア人のデザインですからイタリア語かもしれません。高層ビル街のなかにあってなぜかホットできる空間でした。
北通りを新宿中央公園に向かうと、L字形をしたハイアットリージェンシー東京と緩やかな曲面に特徴があるヒルトン東京のデザインが対照的です。
公園通りに入って新宿中央公園前を通り過ぎるとNSビルからも見えた新宿パークタワーです。西新宿のビルとしては都庁に次ぐ高さを誇る高層ビルで、三角屋根を持つ高さの異なる3つのビルを組み合わしたデザインです。32階以上には「パークハイアット東京」が入居しています。甲州街道(国道20号)と首都高速の新宿出入口に囲まれたビル街の一番外れに位置します。
高速道路の高架下に西参道口交差点の名がありました。明治神宮の西参道への入口です。都庁前駅へ戻る途中に見かけた佐鳴(さなる)予備校のユニークなビルを最後に紹介します。同社は東海地方を中心に約170校を展開する予備校最大手だそうです。ガラス張りの高層部とクラッシクな石造り風の低層部を組み合わせたデザインです。改築予定の東京中央郵便局もこんなイメージに変わるのでしょうか!?□
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