« 経営者・平清盛の失敗 | トップページ | 多摩市を探訪する 和田古墳群 »

2012年1月15日 (日)

多摩市を探訪する 桜ヶ丘公園

多摩市にある都立桜ヶ丘公園を訪れました。川崎街道(都道41号)の蓮光寺(れんこうじ)坂上交差点を左折して、都道137号の変則的な聖蹟(せいせき)記念館交差点を直進して狭い道に入り、案内標識に従って「明治天皇御野立所跡の碑」の先にある駐車場(午前9:00~、無料)に車を停めました。
 
2012_01130042 
2012_01130037
 
駐車場脇に展望スペースのような場所があります。日野市・立川市・国立市、後方には御岳山(みたけさん、標高929m)や大岳山(おおたけさん、標高1266m、立木の右後方の尖がった頂)、そして雲取山(標高2017m、大岳山の右遠く)など、奥多摩の山並みが快晴の青空に光る様子が望めました。
 
2012_01130041
 
車止めを過ぎて遊歩道「記念館の道」を歩くと公園内に何故か民家が建っています。
 
2012_01130002
 
右手に明治天皇御製碑が立っています。歌碑に刻(きざ)まれた文字は朝日に照らされて読みにくいのですが、左手の説明看板には「春深き山の林にきこゆなり今日を待ちけむ鶯の声」と説明されていました。明治天皇がこの連光寺や多摩川を4度も訪れたことで「聖蹟桜ヶ丘」と呼ばれるようになりました。
 
2012_01130003
 
日陰で霜柱を見つけました。緩(ゆる)やかに曲がりながら伸びる尾根道の両側には葉を落とした桜の大木(古木)とモミジ(カエデ)が続きます。春と秋にはさぞ美しい景色が展開されるのでしょう。
 
2012_01130006
 
黄土色をした丸い建物(近代式鉄筋コンクリート造り)は旧聖蹟記念館です。開館時間の午前10時にはまだ30分ほどありますから園内をさらに散策することにしました。
 
2012_01130012
 
右手へ下る道は「あざみの道」で、左手には「おもいでの道」が緩(ゆる)やかに下って行きます。
 
2012_01130014
 
その先で急に開けた場所は「丘の上広場」でした。左手には東屋(あずまや)と桜の大木が並んでいます。
 
2012_01130016
 
左右に細長く伸びる広場を右手に進んだ明治天皇歌碑の近くでは落葉した潅木(かんぼく)の間から富士山が透(す)けて見えます。(写真中央の白い部分)
 
2012_01130020
 
もっと視界の良い場所(富士山のビューポイント)を求めて南側の「おもいでの道」へと下りてみました。
 
2012_01130021
 
駐車場方面へ少し戻って「山の越」方面との分かれ道から下の舗道へ下りました。
 
2012_01130024
 
公園西中央口へ続く「谷戸の谷」に続く広い道に出ると期待した通りに富士山が西方の正面に見えました。高台よりもこの「谷戸の谷」のように窪地(くぼち)から富士山の全景を見通せるのは不思議ですが時々経験することです。昔、よく利用した多摩川河川敷にある川崎リバーサイドゴルフ場の一番ティーから多摩川の堤防越しに富士山が見えたことを思い出します。
 
2012_01130025 
2012_01130026
 
多摩市立蓮光寺公園への分かれ道で振り返ると、さらに視界が広がって富士山がよく見えました。
 
2012_01130030
 
この公園を訪れた目的は、この「谷戸の谷」とその南側にある「谷戸の丘」を歩いて、今わずかに残る多摩丘陵の雑木林(原風景)を楽しむことです。人影がほとんどない「谷戸の谷」ではずっと小鳥の鳴き声が聞こえます。
 
2012_01130028 
2012_01130031
 
「谷戸の丘」には「キツツキの森」の説明がありました。
 
2012_01130032 
2012_01130035
 
再び駐車場と「ももじ平」を経由して旧聖蹟記念館へ戻りました。
 
2012_01130036
 
入り口は裏手(北側)にあるようです。六角形をした五賢堂が目に入りました。何の説明もありませんでしたので後で調べると、明治維新に貢献のあった5人の偉人(維新に活躍した岩倉具視、木戸孝允、大久保利通、西郷隆盛、三条実美)の胸像が置かれているようです。
 
2012_01130044
 
旧多摩聖蹟記念館(無料)の開館時間を待って入館しました。南欧風の豪華な建物は昭和5年に元宮内大臣の田中光顕(みつあき)氏が寄付を募(つの)って建設したそうです。日本人建築家関根要太郎氏と蔵田周忠(ちかただ)氏の設計でした。
 
2012_01130046 
2012_01130047 
2012_01130050
 
同行者は建物のデザインと周囲の見晴らしが随分気に入ったようで、「こんな家に住みたいわ」と突拍子(とっぴょうし)もないないことを言います。さらに、建築家の説明文に「セセッション(ゼツェシオン)」(ウィーンの分離派)の言葉と好きな「クリムト」の名前を見つけた同行者は「キッスだわ!」と大燥(おおはしゃ)ぎしています。

館内には明治天皇の騎馬像(渡辺長男作)を中心に、幕末の志士で明治維新に貢献した坂本龍馬や初代総理大臣の伊藤博文などの書画が多数展示されています。坂本龍馬が増正四位であったことを始めて知りました。一番奥には多摩市周辺の豊かな植物の写真等が展示されていました。(館内は撮影禁止)

冷えた身体を少しでも温めようと、私はレモンティーを、同行者はブレンドコーヒーを喫茶エリアで注文しました。身も心も温まると、訪れて良かったと思うとともに、この記念館の方位が気になりました。真北ではなく、どうも北北西を向いているようなのです。

<同行者のコメント> 寒い日に人の少ない場所へ出かけるのはうちの旦那さまの常ですから別に驚きませんが、それほど遠くない場所にこんな素敵な公園があることをこれまで知りませんでした。宮殿のようなこの建物は大好きです。でも冬はちょっと寒くて住むのは大変かもしれませんね。桜が咲くころにまた来たいです。(続く)

|

« 経営者・平清盛の失敗 | トップページ | 多摩市を探訪する 和田古墳群 »

ドライブ」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/53742328

この記事へのトラックバック一覧です: 多摩市を探訪する 桜ヶ丘公園:

« 経営者・平清盛の失敗 | トップページ | 多摩市を探訪する 和田古墳群 »