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2013年5月 2日 (木)

横須賀へのドライブ旅 YOKOSUKA軍港めぐり

2013_04150004 午前10時半を過ぎましたのでヴェルニー公園からダイエーショッパーズプラザ横須賀1階にある「YOKOSUKA軍港めぐり汐入ターミナル」の乗船券売り場へ向いました。運賃は大人が1200円です。
 
 

2013_04150061 陸上からは見ることが難しい横須賀港の様子(アメリカ海軍横須賀海軍施設と海上自衛隊施設)を海上から間近に見ることが出来る貴重な手段です。航路案内図(右の写真)に示されるように米軍の倉庫施設がある吾妻島(あづましま)を周回する約40分のクルーズ。
 

2013_04150062 浮き桟橋(さんばし)を経由して乗船するようです。このタイプの桟橋は潮の干満にかかわらず船との位置関係が保たれるため、乗船し易(やす)い利点があります。 
 
 
 

2013_04150099 Sea Friends V号の旅客定員は1階(客室)が110名、2階(甲板)が40名と表示されています。乗船の案内に促(うな)がされた我われは、待ち行列のほぼ先頭にいた利点を活(い)かして、甲板席(かんぱんせき)に陣取(じんど)りました。 
 

2013_04150066 午前11時に出航すると左手にオレンジ色に塗られた大型船が見えました。貨物船のようですが大きなクレーンがついています。ガイドさんは最近帰国した南極観測船「しらせ」で、氷との格闘で出来た傷跡が多数残っていると説明してくれました。
 

2013_04150071 その前方にある灰色の船舶は海上自衛隊の護衛艦(ごえいかん)「てるづき」です。あとで調べると、排水量約5000トン、全長151m、船首にある主砲はアメリカ海軍のMk45 5インチ(127mm)砲、建造費約690億円と桁外れの護衛艦で、今年3月14日に就役(しゅうえき)し、1ヵ月前の3月15日に横須賀へ配属されたばかりでした。

2013_04150069 右手の米軍施設(旧横須賀造船所)に潜水艦が見えました。黒い船体に「505」と艦番号が白く表示されています。ガイドさんの説明によればこの表示がある潜水艦は珍しいのだそうです。それは潜水艦の場合、就役訓練が終る(本格任務に就航する)と消されるからです。事実、翌週の23日に艦番号が消去されたことを知りました。

2013_04150070 正面から見る潜水艦には圧倒的な威圧感があり、私はショーン・コネリーが主演したアメリカ映画「レッド・オクトーバーを追え!」(1990年公開)を思い出しました。良く見るとこの潜水艦は日章旗を掲げていますから、アメリカ海軍と場所を共有している海上自衛隊の潜水艦でしょう。あとで確認すると自衛艦「ずいりゅう」  でした。 

2013_04150071_2 最新鋭のイージス艦「アンティータム」(排水量9600トン)が停泊していました。イージス艦とは航空機や対艦ミサイルに対応するイージスシステムを搭載した軍艦の総称で、太平洋戦争末期にアメリカ海軍の軍艦が零戦(ぜろせん)と桜花(おうか)など旧帝国海軍の特攻機に攻撃されたことが開発の契機になったと伝えられます。 

2013_04150073 原子力空母「ジョージ・ワシントン」(1992年就航)は、総排水量約10万トン、全長333m(6階建)、搭載機70機(最大85機)、乗員は約5000名(最大6500名)で、2008年に初めて日本に配備された第7艦隊の原子力空母です。 
 

2013_04150075 海上に浮かぶ四角い構造物が10数個並んでいました。鉄製の軍艦に帯びた磁気の強さを測定して消去する設備の「消磁所」だとガイドさんが説明してくれました。つまり磁気機雷や磁気探知機への対策です。
 
 

2013_04150078 沖合には大正9年に初点灯したた角型の赤灯台(正式名称:横須賀港東北防波堤東灯台)が見えます。外洋から見て右手にあるこの赤灯台と左手にある蝋燭(ろうそく)型をした白灯台(正式名称:横須賀港東防波堤北灯台)との間を通れば安全に入港することが出来るのです。 
 

