南伊豆・早春の花巡り(第1部) 爪木崎の野水仙
肩の凝る記事がまた続きましたので、リラックスしていただけるよう、南伊豆へのドライブ旅で撮影した花の写真を紹介します。見やすくするために写真サイズをいつもより大き目にしました。三部作の最初は下田の爪木岬(つめきざき)、野水仙が群生することで有名な場所です。12月20日に始まった水仙祭りは1月31日に終わって、とうに最盛期を過ぎたと承知していましたが、人の混雑はないだろうと考えたのです。
下田市の市街地から起伏のある須崎半島の道を走りました。須崎御用邸前を過ぎて純白の灯台が見えると爪木崎の駐車場に到着です。爪木崎公園には期待した以上に多くの水仙が咲いていました。
散策路で爪木崎先端の高みに上がると溶岩が固まってできた俵磯(たわらいそ)と呼ばれる柱状節理(ちゅうじょうせつり)と爪木崎灯台が見えます。柱状節理は田原の滝(山梨県)と玄武洞(兵庫県)で見たことがあります。そして爪木崎灯台(昭和12年完成)は塔高が17.3mで約25km先まで光が届くと説明されています。
沖合に伊豆七島のうち、大島、利島、新島、三宅島、御蔵島、神津島が並んでいるのが見えます。そして式根島と鵜渡根島(うどねしま)の姿も。ずっと右手には南方10kmの沖合にある小さな神子元島(みこもとしま)と明治3年に完成した日本最古の洋式石造り灯台である神子元島灯台(塔高23m)が望めました。
北に目を転じると伊豆半島の丘陵地帯に風力発電施設が多数並んでいるのが見えます。浅間山(せんげんさん)山麓の東伊豆町風力発電所(3基)と東伊豆町奈良本の別荘地近くにあるCEF伊豆熱川ウインドファーム社の風力発電所(10基)のようです。
灯台から続く坂道を下りて水仙が咲き乱れる花畑の中の散策路を歩きました。
強い風が最近吹いた影響でしょうか、水仙が渦を巻くようになぎ倒された場所があります。歌碑「抱かねば 水仙の揺れ やまざるよ」(岡本眸、ひとみと読みます)にある女性らしく優しい歌に納得しました。
散策路を一周して駐車場へ戻る途中、爪木崎花園にも立ち寄りました。ハボタン(花キャベツ)、ノースポール、ストック、そしてキンセンカが咲く花壇で面白いオブジェ(木製の農夫)を見つけました。
温室内に入ってみました。青いバナナや不思議な形をしたトックリラン、そしてハイビスカス、アブチロン(赤と黄色のツートーンカラー)、クラッスラ、オジギソウ、ブーゲンビリアなど鮮やかな花々が美しく咲いています。写真はクラッスラとブーゲンビリア。
高温多湿の温室内ではカメラのレンズが雲って撮影が大変でした。(続く)
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