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2011年12月17日 (土)

福島県いわき市へのドライブ旅 塩屋埼灯台(前編)

切通しを抜けると薄磯(うすいそ)海岸に出ました。その北端には波によって侵食された白っぽい岩肌が海の青と美しいコントラスを生み出しています。
 
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長さが約1kmのこの海岸は九十九里浜や七里ヶ浜などとともに日本の渚百選に選ばれているそうです。
 
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南側の薄磯海水浴場にはコンクリート製の監視台がぽつんと立ち尽(つ)くし、その近くに海鳥たちが羽を休めています。
 
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陸側に目を転じると信じられない景色がありました。塩屋埼灯台(しおやさきとうだい)近くまで海岸沿いに建っていた家々はいずれも土台(基礎部)のコンクリートを残すだけになっています。今年6月に九十九里浜(旭市)の飯岡で見た津波の被害を遥(はる)かに越える惨状(さんじょう)です
 
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唯一形が残る豊岡中学校の校舎は1階の窓部にベニヤ板が打ち付けられ、体育館は屋根と鉄骨の柱を残すだけです。そして校庭には所狭(ところせま)しと瓦礫(がれき)が積み上げられていました。もちろん人影はありません。

所々で流失した防波壁の代わりに大きな土嚢(どのう)が積まれ、その防波壁に沿って伸びる道路は舗装(ほそう)が削り取られて砂利道のようになっています。「ひばり街道」と表示された綺麗な(被害を受けていない)坂道を上ると左手に小さな像が見えましたので、小さな漁港が見える場所に車を停めました。
 
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細長い公園にあるウッドデッキを歩いてその像に近寄ると2002年に立てられた美空ひばりさんの像(永遠のひばり像)であることが分かりました。
 
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反対側に回り込みました。塩屋埼灯台を背にして燕尾服(えんびふく)にシルクハットを被(かぶ)ってステッキを抱(かか)えた美空ひばりさんの像は、12歳で映画「悲しき口笛」(1949年)に主演した時のコスチューム姿は、終戦直後でもあり、ダンサーで映画俳優であったフレッド・アステアジーン・ケリーを意識した演出だったのでしょう。
 
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近寄ると自動的にその「悲しき口笛」の歌が流れ始めました。♪♪丘のホテルの赤い灯(ひ)も胸のあかりも消えるころ・・・♪♪は藤浦洸(こう)さんの作詞です。フラッシュ撮影したのですが表情は・・。
 
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次いで流れた「塩屋崎 (しおやみさき)」の♪♪つよくなろうとつぶやいたそんな自分が可愛くて・・・♪♪は星野哲郎(てつろう)さんの作詞です。
 
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みだれ髪」(1987年)が流れるのを辛抱(しんぼう)強く待ちながら北方を振り返ると薄磯海岸から四倉漁港までが一望できます。美しい穏(おだ)やかな海に見とれているうちに、薄磯海岸の北端に見える擁壁(ようへき)辺りに餓鬼堂(がきどう)横穴墓群があることを思い出しました。発掘調査が終わった昨年11月に埋め戻されて擁壁(ようへき)で覆(おお)われたそうです。
 
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風が冷たくなってきましたので車に戻ることにしました。
崖の上に聳(そび)える純白の塩屋埼灯台が太陽に照らされて眩(まぶ)しく輝(かがや)いています。
 
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(続く)

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