« 年末の家族模様 | トップページ | 経営者・平清盛の失敗 »

2012年1月 5日 (木)

正月三が日

前夜のジルベスターコンサートを観終えた午前1時に就寝したため遅めの起床になりましたが、元旦の通例として8時頃に和服姿でお雑煮(ぞうに)を食べました。結婚する時に両親から贈られた着物(長着と羽織)を着ることと、出身地のお雑煮を食べることに、私は拘(こだわ)りを持っています。そのお雑煮は角餅(かくもち、切った餅)を正月菜(小松菜の一種)と煮て蒲鉾(かまぼこ)と削り節(花鰹)をトッピングしただけのシンプルな赤味噌仕立てです。
 
2012_01040150
 
ちなみに、関西風は丸餅と白味噌に特徴があり、大根や里芋などが入りますが、関東風は焼いた角餅に薄口醤油仕立ての汁に、小松菜・椎茸(しいたけ)や鶏肉などが加えられることが多いようです。これだけの情報があれば私の出身地がほぼお分かりになったと思います。

これは後になって聞いたことですがチビスケくんとチビエちゃんの一家はお汁粉(しるこ)を食べたそうです。元旦にはお汁粉とは意外な取り合わせですが、調べてみると出雲地方の一部では小豆(あずき)のお雑煮を食べるそうですから、二人のお母さんにその謂(いわ)れを聞いてみたいと思います。

わが家でもう一つ元旦恒例と言えば「ニューイヤー駅伝」です。毎年、群馬県で開催される実業団の駅伝日本一を決める大会は7区間100キロを37チームで争いますが、空(から)っ風の強さが勝敗の行方に大きく影響すると言われています。今回の前評判では、前年に優勝したトヨタ自動車、日清食品グループ、旭化成が3強で、コニカミノルタも注目されるチームです。

今年は1区と2区が1位と好スタートを切った日清食品グループが、一旦3区で3位に後退しましたが、その後は4区と5区で盛り返し、6区と7区は1位をキープして2年ぶり2度目の優勝を果たしました。ちなみに2位は出遅れを挽回して3区と4区で首位に立ったコニカミノルタ、3位はコニカミノルタと同様に1区と2区の出遅れを3区で4位まで挽回した旭化成でした。今回は風の影響が少なく下馬評通りの順当な結果になったと思います。

ニューイヤー駅伝の放送中にチビスケくんとチビエちゃん一家が年始の挨拶に来てくれましたので、昼食は大人数で元旦に形だけ箸(はし)をつけたお節(せち)料理を楽しみました。
 
2012_01040155
 
同居者が今年選んだ煮物が多い昔風のお節は見かけよりも薄味で全員に好評でした。
 
2012_01040146 
2012_01040147 
2012_01040148
 
手前のプレートとその左手にある大きめのお椀(わん)はチビスケくんとチビエちゃんの特別メニューです。
 
2012_01040156
 

元日の夜(午後7時)はNHKEテレ)で衛星生中継されるウィン・フィルの「ニューイヤーコンサート2012」です。中條誠子アナウンサーが日本のスタジオで番組の進行係を務めます。N響首席オーボエ奏者の茂木大輔氏が楽しみ方を解説、3名のスペシャルゲストたちが話題を拡げました。

今年の指揮者は2006年に続いて2回目の登場となるラトビア(旧ソ連領)出身のマリス・ヤンソン氏(68歳)。15分後(現地時間の午前11時15分)に始まった第1部はシュトライス一家の知名度が高くない曲を中心に「祖国行進曲」(ラデツキー行進曲の主題を引用)、ワルツ「市庁舎舞踏会のダンス」(美しく青きドナウの主題を引用)、ポルカ「あれか、これか」、「トリッチ・トラッチ・ポルカ」(久しぶりにウィーン少年合唱団が登場)、ワルツ「ウィーンの市民」(シュトラウス兄弟のライバルであったツィーラーの作曲)、「アルビオン・ポルカ」(アルビオンはイギリスの古称)、ポルカ「騎手」(拍子木のお化けのような打楽器が登場)が続きました。地味な曲がいずれも生き生きとして感じられます。

2部は恒例のバレー・シーンが登場しますが、ウィーン国立バレー団の芸術監督であるマニュエル・ルグリ氏がサプライズを予告したことは楽しみです。「悪霊の踊り」(ヘルメスベルガー作曲)で始まり、17曲(アンコールの3曲を含む)が連続して演奏されました。そのうちで、ワルツ「人生を楽しめ」、ポルカ「燃える恋」(グスタフ・クリムトの接吻を登場させる演出)、ワルツ「美しく青きドナウ」(若い男女が訪れた宮殿内で踊る幻想を見る演出)の3曲に合わせてバレー・シーンがクリムトの絵が所蔵されるベルヴェテーレ宮殿から中継されました。宮殿の雰囲気に合わせたのか、シックともいえるバレー衣装を纏(まと)ったバレリーナの踊りは優雅そのもので、ウィン・フィルの演奏と見事に調和しています。 

