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2012年8月に作成された記事

2012年8月31日 (金)

大阪雑感 24時間テレビと北極星のオムライス

京阪本線京橋駅を下車、駅から伸びる大阪城京橋プロムナードOBP連絡通路)を歩いて大阪ビジネスパークOBP)へ向いました。寝屋川の対岸にあるOBPの右手(天満橋駅寄り)には青色のクリスタルタワーがそびえ、その左隣はパナソニック電工ビル、そして左端には目的地のOBPツイン21タワーが見えます。
 
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さらに左手(JR大阪環状線寄り)には、ホテルモントレラ・スール大阪、大阪東京海上日動ビル、読売テレビ本社ビルが並んでいます。
 
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OBPの案内図
 
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ツイン21は名前の通りに2つの高層ビルで構成されています。
 
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ツイン21アトリウムに入ると大きなステージが出来上がっていました。所用まで時間に少し余裕がありますから全体の様子を眺めることにしました。「KANSAI商店街グランプリ」の文字がステージ脇に見えます。
 
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そしてステージの右手には近畿地方(6つの府県)の商店街ブースがに並んでいます。
 
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左手にある受付窓口には24HOUR TELEVISIONと大きく表示されていますから24時間テレビ「愛は地球を救う」(日本テレビ系列)の大阪会場(本会場は東京・日本武道館)のようです。同系列の読売テレビ本社ビルがすぐ近くにありますから会場に選ばれたのでしょう。
 
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リハーサルが始まった大阪会場の全景
 
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24時間テレビは1978年に始まったチャリティ番組で、毎年8月下旬(土曜日から日曜日にかけて)に日本テレビ系列で生放送され、今回で35回目になりました。黄色がこの番組のシンボルカラーで、舞台の配色に使われることはもちろん、出演者も全員黄色のTシャツを着ています。募金額も巨大で日本テレビの関連hpによれば毎年10億円前後の実績を残しており、昨年は東日本大震災緊急募金が含まれたため約20億円に倍増したそうです。

余談ですが、この番組についてはこれまでも賛否両論があるようです。寄付金集めで成果を上げているという擁護論がある一方で、かなりの制作費を投入した「お祭り騒ぎ」や「お涙頂戴」で視聴率アップを狙っていること(今回の平均視聴率は17.2%)と出演者がボランティア活動ではないことなどへの批判です。つまり、この番組の関係者がいずれも大きな利益を得ていることです。また撮影現場での混乱も良く耳にします。

私は番組開始(8月25日午後6時30分)から番組終了(26日午後9時9分)までが24時間ではなく26時間39分であることの方が気になって・・・。いずれにせよオリンピックと同様に夜を徹して観ることはなく、これ以上のコメントは控えたいと思います。

2件目の話題です。週末にオチビちゃんとコチビちゃんの両親に誘われて難波方面へ車で出掛けました。ちょうど昼食時間になったことで、お父さんが以前利用したことのある「北極星」という変わった名前の店に案内されました。名古屋で利用したアパホテルと同じ経営の「アパホテルなんば心斎橋」の裏手です。
 
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この北極星は心斎橋に本店がある90年の歴史を誇る洋食屋で、大阪市を中心に堺市と松原市にオムライス専門店を計10店舗展開していますが、先代(創業者)がオムライスを考案したことで知られます。ちなみにオムライスは卵料理のオムレツ(フランス語)とライス(英語)を組み合わせた日本の創作料理。

待ち席付近に大正14年に誕生したオムライスの由来が説明されていました。そしてホルモン料理の名前もこの店が名付け親とのこと。北極星の店名は「生活の道しるべ」になるようにとの意味が込められているそうです。
 
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心斎橋は長掘川に架かっていた橋の名前ですが、現在は御堂筋に並行する心斎橋筋商店街を指すようです。御堂筋は大阪市の中心部を南北に伸びる国道で、その名前は「大川・中之島の橋梁群」の記事でも触れたように北御堂(本願寺津村別院)と南御堂(真宗大谷派難波別院)が沿道にあることに由来します。

内庭には天台宗を中国から伝えた最澄の言葉、「同心の中に衣食(住)あり」を刻んだ石柱がありました。その意味を調べると、『道心(向上心)をもって精一杯努力をしてゆけば、生きてゆく上で必要な衣食(住)は自ずと身に備わる(その逆はない)』でした。「住」は先代の創業者が付け加えたようです。
 

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メニューはオムライスだけです。私は期間限定の「ホウレン草とベーコンのオムライス(850円)を、同行者は明太子とシーフードのオムライス(930円)を選びました。
 
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オチビちゃんとコチビちゃん(お母さんとシェア)はいずれもチキンオムライス(690円)
 
