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2012年5月 8日 (火)

四国・高松への旅 半世紀ぶりの栗林公園(前編)

早めの昼食を済ませて栗林(りつりん)公園へと急ぎました。学生時代に四国を訪れた時に立ち寄ったことだけは覚えていますが、思い出そうとしてもその時の記憶は蘇(よみがえ)りませんので、古い記憶は扠置(さてお)くことにします。栗林公園には東門と北門の2つ門があるようですが東門は観光客が多いだろうと思った私は駅から少し近い北門を選びました。

県道173号を歩いて高徳線のガードを潜ると正面にその北門が見えて来ました。「特別名勝栗林公園」の石柱が目に入りました。
 
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特別名称とは文化財保護法によって指定された名勝の中でも特に価値が高いとされる景観で、富士山天橋立(あまのはしだて)・上高地(かみこうち)・醍醐寺三宝院庭園平城宮東院庭園など全国で35箇所、うち首都圏では六義園(りくぎえん)・小石川後楽園旧浜離宮庭園の3箇所が指定されています。 
 
栗林公園は特別名勝に指定された庭園の中で最大の広さを持つそうです。石清尾山塊(いわせおさんかい)の紫雲山(しうんざん)を背景に6つの池と13の築山を配した江戸時代初期の回遊式大名庭園です。讃岐高松藩初代藩主となった松平頼重(よりしげ)が既存の庭園を整備し、歴代藩主が100年を掛けて下屋敷(現在の庭園)にしたそうです。当時、北門に近い北庭には栗の木が多く植えられて「栗林荘」と呼ばれたことで栗林公園と命名されたようです。
 
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松平頼重は水戸徳川家の長子(ちょうし)として生まれましたが、異母弟の徳川光圀(みつくに、水戸黄門)が水戸家を継(つ)いだため、讃岐(さぬき)高松藩主となりました。これを遺憾(いかん)とした光圀は頼重の長男綱方(つなかた)と次男綱條(つなえだ)を自身の養子とし、実子の松平頼常(よりつね)を兄頼重の養子としたことはテレビドラマ「水戸黄門」でも時々紹介されました。

さて折角(せっかく)訪れた栗林公園ですから、無粋(ぶすい)な解説はこれまでにして、園内で撮影した写真紹介に徹(てっ)したいと思います。同園のhpに掲載されている1時間コースをほぼ踏襲(とうしゅう)しましたので、足りない情報は見どころマップを参照してください。

入場料は大人が400円。チケット売場で栗林公園案内図を手渡れた時に右手へ進むようにアドバイスされました。
 
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案内図の順路は左手の道を指しているのに変だと思いながら言われた通りに右手の道に入るとその理由が分かりました。時期を過ぎた桜並木には花茣蓙(はなござ)が敷(し)き詰(つ)められていたのです。
 
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こちらにはヤブツバキ(薮椿)の花茣蓙も。
 
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すぐ先にある芙蓉沼(ふようぬま)には石梁(せきりょう、石橋)が架けられています。
 
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石梁から左手を見ると芙蓉沼は一面に蓮(はす)が植えられています。初夏には美しい花が咲き乱れるのでしょう。芙蓉沼の名前に疑問を持って調べると、芙蓉の顔(ふようのかんばせ)がハスの花のように美しい顔(美人の顔の形容)であることを知りました。やはり私の悪い癖(くせ)が出てつい脇道にそれてしまいました。
 
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檜御殿(ひのきごてん)跡に順路が続きます。
 
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鶴亀松(別名百石松)です。松の下に少し覗(のぞ)いていますが110個の石で形作られた亀の上に鶴が舞う目出度(めでた)いモチーフを表現しているそうです。
 
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一際目立つのは立ち枯れそうになった松
 
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根上り樫(かし)がありました。「根上り」とは根が地表に出た状態を指す言葉ですが、案内板によれば老松の股(また)の部分に根を下ろして成長した樫の木が、老松の枯れた後に、現在の形になったと説明されています。確かに二股(ふたまた)であった跡が残っています。
 
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北湖に浮かぶ島が水面(みなも)に映(うつ)っています。
 
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北湖で泳ぐ鯉(こい)
 
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通路の左手奥にある背が高い方が屏風(びょうぶ)松で、右手前の低い方が箱松。建物の目隠しに作られたそうです。
 
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梅林橋(別名赤橋)は説明が不要でしょう。
 
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梅林橋付近から見た北湖には2つの島と、その奥に富士を縮景(しゅくけい)した芙蓉峰(ふようほう、富士山の異称)が配されていると説明されています。
 
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夫婦松(めおとまつ)
 
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ぼたん(牡丹)石(奥の方)と見返り獅子(しし、手前)の2つと睨(にら)めっこをしましたが・・・。
 
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鮮やかなピンク色はハナズオウ(花蘇芳)でしょうか。
 
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(続く)

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