« 旧東海道ドライブ旅(三重県) 庄野宿 | トップページ | 旧東海道ドライブ旅(三重県) 亀山宿(中) »

2011年4月20日 (水)

旧東海道ドライブ旅(三重県) 亀山宿(上)

長文の記事が連日続いたため、読んでいただいた方はお疲れになったのではないでしょうか。かく言う私も少し草臥(くたび)れましたので、所用で都心へ出掛けたことを口実に、掲載を1日休ませて貰いました。それでは亀山宿へ向かうことにします。

旧東海道は小田町交差点に入る直前で道なりに左へカーブして関西本線の井田川駅(いだがわえき)近くを通過して国道1号を2度横切りますが、国道1号(亀山バイパス)を走ることにしました。先を急ぐ理由は国道1号に近い場所で日帰り温泉と昼食を予定していましたが、あれやこれやで1時間ほど予定よりも遅れてしまったからです。川合町交差点で以前の国道1号と分かれ、国道306号(巡見街道、じゅんけんかいどう)と立体交差したあと、羽若町(はわか)交差点を右折して県道302号に入りました。
 
2011_04090165_2 
 
さらに最初の交差点を左折して300mほど走ると左手に目的地が見えました。保険福祉センター「あいあい」です。広い駐車場の奥に立派な建物があります。簡素な玄関を入ると左側は市役所の子育て支援センター(健康福祉部)になっていて、その窓口を通り過ぎると温泉と軽食コーナーへの入口がありました。
 
2011_04090166 
 
公共施設らしい建物の内部は広々として、多数の来場者があります。昼食と温泉のどちらを先にするか迷いましたが、早朝から車で走詰(はしりづめ)ですから、やはり温泉を選びました。オープンな下駄箱に靴を入れて、券売機で利用券を求めました。亀山温泉白鳥(しらとり)の湯の利用料は何と150円(65歳以上の高齢者は100円)と激安であることが驚きです。天然温泉をこの料金で提供する施設は温泉地の外湯(共同浴場)くらいでしょう。「白鳥の湯」の名前の由来は日本武尊の伝説によります。
 
2011_04090171 
 
利用券と引き換えにロッカーの鍵をもらって入った脱衣場も広めで清潔感に溢(あふ)れています。ただロッカーの数は限られているためか、常連客と思(おぼ)しき人は脱衣籠(だついかご)を利用しています。
 
2011_04090169   
 
内湯と露天風呂の2つだけとシンプルな構成も温泉を楽しむには十分です。いずれも滝のような幅広の湯口から大量の湯が流れ落ちています。泉質はナトリウム
塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性-弱アルカリ性-温泉)。湯温は源泉が40.1度、浴槽が加温しても40-43度とやや温(ぬる)めですから、しっとりとした滑(ぬめ)りのある湯にゆっくり入浴することができます。ジャグジーの設備が付属した内湯はそこそこにして屋根がせり出した露天風呂に移りました。
 
2011_04090167 
 
この日は冷え込みがきつく風もありますから、外湯では肩まで浸(つ)かっていないと身体が冷えてしまいます。一緒に入るグループは東日本大震災の話題で持ちきり。メンバーの一人が上京した時に大地震と遭遇して大変な思いをしたと話しています。「ここにも体験者がいますよ」と心の中で呟(つぶや)きながら湯を楽しみました。

遅めの昼食に私は伊勢うどんを、同行者はそばを選びました。先にカウンターで受け取ったそばは城崎温泉近くの出石(いずし)そばのように陶器に盛られた皿そば。でも出石そばのように小皿に小分けした「わんこそば」(さらっこそば?)ではなく、こちらは大皿です。牛丼並みの低価格ですが同行者は美味しく食べたようです。
 
2011_04090174 
 
伊勢うどんは6年前の夏、熊野古道と熊野三社へドライブ旅した帰路で伊勢神宮へ参拝した時、「おかげ横丁」で食べて以来です。器の底に溜(た)まるたまり醤油ベースの出汁(だし)を絡(から)ませると、素朴な味と独特のもっちりした食感があります。2階には休憩室があるようですが、時間も気になりますから、利用しないで車に戻りました。
 