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お父さんはビーフシチューのオムライス(ミニサラダ付き、1530円)
 
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私が注文した「ホウレン草とベーコンのオムライス」を食べ進むと内部の様子が見えてきました。すべてのオムライスを味見させてもらいましたが、「ビーフシチュー」が一番濃(こ)くがあり、その他も皆バランスが良く、私が選んだ「ホウレン草とベーコン」は最もあっさりとした味付けで私の好みにぴったりでした。
 
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絶妙な味はもちろんのこと、薄焼き玉子で美しく包まれたオムライスを作る見事な料理人の技に甚(いた)く感動しました。(続く)

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2012年8月30日 (木)

新東名経由の大阪ドライブ

今年4月15日に開通した新東名高速道路(御殿場JCT-三ケ日JCT)を毎月のようにドライブしたことで今回は四度目になります。大阪で所用があるためのドライブですが、夏休み中の渋滞を避けるために「七つ立ち」です。究極のエコドライブは前回試していますから、今回は法定速度に従って走行しながら燃費を計測することにしました。東名高速道路の下り線(御殿場JCTまで)はほとんどが上り坂でもあり、平均燃費は23.9km/ℓと平凡な結果に終りました

御殿場JCTで新東名高速道路に入ります。右手には富士山が薄暮の空にシルエットとして浮かび上がっていますから、これまで空振りに終った駿河湾沼津SAからの展望は期待できそうです。そして明るくなり始めた頃に到着した駿河湾沼津SAからは沼津の市街地と駿河湾の先に西伊豆の山並みが見えました。
 
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少し左方向へ目を転じると空に赤みが差してきました。
 
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東方の空は朝焼けが鮮やかです。
 
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富士市に入ると右手の視界が再び広がって頂上付近に朝日が当たり始めた富士山を見ることができます。
 
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清水PAのビューポイントから見る富士山
 
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三保半島(三保の松原)も朝日に照らされ始めました。
 
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NEOPASA(ネオパーサ)清水内にある常設展示はYAMAHAの海外向けモデルXV1900CUに変わっています。
 
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こちらは光岡自動車の和製スーパーカー大蛇(OROCHI)、トヨタの3MZ-FE(V6気筒 DOHC 24バルブ VVT-i、排気量3310cc)を自社製フレームに搭載した2ドアクーペ(2007年発売)です。
 
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新東名(御殿場JCT-三ケ日JCT)の平均燃費は27.5km/ℓ。
 
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東名高速道路・伊勢湾岸自動車道・東名阪自動車道を経由して新名神高速道路に入ります。この区間の平均燃費は24.7km/ℓ。
 
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鈴鹿山脈に黒い雲が掛かって雨粒が落ち始めました。
 
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トンネルを抜けると青空が広がっています。
 
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名神高速道路に入ります。
 
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そして京滋バイパスと第2京阪を経由して目的地に到着。この区間の平均燃費は34.2km/ℓと異常に高い数値です。下り坂が多くてアクセルをあまり踏まなかったためだと思われます。自宅から目的地まで約460kmの平均燃費は渋滞に遭遇しなかったことで27.4km/ℓと予想以上に良好な結果が得られました。(続く)

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2012年8月22日 (水)

岡倉天心著「茶の本」を読む

今から9年前(2003年2月)に家族全員で北茨城へ旅行したことがあります。その3ヵ月後には長女の結婚式が予定されていたため、まだ訪れたことがなかったこの地への家族旅行を思い立ったのです。そして季節の鮟鱇(あんこう)鍋を食べることも目的でした。楽しいドライブ旅の途中、五浦(いづら)観光ホテルからみた奇妙な形の建物「六角堂」が印象に残りました。法隆寺にある八角形の夢殿にも似た六角形をした朱色の建物は明治時代の美術界指導者・思想家・哲学者であった岡倉天心の設計で1905年に建てられた観瀾亭(かんらんてい)でした。大波を観る東屋の意味だそうです。

その六角堂は昨年の東日本大震災による津波のために土台だけを残して建物全体が流失しましたが、今年4月に茨城大学と有志の力で復元されたことを聞きました。そして、そのニュースに触発され、岡倉天心が英文で書いた文明論三部作、「東洋の理想」と「日本の覚醒」のあとに来る「茶の本」(The Book of Tea)の邦訳本(桶谷秀昭訳、講談社学術文庫、2003年発行18刊)を読みたくなったのです。6月に名古屋へ2度出掛けてからは異常ともいえる今夏の暑さのため遠出を控えたことで、やっとこの本をじっくり読む時間ができました。

