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2010年10月30日 (土)

映画「心の旅路」(前編)

思い立って川崎市多摩区にある「生田緑地ばら苑」に出掛けました。今秋は10月15日(金)から11月7日(日)まで一般に開放されています。私が訪れたのは2日目の土曜日、最盛期には少し早かったようで蕾の品種もかなりありますが、それでも80種ほどが咲き誇っていました。ばら苑の詳細は関連のhpで参照できます。
 

2010_10170248 4年前の当ブログ記事に掲載した写真は接写機能がないカメラで撮影しましたから、今回はクローズアップ撮影で紹介します。いつも長々と書くブログ記事の箸休めとして、私の記憶に残る古い映画を紹介しながら、気に入ったばらの花を見ていただく趣向としました。映画では桜の花がモチーフですが、桜も同じバラ科ですから・・・。
   
2010_10170030 紹介する映画は第二次世界大戦中に作られたアメリカのモノクロ映画「心の旅路」(原題はRandom Harvest)、第一次世界大戦が1918年に終了した直後の英国を舞台とする1941年に出版されたジェームズ・ヒルトンの小説を翌年の1942年に映画化したものです。[写真はクイーン マザー]
 

2010_10170034 原題のRandom Harvestは日本語にするのが難しい言葉(直訳すれば無秩序な収穫)で、これを「心の旅路」とした日本の映画関係者のセンスが光ります。[マダム・ジュールブッシェ]
 
 
 

2010_10170038 全編を見たい方は1~9に分かれたPart番号を順にクリックしてご覧下さい。(注釈; 残念なことに現在は削除されていますので、予告編ハイライトシーン静止画によるシナリオ説明を再掲載します。) 字幕や吹き替えはありませんので各Partのあらすじを参考として付記します。[スペルバウンド]
  

Part 1
 

2010_10170045 英国中部メルブリッジの軍人精神障害者施設から物語が始まる。戦場で記憶が失われて前線の軍病院から送還され1917年に収容された陸軍少佐(主人公)は言語障害で言葉をうまくしゃべることが出来ない。そして仮の名でスミスと呼ばれている。息子を探しに訪れた老夫婦と面会するが両親ではなかった。[アルブレヒト デューラー ローゼ]
 

2010_10170049 霧の深い夜、主人公は鍵が開いていた門の通用口から外に出てしまう。街では大戦が終ったことに歓喜する群衆に巻き込まれるがとあるタバコ屋に逃れる。不自然な言動を怪しんだ女主人は施設からの脱走者であることを疑い通報するため店の奥へ消える。そこへ若い女性が現れて逃げることを勧める。[トワイス インナ ブルー ムーン]
 

Part 2
 

2010_10170056 物陰に主人公を見つけた女性は元気づけるため仲間が居るパブ(居酒屋)に誘う。そして自分は公演中のショーガールであると語る。ブランデーを楽しんだあと劇場へ戻ると言う女性だが、相変わらず元気のない主人公に同情して劇場の楽屋へと誘う。女性の優しい言葉に心を開き始めた主人公は自分のことを語り始める。[ヘルムット・シュミット]
 

2010_10170070 女性は彼の仮の名がスミスであると知り、自分を芸名でポーラと紹介、主人公を「スミシー」と愛称で呼んでいいかと聞く。そして楽屋から舞台に続く衣装室からショーを観るように勧める。彼女のコミカルなダンスとスコットランド訛りの巻き舌を強調する歌、そして舞台へ上がって楽しそうに歌い踊る観客を見つめる主人公。[プリンセス・ド・モナコ]
 

2010_10170075 女性は相変わらず具合の良くない主人公を居酒屋の2階にあるホテルの自室に連れ帰って看病する。施設には戻りたくないと言う主人公に戻させはしないと言う。看病の効果か主人公はすこしずつ言葉を取り戻し始めるが、パブへ主人公の行方を探す警官が現れる。[プリンセス オブ ウェールズ](ダイアナ妃)
 

