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2009年10月 8日 (木)

CEATEC JAPAN

106日(火)から10日(土)まで第10CEATEC JAPAN(シーテック・ジャパン、デジタル家電ショー)が幕張メッセで開催されています。セミナーを受講するのが主目的ですがその合間を利用して初日の展示会場を駆け足で歩いてみました。昨年のCEATECとはできるだけ違う視点から私が興味を持ったテーマを紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

最初はNICT(独立行政法人情報通信研究機構)のブースで見つけた超臨場感音響システムと裸眼立体映像ディスプレイ、いずれもマニアックな技術です。前者は演奏者を球状に取り囲むように設置した26台のマイクロフォンで演奏を収録、小型の球体に取り付けられた26個の小さなスピーカから再生する仕組みです。つまり演奏家が3人の場合は計78chの音響システムになります。演奏者の前後左右の音を忠実に表現するだけでなく、演奏者の動きも忠実に再現できる優れた音響技術でした。

 

 

 

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もう一つは特殊な眼鏡を使わないで立体映像を見ることができる技術で超臨場感システム(gCubik+i)と名付けられています。水槽をイメージしたディスプレイに映る魚に触れるとその魚が取り込まれてガラス箱内に立体映像として映し出されました。表面の小さなレンズ状のものが回折効果を生じて立体映像に見せているそうです。写真では立体映像が表現できない(原画通りにボケて見える)のが残念。隣のコーナーで大掛かりな裸眼立体映像ディスプレイのデモが行われていました。こちらは映像品質も申し分なく、顔を左右に動かしたり立ち位置を変えると見る角度も変わる自然な立体動画です。

 

 

 

 

 

 

 

KDDIブースはFMBC(携帯電話とテレビの融合)をテーマにしています。出先から携帯電話を使いテレビ・ニュースや番組を選んで帰宅後にサーフィン視聴できる仕組みです。これは便利で使えそう。もう一つは家族の好みに合わせた番組を自動的に選んでくれるもの。居間に集まった家族(携帯電話で認識)に共通する好み・関心事に合う番組をシステムが選んで提供してくれるそうです。チャンネル争いを避けようとするアイディアかも知れませんが「余計なお世話」、お仕着せのテレビ番組視聴は真っ平です。

 

 

 

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NTTドコモのブースに展示された新しい技術から、不要となった間伐材(かんばつざい)で作った携帯電話のボティ(TOUCH WOOD)と眼で操作できるイヤフォンを紹介します。前者の完成度は高くて欲しくなりました。後者は障害を持つ人に朗報ですが目つきが悪くなりそうなことが玉にキズ。その他にも高性能フェムトセル基地局の家庭内利用はいろいろなアイディアが浮かびそうな面白い技術だと思います。

 

 

 

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ALPSの「タッチでデータコミュニケーション」(電界通信)は最近注目される人体通信の一種です。握手しただけで自分の個人情報をコピーされないように注意する必要があるかもしれません。それはさておき、私は抵抗膜式タッチパネルを応用したボタンが一つしかないリモコンに注目、iPhoneと共通する操作感が気に入りました。

 

 

 

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村田製作所のブースは大混雑、目当てはもちろんムラタセイサク君(2005年デビュー)とムラタセイコちゃん(2008年デビュー)の自転車に乗るロボットです。毎年、確実に成長している様子が見られてCEATECには欠かせない存在です。一輪者に乗るムラタセイコちゃんの人気は大変なもので今や兄を凌駕(りょうが)しています。難しい技を難なくクリアーしましたが付き添う人は今年も心配そうに見守っていました。

 

 

 

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日産ブースにも大変な人込みがありました。昨年も出展された衝突しないロボットカーが売りです。この技術が交通渋滞の解消に役立つと良いと思います。ここで思いました。蟻も長い行列を作りますが衝突する様子は見受けられません。童謡「おつかいありさん」では蟻同士がぶつかっていますが蟻の行動を研究すれば何かヒントが?

 

 

 

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東芝はCELL REGZAを大々的にアピールしています。IBM・ソニーと共同開発したCELLプロセッサーを採用したテレビです。美しい黒色の再現など画質向上と多チャンネル録画機能が大幅に強化されたそうです。プレゼンテーションも気合が入っていました。

 

 

 

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パナソニックは3D(立体)テレビとフルハイビジョンの4倍の解像度(4K2K)を持つプラズマディスプレイを前面に押し出しています。専用眼鏡を使う3Dテレビは予想以上に自然な立体映像が見られました。同ブースはその他に低消費電力の次世代パネルやLED電球などエコ家電技術を総合的にPRしていました。

 

 
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三菱電機は迫力ある有機EL方式スケーラブルディスプレイ(155インチの大型画面)をブースの中央に配置しています。スケーラブル有機ELディスプレイとは小さな有機ELディスプレイを縦横にいくつも張り合わせたもので、三菱電機が得意とするオーロラビジョン(屋内外に設置する大型スクリーン)と同じカテゴリーでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

ソニーも3D対応 BRAVIA(技術参考展示)を大々的にショーアップしています。Panasonicと同様に眼鏡を掛けて観るタイプの3Dテレビです。アメリカで人気の立体映画(DVDビデオの再生)に対応するもので、両社は来年(2010年)にそろって国内発売すると見られます。

 

 

 

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シャープも60Full HD D TVのデモの他、LEDランプをバックライトに使用するLED AQUOSLED電球など、エコ・ポジティブ カンパニーを標榜していました。

 

 

 

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最後に紹介するのはYAMAHAブースです。昨年も紹介したVOCALOID(歌声合成技術)を使ってヒューマノイド(人型)ロボットがピアノ演奏に合わせて歌うのがポイントです。また同ブース内に設置された「セカイカメラ」はピアノ演奏の情報を拡張現実空間に浮かび上がらせるサブ的な扱いですが大変興味深い技術です。位置情報と組み合わせることで画像に貼り付けたエアタグ情報をiPhoneで読み取ることが出来るもので、将来 大化(おおば)けする可能性を秘めた技術だと思います。
 
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