「茶の本」はボストン美術館の東洋部顧問(後に中国・日本美術部長)をしていた天心が欧米人に茶を理解させるため、43歳の時(1906年、明治39年)に書いたものですが、単なる茶道の解説書ではなく、日本に関する独自の文明論を展開した名著です。7つの章に亘(わた)って茶と日本文化の関係を詳細に解説していますので、以下に各章の要旨を紹介します。

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第一章「人情の碗」では、薬として中国で使われていたお茶がやがて飲み物になって上品な楽しみになったこと、それが伝わった日本では15世紀に入ると茶道として美を楽しむ信仰(審美主義の宗教)にまで高められたことから説き始める。純粋と調和を人がお互いに思い遣りを抱くことの不思議さと社会秩序のロマンティシズムを内包する茶道は本質的に不完全なものへの崇拝であり、われわれが知っている人生というこの不可能なものの中に、何か可能なものをなし遂げようとする繊細な企(くわだ)てであるという。

第二章「茶の流派」は中国の唐代・宋代・明代における茶の発展を固形茶・抹茶・煎茶の変遷を通して詳説した上で、中国における茶がその後は美味しい飲み物に留まったと指摘する。一方、日本ではそれが茶道として生きる術(すべ)を表現する宗教にまで高まったと述べる。

第三章「道教と禅道」は道教の後継者である禅道と茶の関係を説き、それらが南方中国の精神的な個人主義傾向によって高められて、俗世間を受け入れることとその中に美を見出そうとしたと解説する。茶の理想は人生の些事(さじ)の中に偉大さを認識する禅の思想の帰結であると看破する。つまり道教は審美的理想に基礎を与え、禅道は審美的理想を実際的なものにとしたという。

第四章「茶室」は茶室がたんなる小屋以上のものではない、茶室の簡素化と純粋主義、茶室における象徴主義、茶室の装飾方式、外界の煩(わずら)わしさを逃(のが)れた聖域、について詳しく述べる。

第五章「芸術鑑賞」では芸術鑑賞に必要な精神の共鳴、暗示の価値、芸術に対する表面的な熱狂(世間一般の評価に迎合)には真の感情がない、美術と考古学の混同、人生における美しいものを破壊することによって芸術を破壊していると看破する。

第六章「花」では人にとって花の存在の大きさ、茶人と花道、生け花の芸術、生け花の二代流派(様式派と自然主義派)、生活との親しみがある自然派(山桜の小枝・一輪の百合・水草・太閤と利休の朝顔・花吹雪)などを、西洋人が舞踏会や宴会で大量の花を飾る(消費する)ことと対比して、詳しく解説する。

第七章「茶の師匠たち」は、芸術の真の鑑賞は芸術から生きた感化を受ける人のみに可能である、茶人の芸術への貢献、処世上に及ぼした茶人の感化、を述べたあと、利休の最後の茶の湯(千利休の自死するシーンの描写)で終る。

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本書には日本語訳だけではなく英語の原文も添付されています。私は明治時代を生きた日本人が文明論としての茶道を流暢(りゅうちょう)かつリズミカルで格調の高い英文で記述したことに驚嘆(きょうたん)しました。天心は文明開化を代表する明治時代の才人で東京美術学校(現東京藝術大学)の校長に就任しましたが8年後にはその地位を追われます。情熱家であった天心が起こしたスキャンダルが理由と伝えられます。

そして旧知であったフェノロサの紹介でボストン美術館に招かれた時に書かれた本書は当時の天心の心情を伝えているそうです。巻末の解説で翻訳者の樋谷秀昭氏は第六章「花」と第七章「茶の師匠」などを引用して、晩年の天心には諦念の哀愁を見て取ることができると言います。

茶を通して禅を説明し、そして禅を通して東洋における日本の思想を西洋に伝えようとして書かれた本書は、茶だけではなく、禅や道教という思想についても詳しく解説しています。事物の相対性から見ると物の大と小の区別はなく一原子の中にも大宇宙と等しい可能性があるとする考えは、先に紹介したエッセイ集「動的平衡生命はなぜそこに宿るのか」や物理学入門書「物理学と神」と共通する考えであることを知りました。

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2012年8月20日 (月)

家庭用プラネタリウム “HOMESTAR PRO 2nd edition”

梅雨が明けた夏の後半から秋と冬までが夜空に輝く星を見て楽しむために最適な季節だと思います。大気中の水蒸気量(相対湿度ではなく)が徐々に少なくなることが最大の理由。そして秋から冬にかけてジェット気流が日本上空を通過するため上空の塵(ちり)や埃(ほこり)が吹き飛ばされて空気が澄んだ状態になるからです。夏は昼間の強い日射で空気だけでなく大地も温められて、夜間には熱放射で空気の揺らぎが大きくなりますから、星が瞬(またた)くように見えます。

