三度目の尾瀬登山 竜宮十字路から山の鼻まで(下)
丸く盛り上がった木立が目の前に迫ってきました。

再び真新しい木道の区間に入ります。草原を抜けてまた湿原に入ったようです。

小川に架かる橋を渡る周辺に水芭蕉の群生が広がります。

ここでも笹が勢力を増しています。
燧岳(ひうちだけ)はかなり遠くに離れました。
再び湿原に戻ると至仏山がパッチワークのように水面(みなも)に映ります。
燧岳とはそろそろお別れです。
木立のなかに松が増えて来ました。
樹木と水芭蕉が共生しています。
せせらぎに水芭蕉が揺(ゆ)れているようです。カッコーの鳴き声が聞こえました。
至仏山(しぶつさん)は見上げるほと大きくなりました。
踏み板が傾(かたむ)いて壊(こわ)れそうな木の橋を渡ります。
左前方で木の間から屋根が透(す)けて見え、山の鼻であることが分かります。
尾瀬ヶ原の水芭蕉とお別れです。
尾瀬ロッジへ12時30分に到着。同行者に追いつくことを諦(あきら)めてペースを落としたため、牛首(うしくび)分岐から平均所要時間と同じ40分掛かりました。
探すまでもなく尾瀬ロッジの入り口に同行者が待っていました。「遅いぞ、武蔵!」と言った佐々木小次郎の表情を想像しましたが、「亀さん、遅いわね!」と言う兎(うさぎ)さんの趣(おもむき)です。小心者の私が安心する間(ま)も与えず、「もう絶対、二度と尾瀬には来ないからね!」と同行者は駄目(だめ)を押します。「この人にはやはり敵(かな)わないな」と思いながら、私が「ふんふん」と適当に相槌(あいづち)を打つのも前回とまったく同じ構図です。(続く)
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