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2013年9月28日 (土)

浜町緑道を歩く(前編)

8月下旬のある日、人形町で開かれる友人たちとの定例会に出掛けるために東京メトロ半蔵門線を水天宮前駅で下車しました。実は定例会の前に立ち寄りたい場所があるのです。交差点の角(交番の裏手)にある水天宮は外観からは分かりませんが耐震工事を行うため明治座近くの仮宮に移転しているようです。工事が完了する予定は2016年とのこと。ちなみにチビスケくんの両親はチビスケくんが産まれる前、この水天宮に安産祈願をしたそうです。
 
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新大橋通り(都道50号)を新大橋方面へ歩きました。新大橋は隅田川に最初に架けられ千住大橋と2番目の両国橋(旧大橋)に次いで3番目に架けられた大橋であったことからその名前が付けられました。
 
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首都高速道路の浜町出入口付近に差し掛かりました。
 
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その反対側(北方向)に浜町緑道(はまちょうりょくどう)の入口がありました。浜町緑道は隅田川(旧大川)につながる掘割り(運河)である浜町川を暗渠化(あんきょか、地中化)して造られた緑道で、アーチ型のトンネルが出迎えてくれます。浜町と聞いて私が思い出すのが「明治一代女」(昭和10年)です。その歌詞の冒頭、『浮いた浮いたと浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしさ』と登場するのが浜町河岸(はまちょうがし)は隅田川右岸の浜町公園と両国橋の間にあったようです。
 
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浜町緑道の両側には様々な樹木が植えられていますので、余計な説明は省略して名前と写真だけを紹介することにします。最初はカンツバキ(寒椿)です。
 
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キンモクセイ(金木犀)
 
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エゴノキ(野茉莉)
 
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ハナミズキ(花水木)
 
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マテバシイ(全手葉椎)
 
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ヤマブキ(山吹)
 
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クスノキ(楠)
 
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イチョウ(銀杏)
 
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テーブルとベンチがある休憩所
 
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浜町緑道はまだ続きます。
 
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シャリンバイ(車輪梅)
 
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門の外に何やら銅像があります。
 
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回り込んで確認すると武蔵坊弁慶のようです。見栄(みえ)を切っていますから歌舞伎役者でしょう。近くに建てられた看板には、『350年前、現在の人形町のあたりに葺屋町(ふきやちょう)と堺町(さかいちょう)という街があった。当時この街では江戸三座といわれていた芝居小屋のうちの市村座と中村座の二座が歌舞伎を上演しており芝居街と呼ばれていた。緑道の回収に当たって、入口の広場に歌舞伎十八番の内でも人気のある勧進帳(かんじんちょう)の武蔵坊弁慶像をせっちするとともに、その背面に関所風の冠木門(かぶきもん、屋根を持たない門)を設けて江戸情緒(じょうちょ)をかもし出した』と説明されていました。加賀国(現在の石川県の一部)にあった安宅の関(あたかのせき)をイメージしたのでしょう。
 
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トチノキ(栃木)
 
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(続く)

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