わが家の周辺では住宅が建立て込んでいて、夜間でも街路灯(防犯灯)や住宅から漏れる灯(あか)りで星空がマスキングされるため、一等星がやっと見える程度です。星に一番近いはずの富士山でも同様です。列をなす登山者のヘッドライトだけでなく、麓(ふもと)の富士吉田市や御殿場市などの灯りが邪魔(じゃま)するため星が見にくいのです。私が子供時代を過ごした田舎では隣家から漏れる灯りも弱く、もちろん街灯もありませんでしたから、漆黒(しっこく)の夜空に数え切れないほどの星が輝いていました。大人になってローキー山脈の山峡(コロラド州)とメキシコ国境にあるリオ・グランデ川のビッグベンド(テキサス州)へ家族で旅行した時にも満天の星に驚かされました。

2012_0815homestar0029例によって前置きが長くなりました。注文していた家庭用プラネタリウムがわが家に届きました。宅配便のダンボール箱を開けると見覚えのある箱が現れました。箱には大きくHOMESTAR PRO 2nd editionと表示されて、中には本体・専用原板ソフト(3個)・レンズキャップ・取扱説明書が。ちなみに黒色のバージョンを選びました。

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薄い説明書に従ってACアダプターを本体に接続、原板ソフトトレイに原板ソフトをセット、レンズキャップを外して電源スイッチをスライドさせてオンにすれば星空がぼんやり投影されました。部屋を暗くして本体上部のピント調整ダイヤルを反時計方向に何度も回すとピントが徐々にあって天の川が鮮やかに浮き出て来ました。

2012_0815homestar0024 添付された恒星原板ソフトは「日本の空」「日本の空 星座ライン入り」「月と地球」の3種類ありますから、入れ替えて試しました。1枚目の「日本の空」では天の川がみごとに投影されています。 
 
 

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2枚目の「星座ライン入り」は、星座を確認するためには便利ですが、やはり興醒(きょうざ)めでした。3枚目の「月と地球」(下から2番目の写真)は無くても良いと思います。同居者は「地球と月が同じ大きさで映(うつ)っているのは変だわ!どこから見たのかしら?」と呟(つぶや)いています。 

2012_0815homestar0031本体の前面には電源スイッチの左手に小さな押しボタンスイッチが3つ並んでいます。電源スイッチの左隣が流星機能を動作させるもので、約30秒に1回程度流れます。流れるタイミングはランダムですが、流れる場所は1箇所だけ(つまり同じ場所)なのはご愛嬌です。
 

その左隣は星空を回転する機能のスイッチです。スイッチを一度押すと反時計回り(北半球の星の動き)で、もう一度押すと時計回り(南半球の星の動き)になります。NSのランプで現在の状態を確認できることは親切な配慮。左端のスイッチはタイマー機能。押すたびに15分/30分/60分と切り替わり、ランプで設定時間が確認できます。

2012_0815homestar0025以上のように操作手順は大変簡単ですが、よく考えられていますから子供(対象年齢15歳以上)はもちろん、大人も十分楽しめる高級玩具(おもちゃ)です。定価はかわさき宙と緑の科学館のショップに表示されていたように23,625円とかなり高額でしたが、ネット通販で安く購入することができました。

2012_0815homestar0044 玩具としては高品質ですが、価格を考えると気になる点もいくつかあります。まずピント調整ダイヤルがアバウトで合わせにくいことと、中心部と周辺部でピントが合う位置が異なることです。2つ目は星空を回転する機能が柔(やわ)いため、時として回転が一瞬止まる(回転機構がスリップ?)ことがあることです。3つ目は1等星が異常に大きいこと。

より精巧なものが欲しい方には約12万個の星数を表示可能(PROは約6万個)でランダムな場所に流星が出現するHOMESTAR EXTRAが良いでしょう。専用リモコンで投影される星座の日時指定ができる上に、上記の改善要求はほとんど満たされているようです。ただし価格は60,900円とHOMESTAR PROの3倍近くですが・・。

<同居者のコメント> 自宅にプラネタリウムがあるのは楽しいですね。でも、もっと良いものがあるんだったら、それにしてほしかったわ!

