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2010年2月24日 (水)

春の訪れを告げる花椿

昨日は3月下旬の陽気になり、春を感じさせる柔らかな雲と暖かい日差しの下で、月例のゴルフコンペを楽しみました。その前日のことですが、伊豆へのドライブ旅で時間がなくて見逃した椿の花を求めて、近くの公園まで散歩に出掛けたのです。片道30-40分のルートにアップダウンの坂道が続きますからゴルフの準備運動になったはずですが私のスコアが芳しくなかったのはひとえに練習不足のせいでしょう。

2010_02220013_2 椿(つばき)はその字が示すように春を代表する花木(かぼく)です。昔の人は鰆(さわら)と同様に季節を象徴するものと考えたのだと思いますが、漢字を誤って用(もち)いたため中国語では別の花木をさすようです。椿は鎌倉時代から室町時代にかけて一世を風靡(ふうび)した春の花で、華道や茶道が流行したこの時代に公家、僧侶、武士たちの間で愛され、その時代に栄えた城下町を中心に広まりました。これを東アジアに来た宣教師のカメルさんがヨーロッパに持ち帰ってヨーロッパでもブームになり、この宣教師の名がそのまま花の名前「カメリア」になったそうです。

2010_02220009 日本の椿は藪椿(やぶつばき)が原種で、学名をカメリア・ジャポニカと言うように日本固有種、花が咲く期間は長く、早咲きのものは10月から、遅咲きのものは4月まで観賞できるようです。花が散る時は花びらが一枚ずつではなく花全体がポロリと落ちる特徴があります。また開花した後に出来る実には油分が多くて椿油が採られることも良く知られます。椿の仲間には小振りの花を咲かせる侘助(わびすけ、花言葉は簡素・控えめ)は風情があることから人気があります。広辞苑によれば名前の由来は朝鮮から侘助という人が持ち帰ったことによるとしていますが、茶道のワビ(侘)とスキ(好)の複合語である、あるいは千宗易の下僕の侘助にちなむとする説も。

2010_02220004 花言葉辞典によると椿の花言葉は「理想の愛」「謙遜」、赤い椿は「控えめな愛」「気取らない美しさ」、白い椿は「申し分のない愛らしさ」「理想的な愛情」「冷ややかな美しさ」です。また「つばき」の読み方の由来は「光沢がある」という意味の古語である艶から「艶葉木(つやはき)」と呼ばれたから、葉に厚みがある意味の「厚葉木」、強い葉っぱの木の意味の「強葉木」など多くの説があります。

2010_02220041 椿の花の形は一重が多いのですが八重咲きなど多様、花の色も白色から桃色、そして赤色や紫色まで多彩なことが相まって椿の魅力となっています。上の写真は園内で見つけた形状の異なる4種類の花です。

椿の花で私が連想したのは花椿を商標登録した化粧品会社の資生堂です。椿油が古くから髪の毛を美しくする髪付け油として使われたことと関係があるのではと思って調べてみました。やはり大正4年(1915年)に商標登録された花椿は当時人気商品であった「香油花椿」をモチーフとしてデザインされたそうです。その他にもこの会社が明治5年に銀座で創業した時に出雲との縁を深めようと街路に出雲椿(藪椿)を植えたことでこの通りが「花椿通り」と呼ばれるようになったと言う話もあるようですから、やはり椿と縁の深い会社のようです。

公園内には椿の花が咲き始めていました。2月下旬から3月上旬が最盛期でしょう。

 

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その他にも春の花が咲いています。
 

白梅
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紅梅

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福寿草(ふくじゅそう)
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蝋梅(ろうばい)
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サンシュユ   

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<同行者のコメント> 旦那さまは花の撮影で忙しく公園内を歩き回っていましたが、私はあちこちにある池でカルガモたちがそれぞれつがい(夫婦)で仲良く泳ぐのを眺めていました。昨年の秋に訪れた時と同じ風景です。

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