ニューイヤーコンサートでよく取り上げられる曲に加えて、チャイコフスキーのバレー音楽「眠れぬ森の美女」、シュトラウス兄弟の「ピッチカート・ポルカ」やヨハン・シュトラウスの「ペルシャ行進曲」などロシアに関係する選曲はこの指揮者ならです。新年のあいさつに続くアンコールは「チック・タック・ポルカ」と定番である「美しく青きドナウ」「ラデツキー行進曲」で聴衆を魅了したニューイヤーコンサートが終わりました。バレー・シーンが少ないこと(実際は例年と変わらないのですが)を同居者は残念がっています。私はヤンソン氏の選曲と外連味(けれんみ)のない指揮に好感を持ちました。

 

                          ☆
 
2日の朝はもちろん箱根駅伝の中継をTBSテレビで観ました。一区は前年久しぶりに優勝して復活した早稲田大学が1位で通過、次いで日本体育大学・駒沢大学・東洋大学・城西大学と概(おおむ)ね順当な順位で始まりました。2区の権太坂(ごんたざか)で2位グループに追い付いた東洋大学が先行する早稲田大学も捉(とら)えて首位で3区走者へ襷(たすき)を渡すと、その後は終始首位を守り、5区ではさらに差を拡げて4年連続の往路優勝を飾りました。2位以降は早稲田大学、明治大学、駒沢大学、城西大学の順です。2区以降に順位を落とした日本体育大学と4区で一気に順位を上げた明治大学が入れ替わっただけで波乱の少ない結果になりました

かし最後に思わぬドラマが待っていました。小田原中継所で19番目に襷を渡した東京農業大学は5区のランナーが失速したのです。事前から体調不良だったそうですが、メンバー変更の登録時間を過ぎていたためにそのまま出場したようです。湯本から上り坂に入って変調をきたしたことは映像からも明らかでした。大平台(おおひらだい)の急坂から芦之湯(あしのゆ)の先にある最高地点が前方に控(ひか)えているのです。それでも驚異的な頑張(がんば)りで先行者に10数分の遅れで芦之湯を通過、20分以上の差を付けられながらも元箱根に差し掛かりました。ところが、あと1kmほどを残すところで何と放送が終了してしまいました。

その後が気になった私は急いでTBSラジオに切り換えて、その走者がゴール出来たことを知り、やっと安堵(あんど)しました。もう5分もあれば最終走者がゴールするシーンを放送できたのですから、ゴールするまで延長するか、せめて2画面構成の小画面を使って駅伝の生中継を継続できなかったものなのでしょうか

似たり寄ったりのバラエティー番組や7時間にもおよぶ恒例の「忠臣蔵」(テレビ東京)を観る気は起きませんから、テレビ鑑賞はしばらく休止しました。テレビと言えば、大晦日の直前になってわが家のテレビがついに薄型に変身しました。まだ健在だったブラウン管式テレビとは私の気紛(きまぐ)れで突然の別れです。

その夜は午後9時からNHKスペシャル「最高峰エレベスト」を観ました。NHKならではのドキュメンタリー番組(1時間15分)はアナログ放送とは比較にならない美しい映像がたっぷり楽しめました。

3日も箱根駅伝の復路中継を観ながら過ごしました。区間を追う毎に東洋大学のリードは広がって総合優勝に向かっての独走状態です。その中にあって前日最下位の東京農業大学の健闘が目立ちました。ずっと5-7位をキープ、9区と10区では少し順位を落として復路12位で大手町にゴールしたことは称(たた)えられます。その他にも、神奈川大学の走者が襷(たすき)を渡す寸前に2度も転倒しながら、襷を次走者につないだのは感動的でした。実業団駅伝のスピードには敵(かな)わないものの、ドラマ性を感じる箱根駅伝の魅力と東洋大学チームの結束力が強く印象に残った2日間でした。

いつも通りにテレビ三昧(ざんまい)の正月3が日となったため、その夜はテレビ疲れで早々と就寝することになりました。
 
<同居者のコメント> 今年もお節料理が気に入ってもらえて良かったです。来年は関西地方のお節にしようかなどと今からお節選びを楽しみにしています。

|

« 年末の家族模様 | トップページ | 経営者・平清盛の失敗 »

グルメ」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/53660747

この記事へのトラックバック一覧です: 正月三が日:

« 年末の家族模様 | トップページ | 経営者・平清盛の失敗 »