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2012年8月18日 (土)

注目企業についての雑感

オリンピックの喧騒(けんそう)が過ぎ去り、お盆休みの高速道路渋滞もピークを過ぎると、気のせいか朝夕の空気に涼しさが感じられるようです。立秋から10日ほどが経(た)ったからでしょう。気が早い私は秋の到来を心待ちにしています。

さて本題です。ギリシャに端(たん)を発した欧州の経済危機は2年以上が経過した今も解決にはほど遠い状況で、さらに今年に入って中国の経済成長も減速し始めたため、閉塞感が世界中に蔓延(まんえん)しています。その中にあって数少ない明るいトピックスはアメリカの景気指数がやや改善し始めてダウ工業株平均が今年最高値に接近したことでしょう。そのお陰なのか為替市場で日本円はやや円安にシフトして対ドルで90円に近づき、日経平均株価も1ヵ月半振りに9000円代を回復しました。

しかし、そのアメリカで「時代の兆児(ちょうじ))と持て囃(はや)されたフェイスブックとグルーポンの株価がいずれも上場来安値を更新しています。フェイスブックは言わずと知れたソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を提供する2004年に設立された会社。一方のグルーポンは共同購入型クーポンサイトを運営する企業(2008年11月創業)で、2010年末から日本市場でもサービスを提供しています。アメリカの株式市場が回復基調にあるなかで、数ヶ月前に株式を上場したばかりの両社の株価がいずれも急落する事態に世間の耳目(じもく)が集まっています。

フェイスブックは上場日の5月18日を除いて終値がIPO(株式公開)価格の38ドルを上回ったことがなく、8月16日の終値は19.87ドルと、半値近くまで下落してしまいました。その理由は世界中で10億人の利用者を集めながら業績の伸びが鈍化しており、しかも将来の成長戦略が不透明であるためです。間の悪いことに(予想できたことですが)、IPO以前の株式所有者の売買を禁ずるロックアップ条項が8月16日付けでIPOされた株数の半分強に相当する株式について解除されたことが株価急落の大きな要因と報じられています。そして年末にはこの数倍に相当する株式が売買可能になるため、さらなる値下がりするのではとの不安が投資家の間に広まっているそうです。

一方のグルーポンは昨年11月にIPO価格20ドルで株式公開を行いましたが、その株価は8月17日に4.51ドル(IPO価格の23%)まで下落しました。この会社は欧州市場での低迷による悪影響に加えて、フェイスブックと同様にスマートフォンなどモバイル向け戦略の遅れが指摘されています。フェイスブックもスマートフォンの限られたスクリーン上に収入の90%以上を占めるバナー広告を効率的に表示できないことが難点と言われます。そして、セキュリティ(プライバシー)の問題を昨年から引き摺(ず)っていることも懸念材料でしょう。

両社に共通する問題は、IPO価格を少しでも高くするために、現実の企業価値以上の期待値(将来性)で株価を過大に評価したことが挙げられます。両社のビジネスモデルには他社との差別化要因はほとんどないことで競合は避けられず、顧客にとって魅力あるサービスを提供し続ける必要があるのですが、その長期展望が見受けられないようです。将来展望を持たない企業の価値は幻影でしかなく成長を期待できないのです。

この両社と好対照をなす企業はあのアップルです。8月17日現在の株価は648.11ドルと上場来最高値を更新し、時価総額が6000億ドル(約47兆7240億円)の大台を再び超えました。評価される理由は、9月にiPhoneの次世代機が発表されると見られ、iPadの次世代機(小型版?)も近々リリースされることが期待されるからでしょう。アップルはパソコンやiPhone/iPadなどのスマートデバイスを販売していますが、純粋なメーカーとは呼べません。自社は商品企画と開発設計に専念して、製造のほとんどを台湾と中国のEMS(電子機器受託製造企業)にアウトソーシングしているからです。ビジネスの主体はハードウェアではなく、ソフトウェアとコンテンツ、そしてサービスなのです。

向かうところ敵なしのアップルと対照的に暗転した日本企業は家電のPanasonic・ソニー・シャープの3社でしょう。青菜に塩の状況、あるいはそれより悪い状況にありますが、昨年11月のブログ記事でも少し触れましたから詳細は省略します。私にはバブル崩壊後の「選択と集中」戦略の失敗が最大の原因だろうと思われます。長年これらの会社の成長を支えてきたテレビ事業からの脱却(事業転換)に失敗したことがその象徴でしょう。つまり成功体験に囚(とら)われて(時代の変化に鈍感になり)過大な集中投資に走る一方で、新しいビジネスの芽を摘(つ)んだことも各社に共通するようです。注釈;「選択と集中」は米の老舗企業GE社の会長兼CEOであったジャック・ウェルチ氏の経営戦略、リスクが大きいため経営者の高い洞察力が求められる

今やこれらの家電各社は大胆なリストラ(事業再構築と人員削減)を余儀なくされていますが、相変わらずテレビ事業に未練を残しているようです。韓国のサムソンやLGに海外市場を席巻されたことを理由に挙げる人もいますが、それはあくまでも結果論だと思います。一方、テレビ分野では弱小であった日立がいち早くテレビ事業を縮小(9月に自社生産を終了する予定)、東芝は国内生産から撤退しました。そして両社が好業績を上げていることは皮肉なことかもしれません。私はこれらの大手家電メーカーが一日も早く復活することを切(せつ)に願っています。

