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2008年8月27日 (水)

富士山登頂(その6) お鉢巡り

すっかり明るくなった5時半頃にお鉢巡りに出発しました。朝日岳の次は、伊豆岳(阿弥陀岳 3750m)、成就岳(勢至ヶ岳 3733m)、浅間岳(駒ケ岳 3715m)、三島岳(文珠ヶ岳 3740m)、剣ヶ峰(最高峰で3776m)、白山岳(釈迦ヶ岳 3756m)、久須志岳(薬師ヶ岳 3740m)と8つの峰が火口を取り囲んでいます。複数の名を持つ峰が多くて紛らわしい上に、久須志神社と浅間大社奥宮にあった山頂の地図(その4に写真を掲載)では成就岳の位置が久須志岳の隣にあり、浅間岳と駒ケ岳が別の峰として画かれていました。事前に調べた地図とは配置が異なります。時代とともに峰の名前が変わったようですからどちらが正しいのかは分かりません。下の写真は御来光、剣ヶ峰にかかる月、三島岳と剣ヶ峰、火口棚と白山岳(右端の丸い峰)です。

 

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伊豆岳と成就岳の外側を歩きました。左手下方には宝永山が綺麗に見えます。数年前に8合目まで登った御殿場口登山道の道筋が続いています。

 

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御殿場口登山道の頂上です。前回の登山時に楽しんだ砂走りの説明がありました。

 

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成就ヶ岳、銀明水(ぎんめいすい)、そして浅間岳(駒ヶ岳)を過ぎると浅間大社奥宮です。頂上富士館の前を抜けた「このしろ池」には薄い氷が張っています。

 

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振り返ると先ほど通過した朝日岳と伊豆岳がシルエットになっています。三島岳の先にはいよいよ剣ヶ峰の富士山測候所(気象レーダードーム跡)が見えてきました。そしてそこに至る坂道の勾配が尋常ではありません。「馬の背」です。急なだけでなく滑りやすいのです。これを避けるには逆に左回りでお鉢巡りをすれば良いのですが、やはり右回りの方が手応え(足応え?)があると思いました。途中で立ち止まりながらやっとの思いで上りきると測候所への階段に長い行列ができていました。

 

「日本最高峰富士山剣ヶ峰3776米の碑」と「二等三角点富士山」(標高3775.63mの基準点)で記念写真を撮る人達でした。30分近く待ってやっと私の番が回ってきました。予定外の時間ロスです。「電子基準点」(約3mの高さがあるアンテナは標高3777.5mで日本一高い基準点)を抜けて測候所施設の横に回り込んだ所にある小さな展望台へ狭い梯子(はしご)で上ると幸運にも綺麗な陰富士が見えました。

 

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南アルプスが雲海から頭を出しています。外輪廻(コース)からも陰富士が見えます。時間の遅れを取り戻すために先を急ぎました。白山岳に向かうお鉢巡り道が続いています。火口(大内院)に近い火口棚の内輪廻の近くに万年雪が見えますが温暖化のためか思ったよりも規模は小さいのです。

 

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雷岩と釈迦の割り石を過ぎると左手にもう一つの火口(小内院)があります。その火口に陰富士ならぬ「陰人間」(筆者のシルエット)が浮かび上がりました。金明水を右手に、白山岳を左に見て久須志ヶ岳(3770m)の頂上付近まで上りました。もうそのまま下ればお鉢巡りの出発地の久須志神社です。剣ヶ峰での写真撮影で手間取ったため、お鉢巡りには1時間半も掛かってしまいました。

 

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プチ薀蓄です。「お鉢めぐり」は山頂の8つの峰を巡ることから「おはちめぐり」と呼ばれましたが、富士山の形が鉢に似ていることから現在の名称となったそうです。何合目との呼称も同様の謂(いわ)れのようです。つまり8合5勺などの言い方ば昔の日本酒や醤油の量(はか)り売りと同じなのです。(続く)

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