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2011年7月29日 (金)

日向薬師とクアハウス山小屋「日向の湯」

七沢方面に向かい、県道64号の薬師入口バス停の左手(畑の中)にあるという「新田(しんでん)古墳群」を探しましたが見つけられません。それではと向かった県道をはさんだ反対側(住宅地)にあるはずの「三畝(さんせ)塚古墳」も同様でした。住宅地に立ち入るのはためらわれますので、当て推量で遠景写真を撮りました。
 
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こちらはすぐ近くにある上堤(かみづつみ)水車です。農業用排水路に復元された水車で、この水路も生態系保全(多自然型)機能を持たせていると説明されています。
 
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こちらは少し奥に入った場所で見つけた実蒔原(さねまきばら)古戦場跡(前述)です。
 
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古墳巡りのあとはお決まりの日向薬師(ひなたやくし)に参拝することにしました。七澤神社付近から丘を超えて日向薬師裏の駐車場に到着。
 
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今年から6年をかけて本堂(薬師堂)の大修復が始まっていました。前回の江戸期万治3年(1660年)から350年振り、三度目の大修復とのことで、宝城坊(ほうじょうぼう)であった本堂をすっぽり覆(おお)う鉄枠(てつわく)がほぼ出来上がっています。寺伝では霊亀2年(716年)に行基菩薩が開山したとしていますが、実際の創建はもう少し後の10世紀頃と推定されるそうです。ちなみに、平成7年(1995年)に国の重要文化財に指定されています。
 
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表参道の急な石段です。
 
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鐘楼の脇から左手へ入ったところにある虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)にもお参りしました。智慧(ちえ、物事をありのままに把握して真理を見極める認識力)と功徳(くどく、幸福をもたらす善行)が広大無辺(果てしなく大きいの意)である菩薩様です。
 
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本尊などが移されている宝殿(ほうでん)に参拝しました。
 
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日向川沿いの道に出て山峡に入り、約1.3km走ると「クワハウス山小屋」に到着。
 
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キャンプ・マス釣り・バーベキューが楽しめる施設ですが、天然水の風呂が日帰り温泉として利用できます。
 
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利用料金は大人が800円(入浴割引券を持参すると600円)、落ち着いた雰囲気が気に入りました。
 
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階下にある浴室は小振りで石張りの床に木の壁と天井、そしてタイルの浴槽は清潔感があります。残念なのは渓流に面する窓が小さくてほとんど外が見えないこと。
 
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湯は無色透明で無味無臭、泉質は温泉法上の温泉(メタ珪酸含有)で泉温は18度のようです。館内には水質検査証は掲示されていましたが、なぜか温泉の名前は一切ありません。それはともかく地下から湧く天然鉱泉を加熱したものを完全な掛け流しにしていることは嬉(うれ)しい。
 
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浴室と同じフロアにある無料休憩室でくつろいだあと、階上の入口横にあるレストランに移動しました。大きなストーブには夏だからでしょうか、動物の頭蓋骨(ずがいこつ)や角(つの)が飾られています。
 
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川魚料理やしし鍋を楽しめますが、私は「にじますの塩焼き」、同行者は「伊勢原豚ティーヤ」と「大山豆腐の冷奴」を注文しました。写真撮影を待ち切れずにそれぞれが一口味見してしまいました。
 
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欲張った旅行を常とする私には珍しく、昼食後の早い帰宅になりました。ちなみに、この日の走行距離は125.9km・燃費19.2km/・平均速度17km/hでした。

<同行者のコメント> 2度も同じ場所へ古墳を見に出かける旦那様は変だと思います。山小屋のお風呂は貸切り状態で、トルティーヤを使った豚(とん?)ティーヤと大山豆腐がとても美味しかったです。でも、この温泉は以前に来たことがありますよ。

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