« 近江・湖西ドライブ 生水の郷・針江 | トップページ | THIS IS IT »

2010年6月23日 (水)

近江・湖西ドライブ 鯖街道と朽木温泉「てんくう」

2010_06190147 安曇川を遡(さかのぼ)って県道293号を西へ向かいました。県道23号に合流すると徐々に高度を上げながら山間の地へと入って行きます。安曇川が大きくS字状にカーブするのに合わせて県道23号もそのS字をなぞり、国道367号に行き当たりました。国道367号(若狭街道)は鯖(さば)街道とも呼ばれる約80kmの古い街道です。

2010_06190145 織田信長が越前の朝倉氏を攻めたときに妹の夫である浅井長政が朝倉側に付いたために戦いに敗れて京まで退却したルートとして歴史上良く知られる街道です。鯖街道については京都市北部の大原美山をドライブした時に触れていますが、福井県(若狭)の小浜市から京都まで鯖を運んだ街道なのです。

余談ですが鯖街道にはいくつものルートがありました。東ルートには琵琶湖の水運を利用するもの、琵琶湖沿いの国道161号、あるいはやや内陸の国道367号の3つ、西ルートは国道162号(周山街道)、真ん中のルートは鞍馬から花脊峠・久多・朽木小入谷・根来坂峠を越える最短距離の「針畑越え」です。針畑越えは根木坂峠が登山道となっているため車は通行することができません。

国道367号と県道23号が交わる朽木(くつき)は鯖街道の宿場町、周辺でとれる物産の集散地としても栄えました。近年は観光事業に力を入れて温泉やキャンプ場を兼ね備えた多目的施設「グリーンパーク・想い出の森」をオープンしています。

2010_06190149その施設内にある朽木温泉「てんくう」をこの日の日帰り温泉に選びました。高島市朽木の市街地から山道を上って立派なグランドを過ぎると到着しました。結構広い駐車場はほぼ満車状態で、一段下がった駐車スペースの一番奥に1台分の空を見つけました。「山女魚の里」と表示された建物はどこにでも在りそうな平凡なもの。 

2010_06190153 ショップの先にある食事処「里山レストラン天空」で遅い昼食にします。私は岩魚のづけ丼、同行者は熊笹うどんが付いた鯖(さば)寿し膳を注文しました。岩魚のづけ丼は期待以上の美味しさでご飯も完食しました。 

 

 

2010_06190154 笹うどんは丹後半島から城崎温泉をドライブした時に食べましたがちょっと変わった風味があります。鯖寿しが好物である私は一つ貰って食べました。普通の味だと思いましたが同行者はちょっと生臭いという。

 

 

2010_06190161 1995年にオープンした温泉施設は屋根付きの廊下を渡った先にあります。カウンターで料金(ひとり600円)を支払うと奥のカウンターを案内されました。領収書を見せてロッカーの鍵を貰う仕組みです。カウンターの手前には左右に男湯「石の湯」と女湯「木の湯」がありますが、内湯だけとのことですから、奥の「てんぐの湯」へ向かいます。

2010_06190165 脱衣場はそれほど広くありません。内湯もコンパクトでカランの数は20個、L字型をした主浴槽を中心に源泉風呂と水風呂が配置されています。泡風呂が2人分付属する主浴槽で身体を温めた後は露天風呂です。瓢箪(ひょうたん)型をした浴槽に湯が掛け流しになっていました。湯口の周辺には緑色に塗られたものが取り囲んでいます。

2010_06190169 露天風呂の浴槽に入って後ろを振り返ると巨大な天狗の頭があります。朽木に天狗伝説が伝えられるからでしょう。男湯と女湯の仕切りとしてはユニーク、双方を行き来出来るようですが従業員が清掃作業などに利用、あるいは掃除用器具の収容場所かもしれません。天狗から連想して緑色の物体は天狗の団扇(うちわ)かもしれないと・・。

2010_06190167 泉質はアルカリ性単純温泉、泉温は25.8度、透明ですがやや黄色掛かっています。加熱・ろ過循環をしているが加水はしていないとのこと。全体に平凡な印象ですが、温泉が比較的に少ないエリアであり、料金も妥当ですから人気があるのでしょう。階下には別料金のプールゾーンもありますが見学するだけにしました。

2010_06190174 山から里まで下りて温泉がある辺りを振り返って巨大な天狗の顔を捜しましたが見つけられませんでした。ちなみに「てんくう」とは天空と天狗をかけたネーミングのようです。雨が強くなりましたから朽木の散策は諦(あきら)めて、鯖街道で朽木から京都を目指すことにしました。 

 

2010_06190179 鯖街道沿いには鯖すしを提供するすし屋が多数立ち並んでいます。余りの多さに小浜から運ばれる鯖が京都まで届かないのではないかと心配性の私には思えました。いよいよ鯖街道ドライブの開始です。 

 

 

2010_06190177 朽木を出ると国道367号は信号機が一つも無い道が安曇川に沿って20km以上も続いて大津市に入ります。この街道にもサーキット族(カミナリ族)が出没するのか「ゆっくり走ろう」と大きく表示されていました。この日は雨が幸いして交通量が少なく、ほぼ貸切状態で鯖街道のドライブを楽しめそうです。 

2010_06190183 高度を徐々に上げていくつものトンネルを抜けます。動物や花の絵が各々のトンネルの入り口に描かれているのが面白い。猪に続いて鹿がくれば次は蝶かと期待すると、意外にも猿でした。何か意味があるのかもしれませんが私にはこの謎解きが出来ませんでした。

 

2010_06190187 滋賀県道路公社の途中トンネルだけは有料(150円)ですが今年の10月から無料になると表示されています。

 

 

 

 

2010_06190189 途中トンネルと途中越を通過すると府道367号は高度を下げて大原に差し掛かります。ここから先は2年前に京都市内から大原までドライブした時に通過した区間です。さらに高度を下げて八瀬を過ぎて京都の市街地に入る頃には雨が益々強くなって来ました。

 

2010_06190204 東大路通の交差点で信号待ちをした時にこの3年間探していたものをついに見つけました。奇妙な物が置かれた商店の2階に掛けられていた琺瑯(ほうろう)看板は「大村昆さんのオロナミンC」、水原弘さんと由美かおるさんもあります。大村昆さんは伊香保温泉で見た4つに欠けていましたが、これで大塚五人衆の写真がすべてそろいました。

2010_06190207 さすが京都! じっくり撮影したいところでしたが後続車に押されるように市の中心部へ・・。混雑する東大路通から烏丸(からすま)通に入ると前方に東本願寺が見えてきました。ここが湖西ドライブの終着点です。 

 

 

<同行者のコメント> 雨の中のドライブでした。山の上に棚田を見に行ったり、古墳を巡ったり、きれいな水が流れる集落を訪れたりと、人込みとは無縁の場所ばかりでした。ただ一か所混んでいたのは朽木の温泉施設です。その温泉がある「グリーンパーク・想い出の森」の広さに驚きました。旦那さまが昼食に選んだ岩魚のづけ丼を一口もらいましたがとても美味しかったです。そして温泉も。

|

« 近江・湖西ドライブ 生水の郷・針江 | トップページ | THIS IS IT »

ドライブ」カテゴリの記事

温泉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/48701087

この記事へのトラックバック一覧です: 近江・湖西ドライブ 鯖街道と朽木温泉「てんくう」:

« 近江・湖西ドライブ 生水の郷・針江 | トップページ | THIS IS IT »