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2013年7月28日 (日)

メーグルでたどる名古屋の歴史 文化のみち主税町・白壁・橦木町

二葉館から100m余り北にある主税町(ちからまち)長屋門は江戸時代の武家屋敷の長屋門として当時の位置に残る唯一のものです。長屋門は名前の通り両側が長屋となっており、そこに家臣や下男を住まわせた門。マンションの建設に当たって歴史的資源を活かした魅力ある町並み景観とするため修復して保存されていることと左手にある出格子付き番所(武者窓)は武家屋敷のみに設けることが許されたことが説明されていました。ちなみに、戦前も工業都市であった名古屋市は第二次世界大戦末期に激しい空爆を受けましたが、工場や主要施設が少ないこの東区は戦災の影響は少なかったため、戦前の建物が残っているようです。
 
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西方へ100mほど歩くと古民家風の趣(おもむき)ある門構えが目に入りました。両側をビルに挟まれた一軒屋です。オーナーシェフの北村竜二さんがフランス料理を提供する結婚式場「La Grande Table de KITAMURA(ラ・グランターブル ドゥ キタムラ)」(2004年オープン)は名古屋で指折りの名店だそうです。
 
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堀美術館は名古屋に本社を置く建築設備業向けCAD企業のダイテックグループとダイテック創業者 堀誠社長のコレクションを広く一般に公開するために2006年6月にオープンしたようです。展示されているのは日本の近代美術を代表する洋画家の梅原龍三郎・長谷川利行・藤田嗣治(つぐはる)・海老原喜之助・杉山寧・加山又造などの作品とのこと。月曜日休館。
 
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アーカンジェル迎賓館はひと目でそれと分かる白亜の結婚式場です。テイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)社(本社東京)は国内外で多数の結婚式場を運営する企業です。
 
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か茂免(かもめ)は結婚式の出来る老舗料亭(しにせりょうてい)です。千坪の敷地に日本庭園と回廊・茶室・大小の座敷がある数寄屋造の建物があるようです。
 
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分会書庫跡の看板が目に入りました。尾張藩士河村秀穎(ひでかい)が創立した名古屋初の図書館があった場所です。2万巻以上の書籍が収集されていて、一般に公開されていたそうです。
 
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「白壁町ハウス」の名がある立て看板と歴史を感じさせる門と塀がマンションの前にあるのが見えました。マンションの門にしてはチグハグだと思って良く見ると「旧豊田家の門と塀」でした。調べてみると自動織機を発明した豊田佐吉の婿養子である豊田利三郎邸とする説明が見つかりました。利三郎氏は豊田自動織機製作所とトヨタ自動車の初代社長を歴任した人物です。
 
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しゃれた洋館(個人宅)を見かけました。櫻井家住宅は名古屋市の景観重要建造物に指定されています。
 
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一般の民家のようですが、高い黒塀が印象的です。
 
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百花百草(ひゃっかひゃくそう)は岡谷鋼機の創業家である岡谷家の邸宅でした。(写真は表門)1920年(大正9年)に建てられた書院や茶室・土蔵を改修して2007年(平成19年)に『文化のみち百花百草』として開館(毎週水-土曜日)したそうです。百花百草はかって岡谷家が所蔵し、後に徳川美術館へ寄贈した江戸時代後期の絵師・田中訥言(たなかとつげん)が描いた重要文化財の百花百草図屏風(びょうぶ)にちなむそうです。
 
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旧料亭樟(くすのき)は黒く塗られた和風の門と板塀が目を引き、塀越しに見える緑と調和して落ちついた景観が形成されています。
 
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料亭香楽はひときわ目立つ武家屋敷です。素材をいかした懐石料理と、地元名古屋コーチンを八丁味噌ベースの秘伝のお味噌を使った鶏料理「香楽鍋」が有名のようです。
 
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百花(ひゃっかろう)は和と洋が不思議な形で融合された和魂洋才(わこんようさい)の結婚式場です。
 
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春田鉄次郎邸は大正13年(1924)頃に建てられたアールヌーボーの余韻漂う洋風数寄普請です。陶磁器貿易商として成功した春田鉄次郎が武田五一に依頼して造った住宅と言われています。現在は、創作フランス料理「デュボネ」として営業している部分と見学者用に開放している部分とあるようです。
 
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旧豊田佐助邸は豊田佐吉の弟である佐助が住んでいた住宅です。木造の洋館・和館を併設した珍しいスタイルです。水・木・土と週に3日だけ公開されています。
 
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文化のみち橦木館(しゅもくかん)は陶磁器商として活躍した井元為三郎が大正末期から昭和初期に建てた当時の様子をよく伝える邸宅です。大きく区画割りされた敷地に和館、洋館、東西二棟の蔵、茶室、庭園が残されています。珈琲館「橦木館カフェ」が営業しています。月曜日休館。
 
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さらに西方へ歩くと古い住宅が並んでいました。これは伊藤家住宅です。
 
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そして大森家住宅
 
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国道41号に出て外堀通りと交差する東片端交差点に向うと名古屋高速の東片端JCTが目の前に広がりました。写真には写っていませんが、頭上に1号楠線と都心環状線をつなぐ高架道路が左右に延びています。
 
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この交差点から外堀通り沿いに歩いた場所にメーグルの「市政資料館南」停留所があるはずですから、先ほど下車した「文化のみち二葉館」停留所に戻るより楽だと思ったのです。しかし、近いと思ったその停留所まで約400mもあり、後ろから来たメーグルバスは私を追い抜いて行きました。そして交差点で信号待ちをする私は交差点の先にある停留所を発車したメーグルバスが小さくなるのを惨(みじ)めな思いで見送りました。やはり、主税町・白壁・撞木町を一周して「文化のみち二葉館」停留所に戻るべきでした。(続く)

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