都立若洲海浜公園のサイクリングコース
午前9時30分から利用できるレンタサイクル(タンデム型)を1時間借りて約6kmあるサイクリングコースを走ることにしました。乗り場にはまったく人影がなく、手続きは江東区立若洲公園の事務所で行うように貼紙がしてあります。
水仙が咲くキャンプ場の脇を抜けます。
サイクリングコース上を我が物顔で歩く猫の面構えはなかなかのものです。
東京ゲートブリッジの取付け道路工事のためだと思われますが、サイクリングコースが片側車線に規制されています。
その取付け道路(高架)の下を潜(くぐ)ると、防波堤と直角に人工磯が伸びています。巨大な岩が積み上げられた人工磯は迫力がありました。
丸太が乱雑に放置されています。何だろうと近づくと空から見るオブジェの蟹でした。東京ゲートブリッジが完成するとナスカの地上絵のように取付け道路から全貌が見られるかもしれません。
浚渫船(しゅんせつせん)のずっと沖合に東京湾アクアラインの換気施設である「風の塔」(川崎人工島)を確認することができました。
若洲ゴルフリンククスの外周に従って大きく左へターンすると、予期しなかった東海道五十三次の案内板と京三条大橋の浮世絵が立て看板になっていました。東海道五十三次は日本橋から京三条大橋まで120余里(約495km)の道のりがありましたが、これを250分の一に縮小してサイクリングコース脇に各宿場の浮世絵が設置されているのです。最初が京三条大橋ですから逆上る(京都からみれば下る?)順番です。実物の東海道五十三次を日本橋から宮宿(名古屋市熱田区)までドライブ旅したことを当ブログで紹介しています。
赤く錆びた錨(いかり)がオブジェのように並べてあります。その近くに自転車を停めて日向(ひなた)ぼっこをする人を見掛けました。自前の自転車のようですから地元の人でしょう。写真の右上に写るのはタンデム車に一人で乗る同行者。東京湾の景観を楽しんでいるようです。
「海の王座」と名付けられたオブジェ
左にカーブすると対岸に東京ディズニーリゾート、右手に房総半島などが一望できます。
一直線にどこまでも伸びるサイクリングコースの右手前方には葛西臨海公園の観覧車が見えて来ました。左側のネットはゴルフ場から飛び出す恐れのあるボールからサイクリングコース利用者を防御するためでしょう。
蔦(つた)のトンネルを潜ります。
お台場の石が無造作に置かれています。
ついに日本橋に到着。宿場間の距離が微妙に異なるのは正確に縮尺したためでした。
白いとんがり帽子のようなものは内部に螺旋階段が付けられた展望台、葛西臨海公園はすぐ目の前に迫っています。
サイクリングコースの折り返し地点には展望台がありました。東京ヘリポートを発着するヘリコプターを間近で見られる展望スポット。
東京スカイツリーも遠望できます。
りんごのオブジェ
前半に東京湾の展望とオブジェをゆっくり楽しんだため、復路はかなりのペースでペダルを漕ぐはめになり、取付け道路下のアップダウンで息が切れてしまいました。
ちなみに江東区立若洲公園は都立若洲海浜公園の一部が江東区に割譲された経緯がありますが、両者は一つの公園のように機能しています。
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