2010_10170087 これ以上自分とマネージャが逃亡者を匿(かくま)えないと考えた女性は、主人公に施設へ戻って治療を受けるように話すが、主人公の強い気持ちを知り一緒に逃げることにする。それを止めようとしたマネージャを主人公は誤って押し倒してしまう。汽車に乗った二人は地の果てを目指す。[スキャボロ フェア](同名の歌は映画「卒業」に登場)
 

Part 3
 
2010_10170092 小さなホテルを見つけた二人。ポーラはパブに長距離電話を掛けてマネージャが無事であったことを知る。すっかり健康を取り戻した主人公に著述の仕事が舞い込んで大喜びする二人。そして愛していることをポーラに告白して求婚する主人公。それを喜んで受け入れるポーラ。[シスター エリザベス]
 

2010_10170102 結婚した二人はリバプール郊外にある小川沿いの小さな家を見つけて暮らすことに。羊の群れが歩むのどかな田園地帯に建つ小さな家に参列者の車で送られた新婚夫婦が到着する。[サマー・サンシャイン
  
  

Part 4
 

2010_10170104 音を立てる小さな木戸を開け、満開の桜の枝を潜って、玄関ドアの鍵を開けて家の中に入る二人。そして3年目に男の子を授かって幸せの絶頂にある主人公の元へリバプールの新聞社から電報が届く。正社員に採用するとの知らせである。旅先のラベルが一杯貼られた妻のトランクに慌しく荷造りして明日の夜に戻ると告げる主人公。[加茂]
 
Part 5
 

2010_10170109 息子にも別れを告げて旅立った主人公はリバプールのホテルから新聞社へ向う途中に車にはねられて気を失う。戦場の回想から正気に戻った主人公は警官に自分の名前はチャールズ・レイニアと答える。日付を訊ねて1920年11月14日であると聞き、3年間が過ぎ去ったことを主人公は知る。[カウンティ・フェア]
 

2010_10170127 リバプールで自分が何をしているのか、今まで何処に居たのか、何も思いさせない主人公は、とにかく家に戻ることにする。帰宅した主人公は3日前に大実業家の父親が亡くなったことを聞かされる。3年間も失踪していた次男の主人公が豪邸を相続することを兄弟たちは快く思っていない。[ダブル・デライト]
 

Part 6
 
2010_10170135 主人公に関心を持った姪のキティは主人公のことをチャーリーと呼び、自分が18歳になるまで3年間待って欲しいと言う。別れ際、車に乗りながら「休日に招待してくれてありがとう」と周りに聞こえるよう挨拶するキティ。一方、主人公は豪邸での生活に何か満たされないものを感じている。[金閣]
  

2010_10170141 父の跡を継ぎたくないと執事に語りながら主人公はポケットから鍵を取り出し、それを眺めながらリバプールで何をしていたのかを思い出そうとする。歳月が経ち、チャールズに手紙を書き続けたキティは優等生で卒業、魅力的な女性に成長、チャールズは自分の望みとは裏腹に英国産業界のプリンスになっている。[カトリーヌ・ドヌーブ](女優 
 

2010_10170144 チャールズはキティと話しながら忘れていることを思い出しそうな予感を持つ。キティはチャールズに休暇をとることを勧めながら自分の気持ちを打ち明ける。一人になるとチャールズはまたあの鍵のことが気にかかる。しかし秘書のミス・ハンスンと仕事の話をはじめると実業家の顔に戻る。そして採用に至る過程を秘書に尋ねる。[ローラ81]
 

2010_10170146 2週間前にある雑誌で産業界のプリンスの記事を読んで募集中の秘書に応募したと語るミス・ハンソン。中部地方メルブリッジにある電線会社の買収案件を報告しながらチャールズの表情をじっと見つめる。しかしチャールズには何ら表情の変化はなく、長期休暇を取りキティと結婚するつもりであると明かし、その手助けが欲しいと言う。[グラナダ]
 

2010_10170183_2 問われるままにミス・ハンソンは自分が結婚したことがあることと一人息子が亡くなったことを話す。それでもチャールズの表情に何の変化もないことに落胆するミス・ハンソン。2年前に自分を秘書として採用してくれたジョン(ジョナサン)にその悩みを打ち明ける。[オクラホマ](黒ばらの一種、ネイティブ・アメリカンの意) (続く)

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