矢板武記念館と喜連川「もとゆ温泉」
県道56号から県道30号に入ると、教えられた通りに、大きな枝垂れ桜が立派なお屋敷の中に見えました。往きに見かけた矢板武記念館でした。渋沢栄一や勝海舟とも交流があった地元経済人の屋敷が市の施設として一般に公開されています。駐車場に車を停めて屋敷内を見学することにしました。入館料は100円です。
良く手入れされた前庭にはツツジが美しく咲いていました。
裏庭に高く聳える枝垂れ桜の花は終っていますがさすがに見事な大木でした。
この著名経済人から市の名前が付けられたのかと早とちりしましたが、実際はその逆で、坂巻武兵衛(さかまきぶへい)氏が明治の初めに矢板の地名をとって矢板武(やいたたけし)と改名したそうです。当時、明治政府が新たに戸籍を作る作業を行っていたことで改名が可能になったとのこと。下の写真は勝海舟の手になる額「聚塵亭」(塵まみれになって働いている人たちが集まる屋敷の意)と渋沢栄一の掛軸です。
国道461号から国道4号に入って、矢板ICを過ぎた片岡交差点を左折、さくら市喜連川(きつれがわ)へ向かいました。路傍の大きな道祖神が迎えてくれました。
喜連川の歴史を調べてみました。足利尊氏の次男である足利基氏を祖とする喜連川氏(きつれがわうじ)が豊臣秀吉によって下野国(しもつけのくに)喜連川に所領を許されて姓を喜連川に改名、関ヶ原の合戦後は4500石と小石高ながら源氏の流れを汲む足利氏であることから大名並の扱いを受け喜連川藩として明治まで続いたようです。また喜連川は奥州街道(現在の国道4号)の宿場町でもありました。
この喜連川にある温泉付きの分譲地に知人が生前住んでいたため尋ねたいと思っていましたが果たせないまま今回の立ち寄りになりました。そして日帰り温泉に選んだのは公営「もとゆ温泉」です。町興しのための温泉が掘り当てられた翌年に喜連川温泉第一浴場として開場、1999年にリニューアルされた時に「もとゆ温泉」に改名された。
喜連川町(現さくら市喜連川)にはその他にも、二番目に造られた露天風呂(300円)、温泉福祉センター喜連川城(300円)、道の駅きつれがわ(500円)と計4箇所の公営入浴施設があります。公営以外にも公共施設のハートピアきつれ川(平日500円)、民間経営の喜連川早乙女温泉(1000円)、喜連川温泉さくら館(900円)、そして今 耳目を引くかんぽの宿栃木喜連川温泉(600円)なども日帰り温泉として利用できます。
もとゆ温泉は田園地帯にありました。入口に「日本三大美肌の湯」の幟(のぼり)がはためいています。入館料は300円と格安、券売機でチケットを購入してロビーに入りました。男湯と女湯がロビーの左右に配置されています。
脱衣場は小振りですが内湯との間仕切りに大きなガラス窓がありますから、内湯だけでなく露天エリアまで見通すことができます。内湯には温度の違う2つの浴槽「高温槽」と「源泉槽」があり、外部と浴室も大きな窓で仕切られていますので明るくて開放的です。露天風呂は10人くらいが入れそうな大きさです。温泉は循環ろ過式、泉質はナトリウム-塩化物泉で薄い茶色をしています。上記のように多数ある温泉のうち早乙女温泉だけは硫黄、塩分、鉄分を含む弱アルカリ泉のようです。
お丸山公園にも立ち寄りました。高台に温泉福祉センター「喜連川城」とスカイタワーがあります。子供用の遊戯施設もあって市民の憩いの場所になっているようです。
<同行者のコメント> あちこちで日帰り温泉を見かけました。ほかの温泉にも入ってみたかったです。公園にはきれいなクジャクがいました。華やかなオスのクジャクも素敵ですがカンムリをかぶったメスも可愛いですね。真っ白なクジャクもきれいです。
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