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2008年11月16日 (日)

カーナビ再考

東北地方南部郡上八幡から長良川流域、そして京都郊外を走った最近のドライブ旅は、主に地方道を利用しましたので、今年8月に購入した小型ナビが役立ちました。最近まで「勘ナビ」に拘(こだわ)っていたドライブの好きな私も、近頃は記憶力に限界を感じるように(地図を確認することが多く)なって、ついに宗旨(しゅうし)替えです。その利便性はレンタカーで沖縄や四国(徳島・香川の大坂峠レンタカー)などをドライブした時の経験からよく理解しています。

カーナビの現状をレビューしましょう。カーナビ大国の日本では、Panasonic、パイオニア、ケンウッド、アルパイン、三洋電気、三菱電機、ソニー、富士通テン、クラリオンなどの数多くの国産メーカーが強い製品開発力を持ち、国内市場だけでなく世界市場も席捲しています。
 
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さらに自動車とカーナビの協調を図る技術が国内の自動車メーカーから発表されています。例2008_1001ceatec20080229えば日産はカーナビの情報を使い、カーブに差し掛かると自動的にブレーキを掛けるシステムを登載した車(フーガ)を市販しています。つまりカーナビをセンサーとして利用するのです。カーブまでの距離とカーブの大きさなどの情報を自動車の制御用コンピュータ(ECU)に転送して、現在の車速情報を考慮して最適な速度を判断する仕組みです。一定の速度で走行するクルーズコントロールをオンにしている場合にも便利な技術です。また一時停止線や曲がり角のすぐ先に脇道がある場合にも役立ちます。

トヨタも似た機能をG-BOOK mXで提供していますし、電子サスペンションの減衰力をカーナビから得たカーブ情報や前回走行した時に経験した高架道路のつなぎ目などの情報(カーナビに蓄積)を使って自動的に切り替えて乗り心地を向上させるシステムがレクサスに搭載されています。ホンダからは、従来の最短時間ルートの案内に加えて、燃費の良いルートを指示する機能がインターナビシステムとして提供されています。

このようにカーナビの高機能化は目を見張るものがありますが、高価格と操作の複雑さに抵抗感がある上、カーナビが普及する以前に購入した私の愛車は設置するスペースも問題でした。そしてどうしても欲しくなるような商品としてのセンス(つまり魅力)が現在の高機能化する一方のカーナビには感じられないのです。

と言う一方で、実は2-3年前からPND(Personal Navigation Device)に興味を持っていました。携帯できるナビゲーション端末で、車に登載するカーナビとしての利用のほかに、自転車に乗る時や徒歩で散策する時にも利用できる汎用性に特徴があります。

PNDの分野では意外なことに米国や台湾のメーカーが先行して圧倒的な存在となっています。私はそのなかで台湾製のMio Digital Walker"に関心を持ち、有力な購入候補と考えていました。最近になって国内のカーナビメーカーもPND製品の販売を開始しましたが、カーナビを手掛けるメーカーはやはり精度に拘(こだわ)りがあり、ワンセグTV機能や音楽再生機能などを持つ多機能型を追求しています。「イノベーションのジレンマ」(クリステンセン著)が指摘した先行する優良企業のジレンマがそこに見られます。

世界での販売台数は2005年にカーナビとPNDが並び、2007年には1:3.5とPNDが急伸し、2012年の予想では1:6とPNDが圧倒的に多くなるとの予測があります。日本でも今年はPNDの比率が15%ほどに高まったとの調査報告を読みました。話がそれますが最近注目されている台湾ASUS社のEeePCなど低価格(約5万円)ミニノートPCの台頭も同じ背景です。これらは携帯電話とともに日本市場のいわゆるガラパゴス現象(小さな島国における特異な進化)の好例です。

次回は私が購入したPND製品の特徴と3ヶ月間(走行距離約5,000km)に亘って使用した感想を紹介します。

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