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2013年9月14日 (土)

国立科学博物館 地球環境の変動と生物の進化:地球の生い立ちから人類の誕生まで(後編)

2013_08010134_2 「水に戻った四肢動物」コーナーには古生代後期に両生類から進化した竜弓類と単弓類は陸上へと生活の場を広げましたが、水中生活へ還(かえ)っていくものたちがいたそうです。吊り下げられた巨大な骨格標本(右)は陸生のオオトカゲが白亜紀中頃に海生となったティロサウルス・プロリゲルで、全長が15mもあるそうです。 

2013_08010135 中生代の水性爬虫類(はちゅうるい)と新生代の水性哺乳類(ほにゅうるい)は2億年の時間を経(へ)て同じような姿形に収斂(しゅうれん、差がなくなる変化)進化したそうです。大部分が絶滅した前者はワニ・カメなど、後者はクジラの先祖に近いバシロサウルス・ケトイデス(写真左上)や現生するクジラ・イルカ・カバなどがいます。

2013_08010128「陸上を支配した哺乳類」コーナー(写真右側)には両生類から進化した単弓類が三畳紀後期(2.3億年前)に真の哺乳類を誕生させたと説明してあります。初期の哺乳類はネズミほどの大きさでしたが、白亜紀末(6500万年前)には新生代を支配する有蹄類(ゆうているい、牛や馬の先祖)や霊長類などもあらわれたそうです。 

2013_08010130北アメリカで出土したコロンビアマンモスです。マンモスはアフリカに出現したあと、ユーラシアに進出し、北アフリカで進化したものであると説明されていました。マンモスの手前に見えるのは重脚目のアルシノイテリウム(植物食動物)でマンモスと同様にゾウの近縁と考えられているそうです。巨大な角があることでサイにも似ています。

いよいよ人類(ホモ・サピエンス)が登場しました。ちなみにホモ・サピエンスはホモ(人)とサピエンス(考える)を組み合わせた言葉。人類は類人猿との共通祖先から約1000万年前に分かれたと考えられているそうです。まずオランウータンと別れ、次いでゴリラと別れ、約600万年前のアフリカでチンパンジーと共通の祖先から別れたそうです。ですから人類は決してチンパンジーが進化したものではありません。

2013_08010131「よみがえる私たちの祖先(そせん)」では化石や石器という証拠を解剖学(かいぼうがく)と考古学(こうこがく)の知識にもとづいて比較研究することによって、身体の特徴や精神活動が推測され、さらに想像力を加味して復元が完成すると説明されています。
 

2013_08010132 アフリカで進化を続けて猿人(上の写真の左端、チンパンジー的な特徴を残す)から原人(同じく左から2番目、脳が増大し足が長い)となった人類の祖先は180万年前にアフリカを出てユーラシア大陸の各地へ向いました。そして北京原人やジャワ原人などになり、さらには旧人(同じく右端、ネアンデルタール人など)へと進化したのです。

現在の人類(ホモ・サピエンス)の祖先は約20万年前以降(5-20万年前)に同じアフリカで旧人から新人(しんじん、クロマニヨン人など)へと進化し、すぐれた思考能力によって約5万年前から急速に世界中へ広がっていったそうです。ほんの数万年前には一つの集団であったホモ・サピエンスはアフリカ大陸から氷河期で海面が下がって陸続きであった5大陸(オーストラリアやニュージーランドなどを含む)へと広がり、1万数千年前にアラスカを経由してアメリカ大陸へと渡って行ったことが解説されていました。

現代人の外見(体格・顔立ち・肌の色など)は人種によって大きく異なりますが、この数万年間に生活環境に適応したためであり、すべての人種が一つの集団から発生した(注;上記した旧人たちがそれぞれ新人へと進化したのではない)ことが多くの人種の遺伝子(DNA)調査でも裏付けされているそうです。

2013_08010133「化石から知るホモ・サピエンスの進化」「考古遺物が語る現代人的行動のルーツ」と表示された場所には旧人と新人の頭蓋骨(ずがいこつ)、食用された貝、旧石器時代から新石器時代にかけての石器、小さな貝を使った世界最古のネックレス、天然の顔料、ダチョウの卵の殻(から)などが展示されていました。

2013_08010136 午後5時が近付くと閉館の案内があったため科学博物館の出口へ向かうと、THEATER 360の入口前に出ました。通常のプラネタリウムが半球であるのに対して、このプラネタリウムは全球(下側の半球もある)の中心付近からあらゆる方向のスクリーに映る映像が音声付きで見られる優れものです。これはまたの機会に・・。 

2013_08010138 国立科学博物館は館内が飲食禁止でしたから、上野駅に向かう途中で東京文化会館内にあるカフェHIBIKIに入ることにしました。「パンダコパンダ コラボカフェ」とあるのはやはり上野公園です。 ちなみに「パンダコパンダ」は1972年に中国からパンダが上野動物園に贈られた時に制作されたアニメ映画のことでしょう。 

2013_08010140 入口を入ったところで注文をする仕組みになっていました。店内は細長いスペースにテーブル席が20数席並んでいます。残暑が厳しいため店内の数倍もある外のテラス席には人影はありません。 
 
 

2013_08010143 オチビちゃんとコチビちゃんが選んだのはもちろんパンダづくしで、パンダコパンダ肉まん・あんまんセット(500円)、パンダコパンダ40thパンケーキ(280円)、パンダミルクパン(280円)。手前にあるのは私の大事な燃料(エネルギー源)であるドラフトビール(500円)です。 
 

2013_08010144 オチビちゃんの飲み物はオレンジフロート(600円)で、
 
 
 
 
 

2013_08010145 コチビちゃんもやはり同じものを選びました。
 
 
 
 
 

2013_08010146 コチビちゃんはパンダコパンダ40thパンケーキを上手に切り分けています。左端にあるのはメープル風シロップ&マーガリンの容器です。東京ディズニーランドで見かけた容器と同じディスペンパックで、シロップとマーガリンを一緒に、片手で、手を汚さないで、しかも量を調整することもできる優(すぐ)れものです。 

パンケーキはスクランブルエッグやベーコンなどを添(そ)えて朝食として食べるのが普通で、ホットケーキのように生地に砂糖が入っていないものを指します。しかし、このパンケーキにはなぜかシロップとマーガリン(バターの代用)が添えられているのです。私の判断基準には合いませんが、フライパンで焼いたものはクレープなども含めてすべてパンケーキと呼ぶこともあるそうです。そう言えば東京ディズニーランドのグッドタイム・カフェでパンケーキにクリームとジャムが添えられていたことを思い出しました。

"HIBIKI"で30分あまり休憩(きゅうけい)しているうちに陽が傾いて強烈だった陽光も少し弱まったようですから上野駅へ向かうことにしました。

<同行者のコメント> たんけん広場は面白い実験道具がいっぱいあって二人とも時間を忘れて遊んでいました。そして恐竜のコーナーも何とか見られてよかったと思います。それにしても旦那さまは写真をいっぱい撮りながら、難しい説明をメモしていたことにはいつもながら感心させられました。□

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