最後に、一昨日(8月16日)のテレビ番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)で取り上げられた地方企業を紹介します。滋賀県近江八幡市にある和菓子の老舗「たねや」(創業140年、山本昌仁社長)です。『真似されれば余計に輝く』というユニークな考えのもとに、新しいものに挑戦する近江商人魂を貫いているのです。そして同業者に真似されることを気にせずに製造プロセスを公開し、他社の人材教育も引き受けているのです。京都の「雅(みやび)」と対比して滋賀は「鄙美(ひなび)」であるべきだとの信念と、「伝統と革新」を両立させる経営戦略も他の老舗企業にも共通する点でした。ちなみに同社はバウムクーヘンなどが大人気で年間売上が192億円に達したそうです。

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2012年8月13日 (月)

生田緑地の「かわさき宙と緑の科学館」(後編)

同行者はショップで家庭用プラネタリウム「HOMESTAR PRO 2nd edition」を目聡(めざと)く見つけて言った「これがあるときっと楽しいわね!」の言葉に釣られて、「そうだね。ネットでも買えるか調べてみるよ」と応じてしまいました。『覆水盆に返らず』の諺(ことわざ)通り、この記事を書きながらネットで購入した同製品の到着を待っています。
 
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上映開始時間の30分前にはプラネタリウムの入口前に人の列が出来始めました。
 
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そして20分前になると入場が始まりました。席の指定はありませんから観客は思い思いに着席します。
 
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目の前には予想以上に迫力のある投影機がありました。製造した大平技研の英文名“Ohira Tech”が確認できます。
 
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反対側に回り込むと赤と黒のツートンカラーに塗られた投影機「MEGASTAR-Ⅲ」本体の他にも、役割は不明ですが、いくつもの装置が配置されています。
 
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世界最高水準のプラネタリウム「MEGASTAR」の最新機種「MEGASTAR- FUSION(メガスター・スリー・フュージョン)」は今年4月28日に導入されたばかりです。実は2007年1月に日本橋のプラネタリウムシアター「HD DVDプラネタリウム」(6ヶ月半の期間限定)でメガスターを最初に見てからプラネタリウム・クリエーターの大平貴之(たかゆき)氏と大平技研の製品に関心を持っていました。
 

6月から8月までの子供向け投影は夏らしく「七夕ものがたり」でした。上映が始まると写真撮影ができませんから、解説の冒頭部だけを音声で紹介します。空が無数の星で輝き始めると、隣席のオチビちゃんは「怖い」の言葉を繰り返しました。星空に吸い込まれそうな錯覚を覚えたからでしょう。しっかり手を握るとオトビちゃんは安心したようです。
 

45分ほど上映された星空ショーに満足したあと、オチビちゃんとコチビちゃんのお父さんの提案で屋上に上がりました。天体観測スぺースの「アストロテラス」です。午前11時からの回は始まっていましたが、炎天下であるためかそれほどの混雑はありません。コンピュータ制御の大型望遠鏡が何台も並んでいます。その最初は金星の観測でした。
 
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次は太陽の黒点とフレアの観測です。
 
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1階に下りてカフェテリア「Cafe星めぐり」で昼食です。11時半前でした満席で、注文カウンターにも長い行列が出来ています。空きテーブルが見つかった12時ちょっと前に配膳が始まりました。オチビちゃんは「お子様カレーセット」(700円)とベリーベリープラネットパフェ(680円)、コチビちゃんは「お子様パスタセット」とペガサスパフェ(680円)を選びました。
 
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私は「スモークサーモンのカルボナーラ」(820円)ではなく「とろとろたまごのオムライス」(950円)、その他のメンバーは「森のきのこパスタ」(800円)「ワッフル メイプル」(250円)「星めぐりのマンゴーベリーミルク」(420円)「星めぐりの流星ソーダ」(420円)などをめいめい(銘々)が注文しました。
 
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食事が終ると、オチビちゃんとコチビちゃんはカフェテリアから見えた列車に向いました。昭和23年に製造され、東北本線の上野~青森間などを約37年間に555万km(地球を約140周)走り続けて、昭和60年に配車になったことが説明されています。
 
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こちらは中央広場の反対側にある蒸気機関車のD51(デゴイチ)。昭和15年に製造され、貨物輸送用に約30年間活躍したそうです。細い配管が切り取られているのが不思議でした。調べてみると、ちょうど1年前にアスベストの調査が行われて、配管の巻き付けなどに使用されていたアスベストが除去されたそうですから、その時に切り取られたのかもしれません。プチ薀蓄(うんちく)です。以前の記事で紹介しましたようにDは主に貨物輸送用で、Cは旅客輸送用の機関車を意味します。
 
