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2012年5月 5日 (土)

大阪の背が高いもん巡り 大阪府咲洲庁舎

えびす町入口から阪神高速1号環状線に入り、本町JCTで阪神高速16号大阪港線へそれて天保山(てんぽざん)方面を目指しました。天保山は港区にある標高4.53mの築山(つきやま)で日本一低い山と言われるそうです。阪神高速の天保山出口から国道172号(みなと通)に出て大阪港咲洲トンネルを潜(くぐ)りました。大阪湾の人口島「咲洲(さきしま)」へ向かう有料の海底トンネル(長さ2200m、通行料金100円)です。

トンネルを出て地下鉄中央線のコスモスクエア駅を回り込むように左折すると、広い道路の前方に高層ビルが見えてきました。一際高い中央のビルが3番目の目的地「大阪府咲洲庁舎」です。大阪で一番(日本で3位)の高さ256mを誇(ほこ)るこのビルは1995年に大阪ワールドトレードセンター(WTC)ビルディングとして建設されましたが、オフィス階(地上52階)の入居率が不振であったため、2010年に大阪府に85億円で買収されて第ニ庁舎(咲洲庁舎、愛称はコスモタワー)となりました。
 
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左手のビルはミズノ大阪本社が入るミズノクリスタルビル(地上31階、高さ147mの複合ビル)、後方は南港コスモプラザビル(地上15階、高さ71mの貸事務所)、右手はハイアットリージェンシー大阪(地上28階、高さ約112mのホテル)です。いずれもこのコスモスクエア地区が大阪市の副都心となることを想定して建てられたようです。

南東の歩道から見上げたコスモタワーは迫力があります。
 
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エントランス周辺には円錐形(えんすいけい)のオブジェが並んでインパクトがありますが、私には巨人向けの健康踏み石にも見えて足裏が痛そう・・。
 
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地下の有料駐車場に車を停めて1階へ上がりました。3階まで吹き抜けになった広大なホール「フェスパ」はバブル期を思わせる仰々(ぎょうぎょう)しさがあります。館内に人影がほとんどないのは、昨年の東日本大震災によって長周期地震動に弱いことが判明したことで、府庁移転案が頓挫(とんざ)したことが影響しているのかも知れません。昔、バビロンにあったと言われるバベルの塔を連想してしまいました。
 
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フェスパの入口(南東角)に近い場所に展望台への入口が表示されています。入場料は大人500円、子供200円。立ち居振る舞い(つまり応対)に好感が持てる係員にエレベーターへ案内されて一気に最上階(52階)まで上がりました。そこからは青空へ登るように演出された長いエスカレーターで55階へ。
 
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大阪で一番高い展望台から楽しめる全方位の眺(なが)めは最高です。通天閣の展望台と同様に大きく傾斜したガラス越しに素晴らしい景色が広がりました。
 
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東の方向を望むと、左手前にドコモ大阪南港ビル(帆船のマストを思わせる高いアンテナ塔)、その先がコンテナーヤード、そして通天閣から確認出来た阪神高速4号湾岸線の港大橋が正面に、その右端から遠方へと視線を移すと建設中の「あべのハルカス」が見えます。天王寺公園の中央にある白いものが通天閣かも・・。橋の左端を延長したところに大阪城らしきものがあり、その左手前は京セラドームでしょう。
 
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そして港大橋から阪神高速で左へ行くと八幡屋公園にある大阪プールのドームが確認できました。その後方に建つ高層ビル(最上部が三角形)はホテル大阪ベイタワーが入るORC200・オーク1番街(地上51階、高さ約200mの複合ビル)で大阪市ではコスモタワー・北浜タワー(地上54階、約209mのマンション)・クロスタワー大阪ベイ(地上54階、約200mのマンション)に次いで4番目に高いビルです。

北東の方向です。右端に写るのは阪神高速5号湾岸線天保山大橋(橋長640m)、手前の観覧車と吊り橋のような斜張橋(しゃちょうきょう)の間にある緑地が天保山のある天保山公園、橋の左後方がユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJのようです。ちなみに斜張橋は、新東名の記事で触れたエクストラドーズド橋と斜材が使われている点は似ていますが、吊り橋に近い構造です。左の此花(このはな)大橋は橋長が540m(延長1.7km)の吊り橋。やはり大阪は今も八百八橋の町なのです。
 
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北方には竹とんぼのようなものがありますので同行者に質問してみると、「レーダーのアンテナでしょ」との即答が返ってきました。さすが私と同じアマチュア無線家ですが、大阪に来ても同行者はボケと無縁のようです。ちなみにこのレーダーはJRC製。左上の白い夢舞大橋の先には舞洲(まいしま)スポーツアイランドの舞洲ベースボールスタジアムが見えます。この夢舞大橋は人工島の夢洲(ゆめしま、大阪市最西端)と舞洲を結んでいます。
 
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展望台の西側にはセミボックス形の展望席が並んでいました。一つのブースに2人掛けのベンチが2つ並ぶ構造です。
 
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大阪湾の対岸には右から西宮市・芦屋(あしや)市、神戸の市街地と神戸港、さらには神戸スカイブリッジでポートアイランドと結ばれる神戸空港(マリンエア)の人口島などを望むことが出来ましたが、通天閣から見えた明石海峡大橋は残念ながら夕靄(ゆうもや)に包まれています。
 
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すぐ近くに見えるのは大阪市立海洋博物館「なにわの海の時空館」のエントランス棟(半球形の建物内は4階建)とその展示棟(円形のガラスドーム)です。2つの建物は海底トンネル(長さ60m)で結ばれているようです。手前の道路は夢洲と咲洲を結ぶ夢咲トンネルへと続いていました。
 
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真下に見えるのは大規模複合施設のアジア太平洋トレードセンターATC)、大型複合商業施設の(タウンアウトレット「マーレ(MARE)」が入っています。岸壁に接岸する船はフェリーのサンフラワー号で、大阪と別府や鹿児島(志布志)を結んでいます。
 
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南西方向に回ると大阪国際見本市会場(愛称はインテックス大阪)の巨大な施設を見下ろせます。日本国内では東京ビッグサイト幕張メッセに次いで3番目に大きい国際展示場です。その奥で異彩(いさい)を放(はな)つ黄色い建物は工作機械用数値制御装置と産業用ロボットで知られるFANUCの関西支店。
 
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いつの間にか空が明るさを失い始めましたから、もう一度西側へ戻って夕日を撮影しました。咲洲と夢洲の間の大阪湾が夕日に映えています。そして遠方のポートアイランド付近もスポットライトを当てられたように輝いています。晴れていればもっと素晴らしい夕景色(ゆうげしき)が見られるのでしょう。ここまで楽しんでいたオチビちゃんとコチビちゃんがくたびれ始めたようですから二人の自宅へと急ぎました。
 
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今回は立ち寄りませんでしたが、JR大阪駅近くの新梅田シティにある梅田スカイビル(地上40階、高さ173m)の空中庭園展望台は屋上の空中庭園にも出られるそうです。次の機会には超高層ビルとしては珍しいその屋外展望台からの景色を楽しみたいと思います。(終)

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