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2011年6月21日 (火)

三度目の尾瀬登山 山の鼻から鳩待峠を経由して富士見下まで(下)

同行者が冷たいものを買っている間にバスのチケット売り場に向かいました。戸倉から富士見下までの区間は会社が違うようで、戸倉に着いてから切符を買うか、あるいは戸倉から富士見下の駐車場まで歩くようにアドバイスされました。このチケット売り場は関越交通ではなく代替輸送のシャトルバスだったのです。取りあえず戸倉行の乗車券(一人900円)を購入しました。午後2時半の戸倉行きバスに乗る予定でしたが、その一本前の2時発を係員が案内していましたので、善は急げ(?)とばかりにジェラートを抱(かか)える同行者を急(せ)かして乗車しました。ここで「善は急げ」の表現は変ですが、私の旅行ポリシーは「時間待ちをするなら、先へ行ってから」に従ったのです。
 
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新緑が美しい九十九折(つづらお)りの道を20分余り楽しんでいると、見覚えのある「スノーパーク尾瀬戸倉」(尾瀬高原ホテル)の駐車場に到着しました。
 
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富士見下行きの関越交通バスは一日3本しかないことが事前の調べで分かっていますが、何事にも慎重な私は念のためにホテルのフロントで確認することを忘れません。
 
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しかし予定より早く戸倉に到着したため1時間以上も待つ必要があります。同じフロントでタクシーを頼めないかと訊(き)くと、タクシー会社の電話番号は教えてくれましたが、公衆電話を使って自分で交渉するように勧(すす)めるのです。
 
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私にはこの対応が訝(いぶか)しく感じられましたが、言われるままにタクシー会社へ電話を掛けると、「車は全部出払って一台も居ない」とケンモホロロの応対(おうたい)。戸倉には失礼な人が多いと一瞬思いましたが、頭の回転が鈍(にぶ)い「旧式蛍光灯」である私もやっと気付きました。このシーズンには鳩待峠と麓(ふもと)の戸倉をすべてのタクシーがピストン輸送しているのです。富士見下までタクシーで行きたいと言う私は「世間知らず」だったのです。
 
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タクシーを諦(あきら)めた私は、富士見下の駐車場まで歩く体力(気力?)も無く、予定通りバスを利用することにしました。「バスの乗車券は売店で販売している」との貼(は)り紙を見てホテル内の売店に向かいました。しかし私の思い込みから、またもや頓珍漢(とんちんかん)なことを仕出(しで)かします。

対応してくれた女性店員が親切に説明してくれました。「売店で販売するバスの乗車券は鳩待峠行きだけで富士見下行きの路線バスは乗車する時に乗車券を購入(整理券を受け取る)。乗り場はホテルから50mほど離れた表通りにある」ことなどを説明した上で、わざわざホテルの外へ出てバス停の場所を教えて下さいました。さらに丁度(ちょうど)ホテル前に止ったタクシーの運転手にも乗れるかどうかを確認してくれました。しかし相乗り状態でホテルより先(別の駐車場)へ行く旅客が利用するそのタクシーには乗れませんでした。
 
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この親切に礼を述べてバスを待つことにすると定刻の午後3時30分に路線バスがやって来ました。行き先は「富士見下」と表示されていますから間違いありません。
 
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僅(わず)か5分ほどで約3km離れた終点に到着。
 
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乗客が我々2人だったことから運転手さんは「駐車場に車を停めて鳩待峠を経由して来たのか?」と親しげに尋(たず)ねてくれました。戸倉の人達はとても優しいのです。
 
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富士見下駐車場は早朝に到着した時からほとんど変化した様子がありません。
 
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(続く)

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