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2013年2月 8日 (金)

石の宝殿古墳と天然温泉「鳥飼の里温泉」

淀川を挟む寝屋川市(北河内地域)と茨木市(北摂地域)を訪ねました。寝屋川市の名前は容易に想像できるように市内を流れる一級河川寝屋川に由来しますが、高野街道を旅する人たちに提供された宿泊施設が寝屋(ねや)と呼ばれたことが発祥のようです。また昔話「鉢被(はちかづ)き姫」の舞台になった場所でもあります。

1年近く前に寝屋川市の最北部(成田町)にある成田山不動尊(大阪別院)にお参りしたことはありますが、同市東部地域の道には不案内でしたから、カーナビに「石の宝殿古墳」と入力しましたがヒットしません。それではと、近くの高良(こうら)神社の名称を入れるとこれは見つかりました。私は府道20号を利用しましたが第2京阪道路の寝屋川北ICが今回の目的地に近いようです。

カーナビの指示に従って府道20号から高台にある交野(かたの)市の星田地区に入る道を辿(たど)ると、いつの間にか目的地を行き過ぎてしまいました。高良神社は谷を下った場所にあるようです。元来た道を府道20号まで戻って反対側から再挑戦しましたがやはり見つけられません。

困った私はiPhone 5を使ったネット検索をして、近くに寝屋川市の埋蔵文化財資料館があることをで見つけました。さっそく、その所在地へ向かうと、そこには寝屋川市役所東市民センターがありました。
 
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来訪者が居ないことタイミングにセンターの方へ資料館の場所を尋(たず)ねると、その方が気の毒そうな顔を見せながら、「今日は月一回の休館日です」と教えてくれました。そして案内された右手奥にはシャッターが下ろされた資料館がありました。

ここで尋(たず)ね方が間違っていたと気付いた私は「実は石の宝殿古墳へ行きたいのです」と伝えると、事務所に戻って市内地図を使ってルートを詳しく説明した上に、その地図をお土産(?)にとプレゼントしてくださいました。寝屋川公園にも古墳があることも教えていただきました。

市街地の地図があればもう迷うことはありません。狭い路地でどこまで進めるか分かりませんので、駐車できる場所に車を停めて(同後者を駐車係に残して)歩くことにしました。「ねや川 文化と歴史のみち」の案内標識には「石室殿コース」が表示されています。上部のキノコのようなものは「鉢かづき姫」のようです。
 
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極楽寺(ごくらくじ)の直ぐ先にある明光寺(みょうこうじ)には鉢かづき姫が案内看板を持って立っていました。明光寺十三仏板碑(じゅうさんぶついたび)と首なし地蔵の説明が書かれています。その奥には雷神石(らいじんせき)の石柱も立っています。後で知りましたが、境内にある雷神石は古墳の家型石棺(いえがたせっかん)を利用して弘治三年(1557年)に造られたものだそうです。
 
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高良神社に到着しました。明治時代初期に地元の地名を付けて打上(うちあげ)神社と呼ばれるようになったそうですが石柱に刻(きざ)まれた名前は以前のままです。寝屋川市には秦(はた)一族(朝鮮半島からの渡来人)に因(ちな)む地名が多いそうですが、高良は高麗(こうらい)が訛(なま)ったものだとする説があるようです。
 
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参道を進んだ場所にある国史跡石宝殿古墳の案内板には、(古墳時代)後期の古墳で、底石は長さ約3m・幅1.5m、蓋石は長さ約3m・幅3.3m・高さ1.5mの巨大な花崗岩(かこうがん)をくりぬいて墓室としていることと葬者(被葬者のことか?)はこのあたりに勢威(せいい)をもった豪族と思われることが書かれていました。古い石柱に「石ノ宝殿」の名が読み取れます。急な坂道を50mほど上りました。
 
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一段高い場所は開けていました。7世紀中頃の築造と考えられている「石の宝殿古墳」は国の史跡に指定されています。
 
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説明にあったように主体部の横口式石槨(せっかく)は2つの石を組み合わせて構成されています。
 
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石槨の内部を覗(のぞ)くと、かなり狭い印象ですが、その迫力は奈良県明日香村にある石舞台古墳を想起させます。
 
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右前方からの外観です。左側が羨道(せんどう)部、右側が石槨部です。
 
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右後方から見た様子
 
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左側の様子
 
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府道20号(東高野街道)に出て、変則的な交差点を寝屋川公園方面に向かうと、JR学研都市線(正式名称は片町線)の西側に広大な寝屋川公園が見えました。公園内にあるという古墳にも立ち寄りたいところですが、午前11時半になっていますから、次の目的地へ向うことにしました。
 
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第2京阪道路の下を潜(くぐ)って府道18号から国道170号(外環状線)に入りました。石津元町交差点を直進、府道19号の淀川新橋で淀川を渡り、高槻(たかつき)市南端部をかすめて茨木(いばらき)市に入れば200m程で次の目的地に到着。天然温泉「鳥飼(とりかい)の里温泉」ですが、併設されるお好み焼きと鉄板焼き「新撰組(しんせんぐみ)」の看板が目立ちます。
 
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ちょうど正午になりましたが昼食の前に温泉を楽しむことにしました。平日の大人は入浴料が580円とリーズナブル(手頃で納得できる価格)です。
 
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脱衣場は平凡ですが清潔感があります。
 
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内風呂は気泡湯、電気風呂、ボディーストロング(マッサージ効果がある)、寝湯、エステ湯(ジェットバス)、水風呂がコンパクトに配置され、さらにサウナは高温・低温・冷凍(-10度)の3種類がありました。高温サウナはかなり熱く、冷凍サウナに長居は禁物(きんもつ)でした。露天風呂エリアは33.3度の源泉をそのまま使う信楽(しがらき)焼きの壺湯(2箇所)と檜(ひのき)風呂、加熱された岩風呂(せせらぎ湯)・歩行浴・イオウ岩塩の湯がゆったりレイアウトされています。加温と非加温の湯を交互に楽しみました。すべての風呂で使われているのは地下980mから毎分630ℓも湧(わ)き出す弱アルカリ性の単純温泉だそうです。

受付で渡されたプラスッチク製の器具は内風呂から露天風呂へ出るドアの鍵あるいは把手(とって)と呼ぶべきものでした。
 
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入浴後にはロビーの奥にある新撰組で昼食です。私は大阪らしいホルモン焼きうどん(630円)に挑戦することにしました。
 
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同行者はピリ辛(から)チゲラーメン(680円)が気になったようです。
 
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オチビちゃんとコチビちゃんのお母さんは豚・イカ・海老玉のお好み焼き(500円)を選び、大阪ではお好み焼きを店側が焼いてくれることが多いため何気なく通常のテーブル席に座って待ちました。しかしお好み焼きは自分たちで焼く仕組みであることを知り、やおらお好み焼き台のある座敷席へ移動することに。
 
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「上手(うま)く焼けるかな?」と言うお母さんの手元を心配しながら見ていましたが、美味(おい)しそうに焼きあがりました。
 
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私が挑戦したホルモン焼きは歯応えがあり過ぎて苦労しましたが、いずれのメニューも期待以上の美味しさです。鳥飼の里温泉の湯と新撰組での昼食に満足した私は、忘れ物をするという失敗を仕出かしたため、電話で確認した上で引き取りに行く羽目(はめ)に! 朝の出だしから最後まで苦労の多い日でした。

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