« 都心のビルを探索: 虎ノ門から神谷町へ(前編) | トップページ | 製品の寿命を考える(三題) »

2013年9月21日 (土)

都心のビルを探索:虎ノ門から神谷町へ(後編)

愛宕神社の参道入口にさしかかりました。5年前に訪れた場所で、隣には放送の開始以前からの歴史とラジオ・テレビ放送に関連する貴重な遺産を展示するNHK博物館があります。
 
2013_08070034

 
参道を少し進むと「出世の石段」があります。前回訪れた時にはこの石段を恐る恐る降りたことを思いだしました。
 
2013_08070036

 
100mほど先には愛宕トンネルへと続く道がありました。東京23区内で最も高い自然の山である「愛宕山」(標高約26m)を堀りぬいた23区内唯一の「山岳トンネル」で、昭和5年(1930年)に竣工した当時の姿をとどめながら、80年もの歴史を刻んでいるそうです。全長はわずか76.6m、幅は9mですが歩道が両脇に2.5mずつあるので車道は4mしかなく、愛宕下通り側からの一方通行路になっています。左手にあるタワーのようなものは愛宕山山頂に上るエレベーター(20011年に建設)です。
 
2013_08070037

 
愛宕グリーンヒルズ愛宕フォレストタワー前の広い歩道は並木が整備されていますが、残念なことに駐輪場となっているため美しい景観が台無し・・。
 
2013_08070038

 
その先にある青松寺(せいしょうじ)は曹洞宗(そうどうしゅう)の寺院。太田道灌(おおたどうかん)が文明8年(1476年)に創建した時には現在の千代田区麹町(こうじまち)辺りにありましたが、徳川家康による江戸城拡張に際して現在の場所に移転したそうです。ちなみに、この境内にあった獅子窟学寮は他の曹洞宗の寺にあった学寮と合併して駒沢大学の基になったようです。
 
2013_08070039

 
愛宕グリーンヒルズ愛宕MORIタワーは地上42階(地上高186.76m)のオフィス棟
 
2013_08070040

 
愛宕MORIタワーの角を右折して坂道を上がると、先ほど前を通過した愛宕グリーンヒルズ愛宕フォレストタワーが良く見えます。地上42階(地上高157.26m)の高層マンションです。
 
2013_08070044

 
反対側には東京タワーが見えて来ました。
 
2013_08070043

 
坂道の頂上付近まで進んでもビルとビルの間から覗(のぞ)いて見えるだけです。
 
2013_08070046

 
桜田通り(国道1号)に出ました。円弧型にカーブするオランダ大使館の建物(左)とオランダヒルズ森タワーの間から東京タワーが良く見えます。
 
2013_08070050

 
何か様子が変だと感じたのでズームアップしてみました。足場と防御用ネットが設置されて縞模様を作り出していたのです。後で調べると、東京タワーではおおむね5年ごとに行われる再塗装工事が行われていました。来年2月頃までこの工事は続くそうです。
 
2013_08070048

 
最上部と特別展望台の間にもちがう形状の足場が組まれています。最上部の細い部分(NHKの地アナ送信用アンテナがあった場所)は東日本大震災で折れ曲がったため、新しいものと交換されるとともにFM東京(TOKYO FM)の送信アンテナが設置されたばかりです。これも調べると、アンテナの下の太くなった部分(民放の地アナ送信用アンテナが取り付けられていた場所)の補強工事が行われているそうです。こちらの工事は来年の12月までの予定とのこと。
 
2013_08070049

 
北方向に聳(そび)えるのは20128月に竣工したアークヒルズ仙石山森森タワー。地上47階ダテの複合棟(事務所・店舗・住宅)です。虎ノ門5丁目と六本木1丁目にまたがって建てられました。左隣は六本木ファーストビル、後方に少し見える水色の建物は六本木1丁目にあるオフィスビルの泉ガーデンタワー(地上45階、地上高201m)。
 
2013_08070067

 
横断歩道橋に上がって桜田通りを望むと虎ノ門ヒルズが良く見えました。
 
2013_08070068

 
虎ノ門で忘れてはならない建物はホテルオークラ東京です。神谷町駅からテレビ東京の入り口前を通過して坂道を上った場所(虎ノ門2丁目)にあります。このホテルは大倉財閥の2代目当主であった大倉喜七郎氏によって1962年(昭和37年)に開業した名門ホテルで、帝国ホテルホテルニューオータニとともにホテルの御三家と呼ばれたそうです。喜七郎氏は戦前に帝国ホテルを経営していましたが、戦後の財閥解体にともなってその経営から離れたため、帝国ホテルを超えるホテルを造る目的でこのホテルオークラを開業したそうです。画龍点睛(がりょうてんせい)を欠きますからホテルオークラ東京の写真も紹介したいところですが、残暑の中を歩き続けて疲れが溜まりましたので神谷町駅から帰宅することにしました。下の写真は4年前にホテルオークラ東京を友人たちと訪れた時に撮影した古いものです。
 
2009_11150046
 
(終)

|

« 都心のビルを探索: 虎ノ門から神谷町へ(前編) | トップページ | 製品の寿命を考える(三題) »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/58237497

この記事へのトラックバック一覧です: 都心のビルを探索:虎ノ門から神谷町へ(後編):

« 都心のビルを探索: 虎ノ門から神谷町へ(前編) | トップページ | 製品の寿命を考える(三題) »