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2011年6月 2日 (木)

九十九里浜でサイクリング・デビュー@飯岡九十九里自転車道(後編)

再び飯岡みなと公園まで戻って、県道30号から国道126号を経由して飯岡灯台を目指しました。今回はその手前にある「九十九里・飯岡カントリーハウス海辺里(つべり)」に立ち寄りました。
 
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地魚料理を出すこの店は九十九里海岸と夕日が美しいことで知られますが別棟(べつむね)で宿泊もできるようです。
 
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津波の様子を写した写真が店内に溢れていました。
 
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立ち寄った目的は復興どんぶり(1000円、内100円は被災地義援金)を食べるためです。
 
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私はその「いわしの漬け丼」を、同行者はちょっと豪華な「海菜ちらし寿し」(1300円)を注文しました。
 
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料理に満足して表に出ました。ひび割れを応急修理した道路を横切って飯岡漁港を見下ろすと、公園脇に積まれたガレキを除けば、何事もなかったように見えます。
 
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前回も立ち寄った飯岡灯台と飯岡刑部(ぎょうぶ)岬展望館に立ち寄りました。
 
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高台ですから津波の影響は無かったようです。ここにも「あしたのジョー」の彫像が2躰(たい)置かれています。
 
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飯岡助五郎の墓がある光台寺にも立ち寄りました。
 
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「利根の川風袂(たもと)に入れて月に棹(さお)さす高瀬舟」と浪曲で詠(うた)われる「天保水滸伝」は笹川繁蔵と飯岡助五郎の二人の侠客(きょうきゃく)が勢力争いする物語。悪役とされますが地元では地域振興に活躍した人物として助五郎が評価されているそうです。
 
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雲行きが急に怪(あや)しくなりました。同行者はオーストラリアの「モーニング・グローリー」のようだと指さす先を見ると、そんな雰囲気があるロール状の巻雲がありました。
 
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日帰り温泉は、飯岡みなと公園のすぐ近くで「飯岡温泉 グロリア九十九里浜」(800円、旧健康ランド伸幸館)が営業していますが、国道126号で旭市の中心部方向へ2kmほど戻った旭市飯岡支所の隣にある「保険福祉センター」を利用することにしました。地元住民のための温泉施設ですが、一般の来訪者も大人300円で利用できます。下調べで分かったことは、営業時間が11:0016:00(女湯は火・木,男湯は水・金ともに13:00までで、毎週月曜日が休みであることです。
 
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外観は公共施設そのものです。左右対称の設計になっていますので左右のどちらが入口なのか分かりません。中央に説明看板がありますので近寄ってみましたが表面が風化して良く読み取れません。ふと横を見ると足踏み健康の仕組み(写真の右端)に気づきました。私が一番苦手なものです。

直感を働かせて人の出入りのある左手の入口を入り、節電中で薄暗いホール脇の受付へ向かいました。料金を訊(たず)ねると、「6月1日に再オープンする予定で、現在は被災者向けに無料開放していますが、折角来ていただいたのだからどうぞ利用してください。」との説明を受けました。被災者並の待遇に同行者と私は甘えることに。長い廊下の先に浴室がありました。脱衣場のロッカーは21カ所。
 
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内湯の浴室もコンパクトで、カランが9席と長方形の浴槽があるだけです。敷地内から湧き出す黒湯の冷鉱泉(16.4℃)は加熱されて熱目の温度設定です。泉質はナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉。ヌルヌル感もしっかり感じられます。シャンプーなども置かれていてサービスが行き届いていました。
 
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道路を挟(はさ)んだ市役所支所の大きな駐車場にある立て看板が目に入りました。
 
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そして隣接する公園に被災者向けの仮設住宅が並んでいます。
 
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次の目的地を目指しました。飯岡の町にある玉崎神社です。日本武尊が東征の折りに相模(三浦半島)から上総へ向う途中海難に遭(あ)い、妻の弟橘姫命(おとたちばなひめ)が入水したことで、無事に上総へ到着。さらに海路で葦の浦を経て下総・玉の浦へ移動した時に、玉の浦の東端にある玉ヶ崎に豊玉毘売命(とよたまびめ、豊玉姫)の妹で海神の玉依毘売命(たまよりびめ、玉依姫尊)の神霊を祀(まつ)ったと伝えられます。後になってこの「玉ヶ崎」を「竜王岬」と呼ぶようになったそうです。ちなみに玉依毘売命は神武天皇を産んだとされます。

木製の鳥居を見た場所がその竜王岬ですから、一の鳥居かもしれないと思い、この鳥居から玉崎神社を目指しましたが、住宅街を抜けると県道30号の見当はずれの場所に出てしまい、北西方向へ200m余り走ると玉崎神社の参道に往き当りました。
 
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石の鳥居の先に朱に塗られた鳥居が見えます。
 
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温泉施設を出た時から降り始めた雨が強くなってきました。落ち着いた雰囲気の拝殿に参拝しました。この神社の御祭神は前述した玉依毘売命(たまよりひめ、玉依姫尊)と日本武尊(やまとたけるのみこと)です。
 
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境内に竹下夢二の歌碑がありました。
 
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帰宅後に調べて分かりました。玉崎神社は鎌倉時代まで800mほど沖合(当時の竜王岬)にあったものが、海食(海の侵食)で海中に没し始めたため、現在の場所に移されたのです。木製の鳥居はその当時の名残(なごり)だったようです。余談ですが、上総国一ノ宮である玉前(たまさき)神社も玉依姫命を祀っています。(続く)

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受信: 2011年6月15日 (水) 12時02分

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