« 国立科学博物館 地球環境の変動と生物の進化:地球の生い立ちから人類の誕生まで(後編) | トップページ | 都心のビルを探索:虎ノ門から神谷町へ(後編) »

2013年9月20日 (金)

都心のビルを探索: 虎ノ門から神谷町へ(前編)

所用で虎ノ門へ出掛けました。東京メトロ銀座線の虎ノ門駅で下車、霞が関3丁目にある文部科学省に近い11番口から地上に出ました。

歩道脇にレンガ造りの碑を見つけました。工部大学校跡碑と表示してあります。工部大学校とは聞きなれない名称ですが、隣に設置された説明版には『明治6年(1873年)工業分野における日本人の人材育成を目的として工学校が工学寮内に開校し、同10年(1877年)には工学寮が工部大学校と改称されました。しかし同校は明治19年(1886年)に帝国大学と合併してその工科大学となりました。現在の東京大学工学部の前身です』と書かれていました。
 
2013_08070005

 
虎ノ門と霞が関の境界となる外堀通り(都道405号)の緩(ゆる)やかにカーブする坂道を上り、東京娯楽部ビルの角を右折しました。
 
2013_08070008

 
右手前方にひときわ高いビルが見えます。日本初の超高層ビルとなった霞が関ビルです。1968年に竣工したこのビルは地上36階(地上高147m)と、それまで建築基準法で高さが31mに制限されていた時に建てられた他のビルを圧倒する高さだったのです。
 
2013_08070011

 
その隣に建つのは金融庁などが入る中央合同庁舎第7号館(西館)です。2007年に竣工したこのビルは地上38階(地上高176m)で、その奥に少しだけ覗いているのは同東館(地上33階、地上高156m)。
 
2013_08070014

 
こちらは目的地の新霞が関ビルです。くの字型に折れ曲がった20階建のこのビルは1987年に竣工しました。霞が関ビルと新霞が関ビルは名前が良く似ていますが、所有者は全く別の組織です。
 
2013_08070012

 
用件を済ませてから元来た道を引き返すと、前方にひときわ細長い(消しゴム型)のビルが東京クラブビル(左)と特許庁のビル(右)に挟(はさ)まれるように見えました。
 
2013_08070017

 
外堀通りに出ると左遠方に上部が斜めに切り取られたようなビルが見えました。虎ノ門ヒルズなのかもしれません。
 
2013_08070019

 
正面のビルはJT(日本たばこ産業)の本社ビルです。1995年に旧本社跡地で竣工した地上35階(高さ169.7m)のこのビルは18階以上をJT本社が使用し、5-17階が貸室(テナントオフィス)となっています。ビルの周りには広いパブリックスペースが確保してあります。屋上に載(の)る変わった形をした(景観にマッチしていない)ものは緊急時発着場(ヘリポート)のようです。
 
2013_08070020

 
その隣には虎の門病院があります。国家公務員共済組合連合会が昭和33年(1958年)に設置し、現在も運営する総合病院です。
 
2013_08070022

 
桜田通り(国道1号)に出ました。江戸時代初期に江戸と京都を結ぶ東海道が整備されるまでは、この虎ノ門と平塚市の中原を結ぶ中原街道(都道2号)が利用されていたそうです。この中原街道は虎の門と五反田の間が桜田通り(国道1号)となったため、五反田から先が現在も残っています。
 
2013_08070024

 
桜田通りを100mほど歩くと左手に見えて来ました。桜田通りから少し奥まっていますが、虎ノ門ヒルズの外観がほぼ出来上がっていました。地上高247mは東京ミッドタウン ミッドタウン・タワー(248m)に次ぐ東京都内2番目の高さですが、最高部は2555mになるとのこと。ちなみに、地上52階のうち、47-52階に入るホテルが米ホテルチェーン大手のハイアット・ホテルズの「アンダーズ」、37-46階が住居フロア、6-35階がオフィスフロア、1-4階が商業フロアとのこと。
 
2013_08070028

 
低層階の部分はまだ足場が組まれていて竣工は2014年の予定だそうです。森ビルのhpには『虎ノ門から新橋を結ぶ「幻のマッカーサー道路」と呼ばれる環状2号線の再開発計画。立体道路制度の活用により建築物の中を環状2号線が貫通する計画』と説明されています。幻のマッカーサー道路と呼ばれるのは俗説に基づいているようです。この区間は2014年度中に開通するそうです。
 
2013_08070026

 
ちなみに環状2号線は完成している江東区有明-豊洲区間(3km)に続いて晴海・勝鬨(かちどき)・新橋が開通すると、既存の外堀通り(都道405号)とつながって千代田区神田佐久間町まで約14kmの長さになります。2020年に開催される東京オリンピックの会場を串刺(くしざ)しにする道路ですから注目されますが、7年後までに全線が開通するのでしょうか。

敷地の周囲を歩いて異なる角度(南側)から撮影しました。ガラス窓越しに5階ごとの階数表示が確認できますが、10階の表示の「0」が外れています。
 
2013_08070031

 
工事用の白い塀には虎ノ門ヒルズの概要と環状2号線道路の様子が写真付きで説明されていました。

 
2013_08070033

 
虎ノ門ヒルズの外周に沿って南東の角まで歩くと愛宕下通り(都道301号)の愛宕1丁目交差点に出ました。
 
2013_08070032
 
(続く)

|

« 国立科学博物館 地球環境の変動と生物の進化:地球の生い立ちから人類の誕生まで(後編) | トップページ | 都心のビルを探索:虎ノ門から神谷町へ(後編) »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/58231562

この記事へのトラックバック一覧です: 都心のビルを探索: 虎ノ門から神谷町へ(前編):

« 国立科学博物館 地球環境の変動と生物の進化:地球の生い立ちから人類の誕生まで(後編) | トップページ | 都心のビルを探索:虎ノ門から神谷町へ(後編) »