ラーメン小僧の地方行脚(高松編) 味の店「支那そばや」
岡山駅で山陽新幹線からJR瀬戸大橋線(正式名称は宇野線・本四備讃線)の快速マリンライナーに乗り換えました。運転席を撮影した写真では分かりにくのですが、先頭車両は2階建てになっていて、上がグリーン車で下が普通車の指定席となっています。
2年余り前に四国ドライブ遍路をした時に瀬戸大橋(瀬戸中央自動車道)をドライブしたことはありますが、電車でこの橋を渡るのは今回が始めての経験です。
対岸の香川県坂出市に入ると瀬戸大橋線は予讃線に乗り入れました。四国には珍しい山々の雪景色を眺めていると高松駅に到着、高徳線のオレンジタウン行きで栗林(りつりん)公園方面へ向かいました。ちなみにオレンジタウンとは高松市の東隣にあるさぬき市の志度駅(琴電志度線の終点)の先にある新興住宅地です。四国第86番札所の志渡寺や海辺のカフカの舞台になったと私が想像する志度湾の近くです。栗林公園北口駅で下車、国道11号(中央通り、讃岐街道)を右折して観光通り(県道43号)を歩きました。観光通りの名前は市内と観光地の屋島を結ぶことがその由来です。
食品スーパー「マルナカ 田町店」脇に伸びる「田町 南の町商店街」に折れました。
立派なアーケードのある明るい商店街は歩行者天国になっています。
藤田ビルの1階にある創業12年の「味の店 支那そばや」に入りました。
店内には「テレビでおなじみ食材の鬼 佐野実で修行 ラーメン専門支那そばや 高松店」と表示されています。あの強面(こわおもて)の師匠に指導を受けた店主の味が期待されます。店内はテーブルとカウンターを合わせて18席。中高校生は50円引、大盛りは100円増しとのこと。
味噌ラーメン(750円)を注文。冬場だけのメニューで夏場は塩ラーメンに変わるようです。「味噌ラーメンには胡椒をふらないで下さい(味が変わります)」との表示が目に入りました。その他にも「みそとしょうゆのメンが違います。別々にゆでますので順番が違う事があります」「当店の麺はモンゴル産の天然塩から作り出したかん水を使用して自家製麺しております」「当店のスープには、名古屋コーチン・丸鳥・ガラ・天然羅臼昆布・その他、全国からの逸品を使用し、さらに醤油ダレは紀州天然醸造醤油で仕込み、又、麺は国産小麦・小笠原自然海塩・名古屋コーチンの玉子などを使用し、自家製麺しております」の貼紙が壁一面に! やたらに多い貼紙を読んでいるうちに配膳されました。
麺が見えないくらいタップリ入ったスープは乳白色をしており、見た目にはマイルドな印象があります。一口飲んでみると見た目と同じ穏やかな味がします。トッピングは柔らかい自家製のチャーシュー・メンマ・刻み青ネギなど。適度にインパクトがあって美味しいラーメンでした。
ただ讃岐うどんの本場である高松市の、しかも最低価格が750円とやや高額なラーメンでは、商売が厳しいのではないかと要らぬ心配をしてしまいました。それに美人の女店員さん(女将さん?)がちょっと無愛想なのも・・・。
仕事を終えて一杯飲んだあと、高松駅から大阪まで戻ることにしました。
高松駅前の夜景が綺麗でした。
味の店 支那そばや
住所: 香川県高松市田町4-16
電話: 087-834-6400
URL: http://www.e-komachi.com/web/gourmet/detail.asp?tnid=23368
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