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2008年8月28日 (木)

富士山登頂(その7) 下山

お鉢巡りを終えた7時頃には日差しが強くなり気温が上がってきました。重ね着をしていた上着をすべてリュックに詰め込んで下山を始めました。朝日岳の横を抜けて吉田口(河口湖口)の下山道に入ります。なだらかな下山道は砂礫の感触が心地よくて段々ピッチが上がると、以前 宝永山から御殿場口下山道に入って大砂走りを同行者と楽しんだ記憶が蘇ってきます。その走法に切り替えると面白いようにスピードが出ます。

 

気を良くして砂走りを続けると前を歩く人たちが立てた砂埃が追い抜く時に気になります。タオルでマスクのように鼻と口を覆うことにしました。これで万全です。一気に下ると8合目までちょうど30分(平均所要時間の半分)で到着しました。快調なペースです。

 

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ここは須走口登山道と吉田口(河口湖口)下山道の分岐点です。案内板を確認した上で須走口江戸屋を回り込むように左折、通路脇のベンチで休憩をとりながら靴紐を締め直しました。隣に座っていた年配の女性が声を掛けてくれました。広島から来たことと昨夜は7合目に宿泊したことなど、そして一人で歩く私を激励してくださいました。礼を述べて出発です。昨日登山中に左手上方に見えた吉田口下山道に入りました。路面が大分硬くなって軽石が混じって来ました。つい調子に乗って早足になってしまいます。緊急避難所を過ぎた頃から左足の膝に違和感を感じるようになりました。

 

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気になり始めると歩き方も何となくぎこちなくなってしまいます。そして下り坂の歩き方をほとんど練習していなかったことに気付きました。それでもペースを落とすことなく我流の歩き方で進んだことが失敗の原因となったことを後になって気付きました。一歩ずつ踏みしめるように歩けば良かったのです。

 

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段々辛くなり休憩をとる間隔が短くなってきました。ブルドーザーが前後に荷物を積んでエンジン音を響かせながら上る姿を休憩を兼ねて見送ります。下山道で2つ目の施設である公衆トイレに何とか辿りつきました。長めの休憩が必要でした。その効果が出たのか足も回復したようですから歩き始めました。すぐ先に見える岩が獅子岩かと思いながらも確認する余裕は無くなっていました。およそ40ヶ所の折れ曲がり(左折と右折が各々20ほど)があるジグザグ状の下山道が終わって長い単調な下り坂になりました。

 

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落石避難用のトンネルが2つあります。強くなった日差しを避けるには格好の場所でしたが少しでも早く6合目に着きたくて膝を庇いながら歩き続けます。馬が2-3頭と馬子が客を待っていました。ちょっと気にしながらそのまま通り過ぎるとやっと6合目に辿りつきました。広場に下りる階段がさらに辛く感じられます。

 

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左手の仮設トイレと安全指導センターには見覚えがあります。ここからは登山道と下山道が一緒になります。昨日の上りでは快適だった石畳が今は歩きにくくて辛さを倍増させるのが恨めしいです。何とか石畳の下り坂を通過すると今度はなだらかな上りになりました。何でもない道ですが左足が思うように動きません。少し歩いては休憩を繰り返すリタイヤ寸前の状況に陥っていました。馬車の御者が下山客に声を掛けています。「まだ1kmありますよ。足を痛めた方はどうぞ・・・」と。

 

その声が憎らしく、意地でも乗るものかと強がって、痛くないふりをして歩くとどうしたことか普通に歩けるようになりました。前方をゆっくり歩く2人連れの男性グループと同じペースで歩幅を狭めて歩くと膝の痛さが遠のくようで先ほどまでの不調が嘘のようです。歩き方とペースを乱して膝に余計な負担を掛けていたことを反省しましたが「時既に遅し」です。そのまま歩き続けて河口湖口新5合目の雲上閣に到着しました。

 

下山の所要時間はほぼ4時間と最初の勢いは「何処へやら」です。すべてが快調であった上りとお鉢巡りに比べると下りは散々な結果となってしまいましたが、無事に下山出来たことを富士山に感謝しました。

 

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休憩を取りながら昼食です。昨日は蕎麦でしたから今日はうどんを選びました。この順番を逆にした方が良かったかもしれないと意味もないことを考えていました。(続く)

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