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2010年5月11日 (火)

八ヶ岳周辺の清水と古代遺跡(4) 無芸荘・蓼科大滝・蓼科湖・杜鵑峡

昼時近くなりましたので横谷峡入口交差点の近くにある大東園に向いましたが、残念なことにこの日は休業日であると知り、次点候補に考えていたもうひとつの蕎麦屋に向いました。横谷峡入口交差点前にあるちょっとユニークな意匠の建物にある信州手打ち蕎麦工房「遊楽庵」に入りました。

 

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時間が早いのか他には客がありません。私は「つけとろ」を、同行者は「天せいろ」を注文。待つ間、窓越しに外を見ると小さな笊(ざる)を持った2人の若い男性店員が何や収穫に出掛ける様子。何気なく眺(なが)めていると植え込みの辺りに自生している(それとも栽培している)野草を摘(つ)んでいるようです。

配膳された「天せいろ」には野草の天ぷらが盛られています。一つ貰(もら)った野草の天ぷらは衣のサクサク感と微(かす)かな苦味が美味しい。同行者は「材料費が掛かってないわね~!」と呟(つぶや)いています。「つけとろ」は十割蕎麦との相性が良くて食感を楽しみました。

 

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店を出る前に蕎麦打ち場の横に展示されていた道具類を興味深く見学しました。「遊楽庵」では蕎麦打ち体験もできるようです。

国道299号(メルヘン街道)の曲がりくねった道を半分ほど引き返した蓼科ブライトン娯楽部前の三差路を左折して北山の別荘地を抜け、行き当たった県道192号(ビーナスライン)をさらに左折、蓼科郵便局近くにある無芸荘に立ち寄りました。
 
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映画監督の小津安二郎氏が仕事場・接待の場として使用した蓼科プール平にある別荘で、現在は蓼科観光協会が維持管理しています。元々は諏訪の製糸業で名高い片倉家が蓼科の別荘として地元の旧家を移築したものだそうです。敷地内に高浜虚子句碑がありました。

内部を見て回ったあと囲炉裏端(いろりばた)で案内人の女性と建物・五右衛門風呂・古い備品について話が弾(はず)みました。

 

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以前はもう少し山の方にあったものを2003年頃に観光用として現在の場所に移築したとか、奇遇ですが案内人さんが我われの住まいのすぐ近くに住んでいたことも知りました。建物の内外に置かれた大量の薪(まき)は夏場に囲炉裏で使うものとの説明でした。それほど屋内が涼しいのです。そして冬場(11月中旬~4月中旬)は施設がクローズされるそうです。あれこれ話が弾んでつい長尻(ながじり)になってしまいました。

蓼科高原・プール平の駐車場に車を停めて蓼科大滝を目指しました。郵便局と共同浴場の間を抜けて右手の路地に入ると、その先に階段があり、大滝遊歩道に入ると人影の無いサワラとミズナラの原生林へと導かれました。原生苔(こけ)の緑が鮮やかで不思議な世界を演出しています。

 

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鴬などの鳴き声が聞こえます。10分ほど歩くと突然滝の音が聞こえてきました。東屋の先に端正な姿の蓼科大滝が迫力をもって迫ります。訪れる観光客が少ない蓼科の穴場スッポトです。

 

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蓼科湖にも立ち寄リました。八ヶ岳の残雪が湖越しに望めます。

 

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湖畔の「湖の美荘」で同行者は好きなソフトクリームを求めました。選んだ「みゅくれバニラ」と言う高級バニラ(店員の説明)は確かに美味しい。説明書に「みゅくれ」とはフランス語で美味しいミルクの意味とか・・。調べてみると確かにありました。乳脂肪分を抑えたヘルシーなソフトクリームの名前で、クリーミーな舌ざわりとほどよい甘さに人気があるそうです。 

蓼科高原バラクライングリッシュガーデンの手前を右手に入って500mほど走ると滝の湯川に出合いました。先ほど訪れた蓼科大滝の下流で、ここが杜鵑峡入口のようです。

 

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杜鵑峡(とけんきょう)は信濃十名所の一つとされる景勝地で、高さ数十メートルに及ぶ溶岩の断崖を縫(ぬ)って滝の湯川が流れ下っています。蓼科の隠れた美景で、明治21年(1888年)に「ホトトギスが鳴く峡谷」の意味で峡と名付けられたと説明されています。ちなみに杜鵑はホトトギスの漢名です。

峡へ向う遊歩道は急な上り坂が続きます。かなり上った後は下り坂になり、小さな吊り橋(霧島の橋)で対岸に渡り、落ち葉に覆(おお)われた遊歩道となって続きます。

 

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説明にあった通りの美しさ。そして鶯(うぐいす)などの鳴き声も聞こえます。

 

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岩場を過ぎると再び急な上り坂がジグザグと続きます。息が切れそうになったところにちょうど東屋があり、しばらく休憩しました。

さらにアップダウンが続いたあとに砂利道の林道に出ました。ここでも鶯の鳴き声が聞こえます。私と同行者の会話と砂利道を歩く音が入っているのはご容赦ください。同行者が木の上に何かの巣を見つけました。

 

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30分の周遊コースは足場の悪いアップダウンが難儀でしたが、渓谷美と鳥の鳴き声を愛(め)でるには最高の場所かもしれません。(続く)

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