アイフォーン5を車載カメラとして活用する
昨年9月に発売されたアイフォーン5(iPhone 5)がわが家にも登場しました。これまでiPhone 4S(ソフトバンク)とガラケイ(NTTドコモ)の2台持ちをしていましたが、店頭で即日購入できるようになったタイミングにMNP(携帯番号のポータビリティ制度)を利用して後者をiPhone 5(ソフトバンク)へ切り替えたのです。これにともないiPhone 4Sは名実ともに同居者のものになりました。
iPhone 5は機能的にみればiPhone 4Sとほぼ同じです。違う点は少し縦長(横幅は同じ)で薄くなり、重さが約20%軽くなったことで、かなり持ちやすくなりました。CPUがA6チップに進化(高速化)し、通信回線として3Gはもちろん、最新のLTE(Long Term Evolition)も利用できますから、より高速のデータ転送が可能になったことが魅力です。そしてテザリング(モデム)機能があることもiPhone 5を選んだ理由のひとつです。購入直後にiPhone 4Sでも使っているELECOM社製の保護フィルム(スムースタッチ)を貼り付けました。
以上のようにiPhone 5は優れた製品と言えますが、気になる点もあります。まず、iPhone 3GとiPhone 4Sを購入した時のようなワクワク感がないことです。確かに機能は改善されていますが、アップルらしい魅力が追加されていません。そしてドックコネクタ(Lightningコネクタ)がこれまでのものより大幅に小型化されて互換性がなくなりました。裏表の方向性がないことは便利ですが・・。枝葉ですが、裏面のデザイン(上下がベルト状に表と同じ艶ありで中央部は艶消し)であることと、耳にフィットし易いイヤフォン(イヤーパッド)の形状は気に入っています。
そこでiPhone 5の私なりの活用法を考えました。それは車載カメラとしての利用で、もちろんiPhone 4Sにも応用できます。必要なものはiPhone 5(あるいはiPhone 4S)と車載フォルダー、そして専用のワイヤレスリモコンの3つ。車載ホルダーはiPhone 5/iPhone 4S用であればどんなものでも良いと思います。ただホールド部がiPhone5/iPhone 4Sのカメラ撮影を邪魔しない形状であることが必要です。私は量販店でたまたま目にしたオウルテック(Owltech)社の製品を選びました。
ワイヤレスリモコンはLogitec(ロジテック)社製の「カメラリモコン」(1980円)を購入。もともとは集合写真や自分撮りをするためのiPhone4S/iPhone 5用リモコンですが、前方撮影・フラッシュ撮影・連写撮影・動画撮影など多彩な機能を持っています。App Storeからアプリの「カメリモ」をiPhone 5にダウンロードして起動、リモコンの横にある小さなボタンを押してiPhone 5とペアリング(約10mまでのワイヤレス接続が可能)すれば準備完了。あとはリモコンの全面にある大きなボタンを撮影したい時に押せば良いのです。ちなみにワイヤレスはBluetooth4.0規格を採用。
フロントガラスの形状(傾斜)に応じてフォルダーの最適な設置場所を選ぶことがポイントです。そのためには実際走行しながらトライアル・アンド・エラー(試行錯誤)すると良いでしょう。もちろん運転の邪魔にならない場所にすることは必須です。私は左端に設置することにしてカメラの視界が最も良い場所を探りました。下部よりも上部がよさそうに思えましたが、傾斜したフロントガラスのためにボンネットが写り込むため、真ん中辺(あた)りがベストポジションでした。ただ同乗者からは目障(めざわ)りだとの苦情が出ており、次回は右端(運転席側)も試したいと思います。
試撮(ためしど)りした写真から抜粋(ばっすい)して、当ブログ記事でこれまで何度も紹介した大阪までのドライブコースを改めて紹介します。
空が明るくなるタイミングに合わせて朝食を摂(と)った新東名高速道路浜松SAの駐車場内で車載フォルダーを使ってiPhone 5をフロントガラスに設置しました。本線に入ると前方の山上に風力発電用施設が確認できました。ちなみに写真の下部にある丸い斑点(はんてん)はダッシュボードにある部品がフロントガラスに映り込んだものです。
浜松いなさJCTでいなさ連絡路に入ります。新東名高速道路が来年になって東海環状自動車道豊田東JCTまで延長されると、このルートを利用する必要が無くなります。
東名高速道路は中央分離帯と路肩のスペースが新東名高速道路よりも狭いことが分かります。
豊田JCTで入った伊勢湾岸自動車道は片側3車線でゆったりとしています。名古屋にも木場があることを今回はじめて知りました。
左手に見えるのはナガシマスパーランド(旧長島温泉)のジェットコースター(ホワイトサイクロンとスチールドラゴン)
四日市JKTで東名阪道に入ります。近い将来(2018年頃)には伊勢湾岸道が新名神高速道路と直接結ばれると、新東名高速道路・伊勢湾岸自動車道・新名神高速道路が実質的に直結されることになります。
亀山JCTから新名神高速道路に入ると鈴鹿の山間部に分け入ります。前方に見えるは鈴鹿ンネル(下り3960m)です。
前方に甲賀(こうか)市信楽町(しがらきちょう)の山並みが広がっています。
ユニークなデザインが目を惹(ひ)く近江大鳥橋(おうみおおどりばし)
大津連絡路(草津田上IC-草津JCT間)を経て草津JCTで名神高速道路に入ります。
瀬田東JCTで京滋バイパスに反(そ)れれば20km弱で第2京阪道路に入りますから、ここで車載カメラによる撮影を打ち切ることにしました。
<同行者のコメント> アイフォーン5を手に入れて良かったですね。でも専用の車載カメラを買った方が・・。ところで、道路の写真ばかり撮っていて楽しいですか?
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