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西門へ戻るため広い坂道を上りました。30年近く前に家族で日本民家園を訪れた時の写真を見ると、この坂道は舗装されていなかったようです。二人の子供たちが競争してこの坂道を駆け下りた時、自分ではそのスピードをコントロールできず、「止めてー!」と叫んでいたことが昨日のように思い出されます。
 
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食事をすませていますから、そば処「白川郷」(旧山下家住宅・県の重要文化財)は通過しました。その他にも飛騨の白川郷から移築された合掌(がっしょう)造りの古民家が並んでいます。
 
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山百合(やまゆり)がきれいに咲いています。
 
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枡形(ますがた)山展望台への分岐点は直進して七草峠を越えると西口駐車場が近づきました。
 
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<同行者のコメント> 生田緑地は何年ぶりでしょうか。まだ向ヶ丘遊園があった頃に訪れています。旦那さまは30年前のことも覚えているのですね。それはともかくオチビちゃんとコチビちゃんがプラネタリウムを楽しんでくれて良かったです。そして家庭用のプラネタリウムで星空を見るのも楽しみです。

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2012年8月12日 (日)

生田緑地の「かわさき宙と緑の科学館」(前編)

川崎市多摩区と宮前区にまたがる生田(いくた)緑地の西口駐車場に車を停めて西門を入りました。府中街道からのアクセスが便利な東口は夏休みの混雑が予想されるので避けたのです。午前9時をちょっと過ぎたばかりで先客の車はありませんでした。
 

生田緑地はクヌギ・コナラを中心とする雑木林や、谷戸(やと)の湿地帯など里山の環境もよく保存されています。日本民家園、伝統工芸館、川崎国際生田緑地ゴルフ場、生田バラ苑(旧向丘遊園地の一部)など多彩な施設があり、一年中家族連れで楽しめる総合公園です。
 
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直進すれば比較的なだらかな道ですが、オチビちゃんは迷わず急な下り階段へと向かい、先頭を切って下り始めました。周辺に広がる住宅地はもちろん、隣接する専修大学の生田キャンパスからも隔離された空間になっています。
 
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木立の間から日本民家園にある茅葺(かやぶき)民家が見えます。全部で25棟の古民家(うち18棟は国・県の重要文化財に指定)が全国各地から移設されているそうです。オチビちゃんとコチビちゃんがもう少し大きくなったらぜひ訪れたい場所です。鳥の囀(さえず)りも聞こえて山奥までハイキングしたような気分になりました。
 
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奥の池の畔(ほとり)に出ました。右手の階段を上ったところに「川崎市立岡本太郎美術館」(1999年オープン)があります。開館時間まで10分ほどあるため人影は見られません。岡本太郎氏は現在の川崎市高津区二子で生まれたことにちなんでこの地が選ばれたのでしょう。ちなみに高津区二子(多摩川縁)には岡本かの子文学碑「誇り」が建てられています。
 
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階段を上ったところにある池にはブロンズ像があります。私には水牛に見えますが、表示されたタイトルは「樹霊」でした。42年前(1970年)に大阪万国博覧会へ出掛けた時に見た巨大なシンボル・タワー「太陽の塔」が現在千里公園でそのまま保存されている様子を大阪府池田市の「インスタントラーメン発明記念館」へ出掛けた今年1月末に中国自動車道路から確認できました。
 
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奥の池の畔を抜けて中央広場の先にある「かわさき宙(そら)と緑の科学館」へ向いました。注釈;人の列が無くなったタイミングを選んで同館の全景を撮影
 
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開館時間までまだ10分近くありますが長い行列が出来ていました。9時30分になると入館が始まりました。
 
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入口の左手には川崎市青少年科学館(「かわさき宙と緑の科学館」の前身)で30年(1980-2010年)活躍したプラネタリウムが展示されていました。GOTOの表示がある装置の説明には「五藤光学研究所製GM-Ⅱ投影機」とあります。調べてみると、1957年(昭和32年)に日本で最初にレンズ投影式中型プラネタリウムを開発した会社が1979年に開発した製品でした。
 
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鑑賞券(大人400円、高校生・大学生200円、中学生以下は無料)を購入した後、プラネタリウムの上映が始まる10時30分まで館内の展示を見て回りました。最初は「生田緑地約100万年の歴史コーナー」です。「川崎の大地」では市内各地でボーリングした縮尺標本「地層タワー」で解説しています。
 
