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2010年8月20日 (金)

自己流高速ドライブテクニック ハンドル操作

高速道路での急ハンドルは、命に係わる危険な操作ですから、絶対にしてはいけない操作です。ハンドルを両手でしっかりと(しかし力は入れ過ぎないで)握りましょう。ハンドル(ステアリング)はゴルフクラブと同じで、強く握りすぎると手を機敏に動かし難(に)くなりますし、ハンドルを片手で操作すると方向性が不安定になって危険です。高速道路上に落ちている障害物を踏んだり、突然タイヤがバースト(破裂)した時に、ハンドルを取られることが無いとは言えませんから、必ず両手でハンドルの両側をホールドしましょう。

2008_12060009高速道路でのハンドル操作は、一般道とは異なり、左右にほんの少し回転(車線変更時でも10時から2時の範囲)させるだけです。これ以上回転させると車が大きく揺れるか、最悪時には車体のスピン(回転)に繋(つな)がり兼ねません。車線を変更する時もゆっくりハンドルを回転させて、緩(ゆる)やかに戻しましょう。

2008_12060012 つまり走行車線をそのまま走行する時にはハンドルをほとんど操作する必要はないのです。例え道路がカーブしていてもほんのわずかハンドルを操作するだけで路面が車をカーブに沿ってガイドしてくれます。
 
 

2008_12060014 その仕掛けは路面の傾きとクロソイド曲線(緩和曲線の一種)に従ったカーブにあります。路面の傾きは競輪場のバンク(傾斜面)やインディー・カーレースのオーバル(周回)コースほどではありませんが、速度とカーブの強さに応じた傾斜が付けられていて、この傾斜に応じて車の進路が変わるのです。

2008_12060018 クロソイド曲線と言うと難しく聞こえますが、道路のカーブが最初は緩やかで、徐々に大きく曲がって行きます。そしてカーブの出口ではこの逆になります。もう少し直感的な説明をすると、高速道路のカーブではハンドルを少しずつ(一定の速さで)回転させると車の進路がクロソイド曲線をピッタリなぞることができます。

クロソイド曲線はドイツのアウトバーンで100年近く前に採用されたドライバーにとって優しいカーブであるとともに遠心力が小さくて安全・快適に運転することができる素晴らしい特性を備えています。高速道路はもちろん、鉄道にも採用されているそうです。

注釈; クロソイド曲線は曲線長と半径が反比例する曲線です。これを想像するのは難しいのですが幾何学的には意外と簡単に説明できます。一端を固定したひもの先に鉛筆を結び付け、鉛筆を一定の速さで回転させながら(ひもを巻き取りながら)、固定した点を中心に回転させた時に鉛筆が描く軌跡がクロソイド曲線なのです。興味のある方は試してみると面白いでしょう。ちなみに巻貝の渦はクロソイド曲線になっているそうです。

2009_11010018追い越しをする時、車線を鋭角的に変更して追い越し車線に入る(あるいは走行車線に戻る)ドライバーを時々見かけますがこれはいけません。ましてや並走する車の鼻先をかすめてその前に割り込むことはマナー違反です。その運転者が自分は運転が上手いと錯覚しているようであれば、これはもう最悪であるだけではなく、運転の基本に無知であることを自認する行為です。 

高速道路で意外に難しいのは直線走行です。ハンドルを真ん中に維持すれば車は真っ直ぐ走るはずと思いがちですが、実際はそうならないのです。直線区間でも路面には微妙な傾斜がある(一般に外側が低くなっている)ことと、車ごとに固有の癖(タイヤの取り付け角度やパワステの挙動)もありますから、路面の傾きとハンドルの癖を考慮しながら絶えず微調整をする必要があります。

2008_03110012走行車線をフラフラしながら走る車をよく見かけますが、その運転者はハンドルの微調整が上手く行えていないのです。居眠りや上の空での運転はもってのほかですが、運転テクニックに関する原因もいくつか指摘できます。 そのひとつがタイミング遅れによるハンドルの切りすぎで、たえずハンドルを左右に切り続ける不安定な運転方法です。 

2010_04160004 もうひとつの原因は運転者の視点が良くないこと、つまり車に近い場所(例えば白線)を目標にして運転していることが考えられます。直線走行する時の視線は絶えず40-50メートル先の走行レーン(車線)の中央に置くのが良いと思います。これを意識すれば車間距離を詰め過ぎない効用もあります。 

2010_04160020 逆に近い場所の白線を見ていると、その白線に近付き過ぎるかあるいはフラフラ運転になりやすく、その極端な例は鋸(のこぎり)の歯のようにギザギザの軌跡を描く危険な運転です。 注釈; 自動制御理論で説明すると、フィードバック回路に時間遅延があるために生じる振動状態(あるいは発振状態)です。

2009_06220253つまり適当な車間距離を空けて先行する車の辺りに視点を置いて運転すれば真っ直ぐ走る ことができます。このことは、ボーリングではスパットを狙い、ゴルフのパッティングをする時にはスパット代わりの目印(ボールマークの修復跡など)を自分で設定することと同じだと言えば、理解していただけると思います。(続く)

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真に自己流!

投稿: | 2015年8月24日 (月) 21時41分

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