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2013年3月 6日 (水)

赤プリが消えてゆく!

所用があって千代田区紀尾井町のホテル・ニューオータニへ出掛けました。東京メトロ永田町駅で下車して地上へ出ると目の前に変わり果てた「赤プリ」(グランドプリンスホテル赤坂、旧名赤坂プリンスホテル)がありました。あの伸びやかな高層ビルが寸詰(すんづ)まりの平凡なビルになっていたのです。一昨年の記事でこのホテルが2011年3月31日をもってクローズしたことに触れています。[写真は青山通り(国道246号)沿いの衆議院議長公邸前にある横断歩道橋から撮影]
 
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坂を下った赤坂見附交差点付近からも撮影しました。下部が工事用のネットで覆(おお)われてはいますが解体工事が行われているようには見えません。それでも現状の階数を数えると20階ほどになっており、解体工事が始まる前には地上40階の建物でしたから、ちょうど半分の高さに縮んだことになります。
 
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場所を移動してホテル・ニューオータニ前から見ると確かに赤プリは工事現場になっていました。ちなみに、後方に見えるクラシカルな建物は旧館です。
 
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解体工事には粉塵(ふんじん)や部材の飛散、および騒音と振動を最小限に抑えることができる新工法「テコレップシステム」が採用されているそうです。既存の屋根をそのまま利用して閉鎖空間(写真で目立つ出窓のように飛び出した場所)を造り、油圧ジャッキを操作して建物を上部から1フロアずつ低くする工法で解体されているのです。また、既存屋根躯体(くたい)の下部にスライド式天井クレーンを配置し、荷降ろしの際に材料の自由落下エネルギーを利用した「荷下ろし発電」を行い、クレーンの動力のみならず照明・散水・仮設機械の動力等に利用しているエコロジー(エネルギー低減)が図られているそうです。ちなみに、昨年6月に始まった解体工事は今年5月頃に終了するようです。[写真は2008年7月1日に撮影した赤プリの雄姿]
 
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ホテル・ニューオータニのガーデンタワー5階から見た赤プリです。小雨に煙る赤プリ(新館)の左手には先ほど見た白い旧館もはっきり見えます。
 
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天気が回復した翌日、再びホテル・ニューオータニへ出掛けた折りに、弁慶掘に架かる弁慶橋から赤プリの全景を撮影しました。ちなみに、弁慶掘と弁慶橋の名はあの「武蔵坊弁慶」とは無関係で、江戸城を普請(ふしん)した大工頭領(だいくとうりょう)の弁慶小左衛門にちなんで名付けられたようです。
 
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トラックが出入りしている様子も確認できました。
 
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赤プリの旧館(旧李王家邸)付近にも足を伸ばしました。こちらも工事用の白いフェンスで囲まれていています。
 
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フェンスに遮(さえぎ)られて内部の様子は見えませんが、旧館についての解説がありました。紀尾井町と平河町の境界に伸びるこの道路の名前がプリンス通りであることをはじめて知りました。
 
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旧館の古い写真でしょう。
 
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工事用出入り口からは旧館の上半分を見ることができます。旧館の左手に重なって見えるのは、ホテルニューオータニのガーデンタワー、同じくガーデンコート、そして赤プリの新館です。
 
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工事用フェンスの隙間(すきま)から撮影した旧館の全景です。東京都有形文化財に指定されているこの建物は、後年になって増築された部分を撤去して、昭和5年(1930年)に建てられた当時の姿に戻して保存されるそうです。
 
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次回この地を訪れる頃には赤プリがすっかり消滅して、地上36階(高さ180m)の複合ビル(ホテル、オフィス、商業施設)と地上26階建(高さ120m)のタワーマンションで構成されるツインタワーの建設が始まっているかもしれません。

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