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2010年6月12日 (土)

ラーメン小僧の都心探索

都心へ所用で出掛けた昼時には、繁華街の立ち食い蕎麦屋ばかりではなく、時としてラーメン店にも目が行きます。格別ラーメン好きと言う訳でもなく、ましてやラーメン通にはほど遠い私ですが、最近印象に残った都心のラーメン店を3軒紹介します。

2010_06030024 最初は「三田製麺所」(六本木店)、六本木交差点から左側の歩道を飯倉方面に50mほど歩いたバス停前にあり、当ブログで紹介した「ショーレストラン六本木金魚」の少し手前です。讃岐(さぬき)のうどん屋のような名前のラーメン店は港区芝5丁目に田町本店があるつけ麺専門のチェーンです。 

2010_06030022 店内はカウンター席のみが約10席あり、入口横の券売機でチケットを購入してしばし待つと、空いた席に案内されます。席の番号表示のある磁石付きクリップでチケットを厨房の壁に貼り付けるシステムはとてもアナログ感覚で良い。待つこと数分でカウンターの一段高い場所に麺が入った器とつけ汁の器が2つ並びました。 

2010_06030019麺は太目でストレートに近く、一旦水で〆たあとに暖めた「あつもり」。つけ汁は一見するとシチューのようにも見えます。麺を観察した後につけ汁に入れると程よく絡み合ってこくのある汁と腰のある麺がマッチしています。魚介と獣のダブルスープのつけ汁には大きなメンマと青物野菜、チャーシューの角切りなどが入って、正にシチューそのもの!

2010_06030020 食べ終わると、残ったつけ汁に暖かいスープを追加してもらい「スープ割り」で飲む客や、ご飯にかけて食べる常連客も見受けられました。ちなみにつけ麺は並サイズの700円から多彩なメニューがあり、好みに応じて選ぶことができます。つけ麺ブームは相変わらずで店の数も増えていますがその人気店の一つは期待通りでした。 

2軒目は都内で有数のラーメン激戦区の目黒にあるつけ麺「づゅる麺池田」です。JR山手線目黒駅西口から南方へ下りる権之助坂の途中、右手にあります。この辺りにはラーメン店はもちろんのこと、多数の食事処が建ち並んでいますが、鮮やかな緑色に店名が白抜きで書かれた暖簾(のれん)が目を惹きました。

2009_04230141 近くに田丸などの老舗(しにせ)や青葉・野方ホープなどライバル店は数え切れませんが私の直感はこの「づゅる麺池田」を選んだのです。歩道のガードレール側に数名の列が出来ていますが券売機で食券を買って並ぶことに。その券売機の周辺にはやたらと注意書きが貼られ、立て看板には北海道産小麦3種の自家製麺と手書きされている。 

2009_04230142_2 特濃つけ麺(ポターづゆ)もメニューに加わったとの告知などを読みながら10分ほど待つと店内へ案内されました。入った店内はカウンター席が10席、4人掛テーブルが2卓あり手狭に見えますが2階にもまだテーブル席があるようです。定番の「つけめん」(750円)に興味をそそられましたが塩ラーメン(750円)の魅力に負けました。 

2009_04230144豚骨を使用せず鳥・魚介・野菜を主体としたスープはあっさりした私好みの味です。見た目にはスープが薄茶濁色で醤油か味噌かと思うほど。インパクトが欲しい人は卓上の「魚粉」を入れるようにアドバイスされています。ちなみに店名の「づゅる麺」は太麺をすする音に由来しているようです。次回は是非つけ麺を食べてみたいと思います。

2009_10290017 3店目は当ブログで紹介したことのある「喜多方ラーメン坂内(有楽町店)、JR山手線有楽町駅の高架下にあります。前回の説明とできるだけ重複しないような視点から紹介しましょう。ガード下のアーチ構造を利用した店内は、天井が低く、さほど綺麗とは言えませんが、照明が薄暗くて落ち着いた雰囲気です。 

2009_10290015中央に大きなカウンター席があるユニークなレイアウトです。私は5卓ある4人掛けテーブル席のうちで入り口に近いテーブルに案内されましたので、カウンター席に陣取るサラリーマン風の客達の喧騒(けんそう)から離れて、ゆったりした気持ちでラーメンを味わうことが出来ました。従業員は訛(なま)りからみて大陸から来た人達のようです。 

2009_10290009 店内の飾りつけが会津の雰囲気を醸し出しています。注文した「喜多方ラーメン」(580円)、大きくて肉厚のチャーシューが5枚入った醤油ベースの豚骨スープと太目の平打ちちぢれ麺が私の好みにピッタリです。豚骨味が強過ぎないこと、チャーシューが多い割りに値段が安いこと、そしてランチタイムは禁煙になっていることも良いのです

2009_10290012_2 半ライスがサービスで付いてくるようでしたが私には重過ぎるので辞退しました。焼豚ラーメンも豚肉がテンコ盛りで人気メニューのようですがやはり重過ぎるようで・・・。

今回紹介した3店はいずれも、独自の特徴を出しながら、奇を衒(てら)っていないことに好感が持てました。ラーメンは創作料理の典型ですから、どんなアイディアも許されるのでしょうが、基本に忠実であることが店が長続きする秘訣ではないかと思います。

参考情報ですが、6月4日から6月27日まで赤坂サカスで「最強ラーメン烈伝 in サカス」をTBSが開催しています。前期(15日まで)と後期(16日から)に各々9店舗が入れ替わって出店するようです。上記の「喜多方ラーメン坂内」を紹介したブログ記事でも触れた「大つけ麺博」と同様のイベントです。

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