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2011年10月28日 (金)

旧東海道のドライブ旅 石部宿(上)

新名神高速道路の信楽(しがらき)ICを出て、県道53号で湖南市に入り、県道4号で草津線の踏切りを渡ってすぐ右手の路地へと右折しました。この路地が旧東海道で、台風12号による強雨で前回のドライブ旅を中断した水口町泉にある「横田の渡し」跡の対岸に位置します。つまり国道1号の横田橋を渡って湖南市へ入った場所なのです。この湖南市三雲から旧東海道のドライブ旅を再開することにしました。
 
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何事でも細かいことが気になる私は、前回終点になった「横田の渡し」の痕跡(こんせき)を湖南市側にも探すことにして、草津線三雲駅前を通過して旧東海道をさらに東へ進みました。
 
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左手に立派な常夜灯が立っています。
 
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水口町側の常夜灯の対岸から場所がずれていますので、草津線沿いにさらに進むと、右手に「新海道」石碑跡の案内板が目に入りました。「横田の渡し」から伊勢に向かう街道に入っていることが分かりましたので、ここでUターンして三雲駅方面へ戻ることにしました。
 
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駅前の交差点で見つけたものは「微妙大師万里小路藤房卿墓所」の石碑です。これは後で調べたことですが、微妙大師(1296-1380年)とは過去に16人しかいない大師のひとりである宗弼(そうひつ)のことで、俗名は万里小路(までのこうじ)藤房、建武の中興で後醍醐天皇を支えた鎌倉時代から南北朝時代の公家(くげ・貴族)で、中納言まで出世しますが、新政権に失望して出家したと伝えられる人物でした。
 
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すぐ先の右手にある明治天皇聖蹟は民家の庭先に立っているように見えます。
 
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先ほど渡った草津線の踏切りを逆方向に渡ると、水口宿(みなくちじゅく)と石部宿(いしべじゅく)に加えて万里小路藤房が開基した妙感寺(みょうかんじ)案内標識がありました。旧東海道は踏切りの脇で右に折れ、国道1号の南側を折れ曲がりながら、西方の石部宿方面へと伸びています。
 
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すぐ先に真新しい常夜灯がありました。
 
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振り返ると彼岸花が満開です。
 
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次の目標である大沙川隧道(おおすながわずいどう)を目指して旧東海道を走っていると、前方に通行止の立て看板が立ちはだかりました。
 
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指示に従って右折したところにある湖南市勤労青少年ホームの駐車場に車を停めさせてもらい、100mほど歩くことにしました。通行止めの理由はその隧道(トンネル)の上に聳(そび)える松の巨木の枝下ろし作業のためでした。
 
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近くの方に訊ねると、「弘法杉」とよばれるこの杉は、「弘法大師がこの地を訪れた時に食べた弁当の箸(はし)を地面に挿したところ生えた杉」(弘法大師錫杖跡)と伝えられることを教えて下さいました。樹高26mで周囲6mの大木は推定樹齢が約750年とされます。弘法大師は835年に入定(にゅうじょう・即身仏になること)していますから年代が400年以上も食い違いますが、そんな瑣末(さまつ)なことはどうでも良いことでしょう。隧道の上を通っているのは天井川(てんじょうがわ)の大沙川です。ちなみに、天井川とは平地よりも川底が高い川のことで、昔、小学校の社会科(地理)の時間に習ったことがあります。

国道1号へと迂回、夏見東交差点から旧東海道へ戻り、さらに集落の中を走りました。
 
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2kmほど走ると報恩寺の先でもう一つの天井川・由良谷川(ゆらやかわ)の下を潜(くぐ)ります。
 
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寛文4年(1664年)に創業した地酒の北島酒造淀藩配下の酒造取締を命じられた老舗(しにせ)です。
 
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旧東海道はほぼ一直線になって伸びています。
 
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落合川橋の袂(たもと)に「これより石部宿(いしべじゅく)」の立て看板がありました。東海道五十三次・51番目の宿場である石部宿は幕府直轄の宿場で、京から36km程の距離にある伊勢参宮街道との分岐点です。石部には昔 金山があったそうで、融通のきかない人物の代名詞である「石部金吉」はこの石部宿から出た言葉のようです。 
 
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石部東交差点を左折して寄り道をしました。これは後知恵(あとぢえ)ですが、一つ先の石部中央交差点から入る方が良かったのです。
 
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県道119号で南へ向い、石部南小前交差点を右折、宝来坂交差点を左折、石部中学を回り込むように山道へ入りました。目的地は雨山文化運動公園内にある「石部宿場の里」です。
 
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石部宿の様子(農家・商家・旅籠・茶店などの建物)が再現されていました。

 
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併設された「東海道石部宿歴史民族資料館」にも立ち寄りました。
 
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東海道五十三次と石部宿の様子が模型や資料で詳しく解説されていました。(続く)

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