旧東海道ドライブ旅(浜松から豊川まで): 新居宿
舞阪宿から新居宿へ向かう車は国道1号を経由する必要があります。弁天橋を渡った弁天島の海浜公園から赤い鳥居と浜名大橋が望めました。
さらに中浜名橋、西浜名橋を渡りました。浜名湖には浜名湖競艇場があって新居関跡周辺も家並みが建て込んで当時の様子を窺うことはできません。新居関は今切の渡しの渡船場と関所を兼ねていたそうです。現代の空港のようにイミグレーションの機能があった旧東海道でも珍しい施設です。
脇道を少し南に入ったところに船囲い場跡の碑が立っていました。
旧東海道に戻って31番の新井宿場内を西へ進むと旅籠紀伊国屋跡に真新しい資料館が出来ています。
次の泉町交差点の周辺に疋田八郎兵衛本陣跡と飯田武兵衛本陣跡がありました。
旧東海道はここで左に折れて南下します。寄席馬跡と新居一里塚を過ぎた枡形近くに棒鼻跡(駕籠の先棒の意から転じて駕籠かきが集まる場所、宿場の出入り口)がありました。
橋本交差点でいったん国道1号に入り、次の橋本西交差点で右手の旧道に入りました。昭和62年に再生された松並木が続く路傍に紅葉寺(もみじでら)跡の標識、藤原為家の歌碑「風わたる 濱名の橋の夕しほに さされてのぼる あまの釣船」、立場跡(たてばあと)が続きました。立場とは旅人や駕籠かきなどが休息する施設です。旧東海道の路傍に「浜名旧街道」と表示された今風の看板を見かけました。
明治天皇御野立所址は明治元年に明治天皇が京都から東京へ行幸(ぎょうこう)された折、豊橋吉田宿から新居宿へ向かう途中に休憩した場所と説明されています。
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