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2009年4月 6日 (月)

西国三十三所 三室戸寺

2009_03240097 平等院と宇治公園を訪れたあとは宇治川を遡(さかのぼ)りました。上流にある天ヶ瀬ダムを見るためです。川沿いの狭い道に入ると天ヶ瀬吊橋があります。散策用の観光橋ですから車は通行できませんのでさらに上流へ向かいます。天ヶ瀬ダムが見えて来ました。車はその手前にある白虹橋で対岸に渡れます。

宇治川支流の志津川に沿って山間の道を走りました。小さな集落に入ると次の目的地である三室戸寺(みむろとじ)に到着です。三室戸寺は西国観音霊場第十番札所で、あじさい寺の名でも知られるように、四季が美しい古刹(こさつ)です。春は桜・つつじ・しゃくなげ、夏はあじさいと蓮(はす)、秋は紅葉と菊が境内を彩(いろど)るそうです。

 

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西国観音霊場は西国三十三所とも呼ばれる近畿地方を中心とするもっとも歴史のある巡礼地です。四国八十八遍路とともに巡礼者が多いことで知られます。

 

2009_03240121ちなみに西国三十三所は、埼玉県秩父地方の秩父三十四ヶ所観音霊場と関東一円の坂東三十三ヶ所観音霊場とともに、日本百観音としても観音巡礼が行われています。その結願(けちがん)寺は秩父三十四箇所の三十四番水潜寺です。

三室戸寺は光仁天皇がその離宮に千手観世音菩薩を祀る寺として創建されたことから御室戸寺と名付けられ、後に花山天皇と白河天皇も離宮とされたことから三室戸寺と称するようになったと三室戸寺のhpに説明されています。

拝観料500円を払って朱に塗られた山門を入るとなだらかな長い参道が続きます。その右手には池泉回遊式庭園と石庭がありました。

   

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長い石段が本堂へと続きます。石段を上りきった納経所の左手に芭蕉の句碑「山吹や宇治の焙炉(ほいろ)の匂(にほ)ふとき」がありました。

 

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石畳に沿って蓮が植えられた大きな鉢が並んでいます。根が生えた蓮根が水中に置かれているだけで今は寂しいのですが夏には美しい蓮の花が咲き乱れるのでしょう。

 

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本堂の前にある宝勝牛は口の中にある石の玉を撫でると勝運がつくと言われています。またお腹には小さな覘(のぞ)き穴があって胎内の小さな牛の木像を見ることができます。平成10年の春場所直前に大関若乃花が絵馬を奉納して優勝したそうです。

 

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宝勝牛の横に手形が2つありました。若乃花と貴乃花のものです。若乃花の手形はさすがに大きいのですが、並ぶ貴乃花の手形は私の手と同じ大きさである(小さい)ことは意外でした。

 

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「浮舟之古蹟」の碑は、源氏物語宇治十帖に描かれたように貴族の別荘があった風光明媚な地であることを偲(しの)んで、江戸時代に建てられた石碑だそうです。もともとは宇治川に近い場所にあったようですが何度か移されたのち三室戸寺の境内に置かれて今に至っています。

 

同じ場所に立つ謡曲史跡保存会の案内板に謡曲「浮舟」の説明がありました。源氏物語宇治十帖に登場する女性浮舟が夫である薫中将(光源氏の孫)と兵部卿宮(ひょうぶきょうのみや、匂の宮)との恋との間で揺れ迷うさまを幽玄の世界として脚色したものだそうです。そう言えば昨年は源氏物語千年紀でした。高台寺で源氏物語五十四帖展が1024日から127日まで開催されていたことを思い出します。

 

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阿弥陀堂と鐘楼の奥に三重塔があります。オフシーズンですから三室戸寺に参る人も数えるほどでした。

<同行者のコメント> 花がいっぱいあるお寺と聞いていましたので期待したのですがまだ早すぎたようです。この寺の蓮の花をいつか見たですね。牛の大きな口に手を入れて石の玉を回しましたからきっと良いことがあると思います。

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