足柄街道を走る 夕日の滝
地蔵堂の前に戻ってその左脇を抜ける道に入りました。
今回は通過しましたが、前回(2005年1月18日)立ち寄った金太郎の生家跡です。童謡で知られる金太郎は平安時代の侍、坂田公時(さかたのきんとき)の幼名とされます。丹波国大江山で鬼退治をした源頼光(みなもとのよりみつ)の家来で、四天王のひとりと言われています。ちなみに、その鬼たちの頭領(とうりょう)は酒呑童子(しゅてんどうじ)と呼ばれました。
民家が点在する山間(やまあい)の細い道を進むと棚田が点在しています。
前回は猪(いのしし)の毛皮が干(ほ)してあったのを思い出しました。そして強烈な獣臭(けものしゅう)も・・。
地蔵堂から1kmほどで「夕日の滝バンガロー」に行き当たりました。
その駐車場に車を停めて案内標識に従ってバンガローの外周を歩きました。通行止めになっていますが、金時山の登山道が右手に続きます。
バンガロー・エリアを抜けると内川には朱色の橋が架かっています。
記憶にありませんので8年前の写真を確認すると当時は木製の小さな橋でした。前回訪れたのは1月中旬であり、雪が積もる難儀(なんぎ)な道を滝壺(たきつぼ)まで歩いたことを思い出します。
橋を渡った正面に金太郎の歌碑がありました。見たことがあるように思われましたが、念のために調べてみると、平成18年度(2006年度)に建てられたことが分かりました。私の記憶もあまり当(あ)てにならないようです。
その隣には「見守り地蔵」が並んでいます。こちらも最近造られたものでしょう。
「夕日の滝」への順路に飛び石が敷かれている様子は8年前とまったく同じです。古い橋の写真(3つ上)と見比べて見てください。
もちろん、この木の根道も変わっていません。
木立の間から「夕日の滝」が見えてきました。
「夕日の滝」の全景です。案内看板には『この滝は酒匂川(さかわがわ)の支流内川にかかっており高さ約23m、幅約5mです。夕日の滝という名称は、夕日に映えるその美しさからきているようですが、説によると毎年1月15日に太陽が滝口の中央に沈むのでその名が付けられたと伝えられています』と書かれています。
望遠で撮影した滝口
歩きにくい岩場を滝壺(たきつぼ)の近くまで降りて、滝壺を含めた「夕日の滝」の全景を撮影しました。
こちらは8年前にほぼ同じ場所から撮影した写真です。冬場だったせいか滝口付近がすっきりしていました。
橋まで戻った時、右奥に野外ステージのようなものがあることに気づきました。
橋の上から「夕日の滝」がある内川の上流方向を眺(なが)めました。
下流方向にはバンガロー(キャンプ場)の炊事場(すいじば)が見えます。
駐車場まで戻って、次の目的地へ向かいました。(続く)
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コメント
日付間違えたかも・・・
2005.01.09-12:58 辺りです。
金太郎の、歌碑もなかったと思います。
投稿: 小沢純 | 2021年6月21日 (月) 14時33分
赤い橋ですが、2015.01 の際の記憶にも 写真にも残っていません。
木の根道は、整備された木屑が敷かれた道になっています。
どうせ同じだろうと 私は撮影しなかったのが悔やまれますが、案内看板の内容が変わっており
「 夕日の滝という名称は、夕日に映えるその美しさからきているようですが 」 この重要な部分が抜け落ちたようです。
同行したパートナーが 2015に云われを これで読んだのに書いてない・・ と 言っていました。 端っこだけ写っていた看板は明らかに内容が違いました。
投稿: 小沢純 | 2021年6月21日 (月) 14時29分
突然失礼します。
16年ぶりくらいに 夕日の滝を訪ねました。
コロナのもと ワイングラス片手に何か食べているグループが 滝壺にたむろっていたのには閉口しました。
さて、滝へのアプローチコースが 記憶と違う。
赤い橋は記憶にない・・ こちらを拝見して、昔はなかったと確信できました。
途中道脇にあった(写真が残っている)水道蛇口 3つの水汲み場? が 完全に蛇口などがなく遺跡化していました。
現在のアプローチ道は、滝をみて左岸のさらに高い側に付け替えられたようです。
NTT のマンホールマークから こちらをご紹介いただきました。40年は昔から、足柄峠には何度も行っています。
公園の大きな石碑から富士山がよく見えましたが、樹木が成長し、全く見えないレベルになっていて驚きました。
なお、2021.06.21 日曜日午後で 公園部分には誰もおりませんでした。
投稿: 小沢純 | 2021年6月21日 (月) 14時07分