2013_04150079住友重機械工業横須賀製作所の巨大なクレーン群が見えてきました。1971年(昭和46年)に同社の追浜(おっぱま)造船所として設立されましたが、造船事業の縮小にともなって現在は半導体やFPD(表示装置)用製造装置などメカトロニクス製品の研究開発および製造を行う事業所へと変貌(へんぼう)したとのこと。 

2013_04150080窓がない2隻(せき)の巨大船は日産自動車の自動車運搬船です。同社は最新の山王丸など7隻を国内輸送に、そして海外向けには傭船(ようせん)を含めて22隻の輸送船を利用しているようです。 
 
 

2013_04150081 日産自動車の追浜物流倉庫(右)と建物のデザインがユニークな横須賀市の施設「リサイクルプラザ・アイクル」(左)が並んでいます。追浜物流倉庫の後方には日産自動車の巨大な追浜工場があるはずです。 
 
 

2013_04150084 長浦湾に入ると海上自衛隊自衛艦隊司令部の建物とアンテナ用タワーが見えました。自衛艦隊は海外派遣やシーレーン防衛を行う機動部隊で、旧帝国海軍の連合艦隊に相当します。 
 
   

2013_04150085 今年3月に退役した海上自衛隊の潜水艦「わかしお」(1994年就役、排水量2450トン)を間近から見られました。小さく見えますが、ジャンボジェットの本体(胴体)とほぼ同じ大きさがあり、その高さ18mの半分強の10mだけが海上に出ているそうです。 
 

2013_04150086 海上保安庁の巡視船「たかとり」(排水量600トン)は強力な消防能力を持っているそうです。船首近くに描かれた青いマークはSafety/Speedy/Seaの頭文字である“S”を図案化したものだとガイドさんが説明。海上保安庁のhpではSafety/Search and Rescue/Survey/Speed/Smart/Serviceと多彩な意味があることを解説しています。

2013_04150087 横須賀港と長浦港の間を小型船が最短距離で往き来できるように1889年(明治22年)に造られた新井掘割水路を通過します。幅が27mしかないこの水路が開削(かいさく)される前には吾妻島は陸地と繋(つな)がる箱崎半島だったそうです。
 

2013_04150089 自衛隊の艦船が並んでいました。ガイドさんによれば艦番号は艦船の用途も示しており、2桁は特務艇、3桁は護衛艦・潜水艦・掃海艇など、4桁は輸送船や練習艦など支援用艦船を意味するそうです。ちなみに4桁の番号「6102」を持つ試験艦「あすか」(1995年就役)は防御性能を試験する専用艦で、隣りの無番号は退役した艦船。

2013_04150091 3桁の艦番号「152」の護衛艦「やまぎり」(1989年就役)は、2004年に練習艦へ転籍して艦番号が「3515」に変更されましたが、2011年に護衛艦に再転籍したことで元の艦番号に戻った経歴があります。
 
 

2013_04150096 クルージングが終わりに近づくとヴェルニー公園の右端にヴェルニー記念館が見えました。フランス・ブルターニュ地方の住宅らしい急傾斜の屋根と石の壁がある建物です。横須賀製鉄所の資料や記念品が展示されているそうですから、次の機会には立ち寄ってみたいと思います。 

興味深いクルージングとガイドさんの巧(たく)みな説明に満足した同行者は、乗船券売り場に戻って土産の品定めを始めるとキーホルダーが目に留まったようで、「潜水艦とイージス艦のどちらが良い?」と聞きます。3年前に観音埼灯台から見た浦賀水道を浮上航行する潜水艦を思い出していた私は反射的に、「潜水艦!」と答えてしまいました。同行者の怪訝(けげん)な顔を見た私は、「イージス艦は他の軍艦と区別し難いから・・」と意味不明な理由付けをしていました。選択の判断を問われると咄嗟(とっさ)に判断理由をこじつけるのは職業病のなせる業(わざ)かもしれません。それはさて置き、「軍港めぐり」をしたことで嬉(うれ)しいことに駐車料金は無料でした。(続く)

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