2011_04090175 

駐車場から見える隣の亀山老人保健施設との間に温泉スタンドがありました。料金は40リットルが40円と羨(うらや)ましい限りです。先日立ち寄った京都伏見「やまとの湯」や数年前に利用した大津やまとの湯では亀山温泉から運び湯していると説明されていましたから、この天然温泉を利用しているのかもしれないと思いましたが、後で確認すると同じ亀山でも亀山タートル温泉の方でした。白鳥の湯は国道1号でここ亀山市を通過するドライバーにはぜひお薦(すす)めしたい温泉施設です。

羽若町交差点まで戻り、国道1号を横切って県道302号で直進します。旧東海道の亀山宿に入るためですが、その前に亀山城にも立ち寄ることにしました。
 
2011_04090177 

坂道を下りると江ヶ室交番交差点に亀山城を示す案内標識があります。ここを右折して200mほど進むと亀山城に行き当りました。しかし桜まつりが開催されていて城内に車を乗り入れることはできません。
 
2011_04090182 

亀山城は1265年(文永2年)に平清盛と同じ伊勢平氏(昨春、縁の地を訪れた平将門を倒したその従兄弟の平定盛が祖)の流れをくむ関実忠によって鈴鹿郡若山(現在の亀山市若松町)に築城され、後に少し南東の現在地に移されたそうです。関五家(前回の記事で紹介した神戸氏はその一つ)の宗家(そうけ、一族の中心)の居城であり、江戸時代には伊勢亀山藩主の居城となりました。
 
2011_04090181 

道なりに左折して坂を下りると城(実際は天守跡に建てられた多聞櫓)と石垣が開花し始めた桜並木越しに見えます。
 
2011_04090179 

左手に石坂門跡と石井兄弟亀山敵対遺跡の石碑が並んでいます。曽我兄弟の仇討ちのようなものでしょうか。
 
2011_04090180 

交番前交差点まで引き返すと右手のカラー舗装された道は旧東海道のようですから右折。この交差点付近に亀山宿の碑と西問屋場跡があったようですが見過ごしてしまいました。そしてこれより東には江戸口門跡・本陣跡・高察場跡があるようです。

枡形(ますがた)のように折れ曲がった坂道の途中に奇妙な看板が軒先に掛けられているのが見えました。「東海道宿亀山宿横町わかさざ跡」と書かれています。この地域の住所は東町1丁目ですから「横町」は古い地名のようです。
 
2011_04090183   
 
そして近所の家も同じように「ひらいや跡」の看板が
ありました。
 
2011_04090185   
 
これらの家が何の跡なのかさっぱり分かりません。(続く)

|

« 旧東海道ドライブ旅(三重県) 庄野宿 | トップページ | 旧東海道ドライブ旅(三重県) 亀山宿(中) »

グルメ」カテゴリの記事

ドライブ」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

街道巡り」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/51443484

この記事へのトラックバック一覧です: 旧東海道ドライブ旅(三重県) 亀山宿(上):

» 介護タクシーの求人転職募集なら [介護タクシーの求人転職募集なら]
デイサービスでの送迎や、介護タクシーの運転などを行う介護タクシードライバーの求人情報です [続きを読む]

受信: 2011年4月22日 (金) 16時45分

» 【田中好子】キャンディーズのスーちゃん死亡!乳がんで【春一番】 [【キャンディーズ】田中好子 乳がんで死亡【スーちゃん】]
キャンディーズのメンバー、女優の田中好子(たなか・よしこ)さん、乳がんのため東京都内の病院で死去 [続きを読む]

受信: 2011年4月22日 (金) 18時58分

» 介護タクシーの求人転職募集なら [介護タクシーの求人転職募集なら]
デイサービスでの送迎や、介護タクシーの運転などを行う介護タクシードライバーの求人情報です [続きを読む]

受信: 2011年4月23日 (土) 07時44分

» 介護タクシーの求人転職募集なら [介護タクシーの求人転職募集なら]
デイサービスでの送迎や、介護タクシーの運転などを行う介護タクシードライバーの求人情報です [続きを読む]

受信: 2011年5月19日 (木) 13時36分

« 旧東海道ドライブ旅(三重県) 庄野宿 | トップページ | 旧東海道ドライブ旅(三重県) 亀山宿(中) »