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川崎市の大地が出来るまでを約258万年前から現在の海岸線までを時系列で表示する嗜好を興味深く眺めました。
 
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「古代の生物」として川崎市で発見された象・イルカ・トド・貝などの化石のレプリカや実物標本を紹介しています。
 
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「丘陵の自然」では川崎市の雑木林や谷戸などで見られる生きものを季節ごとに紹介しています。
 
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「多摩川の自然」では植物・昆虫・野鳥や魚などの生き物と石などが展示されています。
 
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「街の中の河川」に川崎市北部を流れる多摩川の支流が説明されています。平瀬川・矢上川・ニヶ領用水は当ブログの関連記事で紹介したことがあります。
 
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2階に上がると巨大な「天文展示」がプラネタリウムへの期待を高めてくれました。
 
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(続く)

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2012年8月 6日 (月)

夏の情景 花火遊び

花火をしたいと言うオチビちゃんとコチビちゃんの希望に応えて同居者が近くの店で小さい子供向けの「おもちゃ花火セット」を買ってきました。浴衣を着れば雰囲気も出るのですが、動き易さを考えて普段着のままで広場へ向うことになりました。プラスチック製のバケツに水を張り、容器に入った蝋燭(ろうそく)に火を点(つ)ければ準備完了です。
 

まず同居者が花火の遊び方を説明してお手本を示したあと、お母さんに手を添(そ)えられたコチビちゃんがへっぴり腰で花火に火を点けます。
 
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2本目は立ち上がってしまいました。腕にはめているのは盆踊り大会で買ってもらった発光リングです。 
 
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オチビちゃんは少し慣れているようで余裕があります。
 
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コチビちゃんは次々と花火を楽しんでいます。
 
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二人の花火が交錯して迫力が増しました。
 
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コチビちゃんは次に団扇(うちわ)のような形をした「恐竜の花火」(かいじゅうくん)を選びました。
 
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クローズアップするとかなりの迫力です。
 
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赤い火が出る花火
 
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コチビちゃんは線香花火にも挑戦
 
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オチビちゃんとお母さんも線香花火に移りました。
 
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これもクローズアップ
 
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ロケット花火・噴出花火・ねずみ花火など迫力のあるものはありませんが二人とも花火遊びに満足してくれたようです。

<同居者のコメント> 喜んでくれてよかったです。残った花火は大阪へ帰ってから遊んでくださいね。

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2012年8月 5日 (日)

夏の情景 盆踊り大会

チビちゃんたちがわが家に全員集合しました。全員が楽しみにしている季節のイベント「盆踊り大会」に参加するためです。暗くなるまでは室内での遊びに興じていましたが、衣装を着替えると暗くなるのを待ちけれず、さっそく全員で出掛けました。

薄暗くなった会場ではちょうど盆踊りが始まったばかりでした。カラフルな提灯(ちょうちん)と「しあわせ音頭」の歌声が雰囲気を盛り上げます。半被(はっぴ)姿の子供たちが櫓(やぐら)の中段に上ってスタンバイするなか、最上段への梯子(はしご)を上ってゆく女の子が太鼓を叩(たた)くようです。注釈;場所の情報は写真から削除しました
 
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その櫓を取り囲むように夜店のテントが並んでいます。この夜店では「パンケーキ」を売っています。私が子供の頃にはなかったメニューですが・・・。
 
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すっかり暗くなって提灯が櫓を照らし出すと壇上(だんじょう)ではレディたちが優雅に踊っています。先ほどの女の子が元気よく太鼓を叩き続けています。曲は「きよしのズンドコ節」のようです。
 
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櫓の下では同居者がウオーミングアップを始めていました。昔懐かしい「チャンチキおけさ」が流れています。
 
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オチビちゃんとチビエちゃんが同居者に纏(まと)わり付いています。小学二年生になったオチビちゃんはちょっと大人びた柄(がら)の浴衣(ゆかた)が、1歳半を過ぎたチビエちゃんはピンクの甚平(じんべえ)が似合っていました。
 
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同居者がいよいよ櫓の上に上がりました。曲は「東京音戸」に変わりました。
 
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大人達に一番人気がある夜店はやはり「やきとり」でした。
 
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もちろん「やきそば」も人気メニューです。
 
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そして「かき氷」は子供たちに大人気。
 
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「ホットドッグ」「焼きそば」「綿菓子」などを食べたあとチビちゃんたちは「風船釣り」を楽しみました。収穫はオチビちゃんの1個だけでしたが、釣れなくてもオマケにもらった水風船にチビちゃんたちは大満足。そして「カキ氷」も食べたあとは、「崖の上のポニョ」の曲に送られて帰宅しました。同居者だけは最後まで居残るようです。(続く)

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