三度目の隅田川クルーズ(後編)
両国橋を過ぎると左岸に続くテラスに錦絵(にしきえ)が多数貼(は)られているのが見えます。この2枚は川遊びをする女性たちが描かれています。よく見ると手前の欄干(らんかん)には両国らしく相撲の決まり手を解説する装飾もありました。

左の錦絵には「東京名所」と表示され、両国橋と花火が描かれているようです。右の錦絵は川船で混雑する状況を表現しているのでしょう。ここにも相撲の決まり手が・・。

花火と両国橋を渡る人たち(左側)、空には満月・橋を渡る人力車と馬車が右側の錦絵に描かれています。

隅田川テラスギャラリーでした。東京都交通局のhpによると、これらの錦絵は大相撲、隅田川花火大会、北斎祭りなど、季節のイベントに合わせて張り替えるそうです。

総武本線の鉄橋を潜(くぐ)ると遠くに黄色い橋が見えてきました。三径間上路式(じょうろしき、通路が主構造の上側にある形式)アーチ橋である蔵前橋です。アーチが橋桁(はしげた)の下に見えます。

蔵前橋の欄干(らんかん)には関取の彫り物が装飾されていますが工事のためかネットが掛けられているためよく確認できません。7年前に築地と浅草を訪れた時の記事に掲載した写真をご覧下さい。

高速道路越しに東京スカイツリーが見えてきました。隅田川には屋形船が係留(けいりゅう)されています。

水色の厩橋(うまやばし)は1893年(明治26年)に竣工したプラットトラス形式の鉄橋が昭和4年に現在の3径間下路式タイドアーチ橋に架け替えられました。下路式(かろしき)とは通路が主構造の下側にある形式を指します。そして橋名は西岸にあった御厩河岸(蔵前の米蔵の荷駄馬用の厩)にちなむそうです。残念なことにシャッターチャンスを逃してしまいました。
いよいよゴールが近づきました。駒形橋は1927年(昭和2年)に竣工した中路式ソリッドリブタイドアーチ橋です。アーチの中ほどに通路が設置されているのが確認できます。高速道路の右手に見えるのはアサヒビールの本社ビルと孫悟空が乗る觔斗雲(きんとうん)をモチーフとしたモニュメントです。ちなみに、現在は筋斗雲と表記されることが多いようです。

続いて赤い橋を潜(くぐ)りました。吾妻橋(あづまばし)は1931年(昭和6年)に竣工した3経間上路式ソリッドリブタイドアーチ橋です。

東武スカイツリーラインの鉄橋の手前で水上バスはUターンしました。

浅草の桟橋(さんばし)に到着

先ほどまで乗船していた龍馬号の舳先(へさき)

吾妻橋の全景

東京スカイツリーを中心に墨田(すみだ)区役所(左)とアサヒビール本社(右)を撮影

振り返って桟橋の全景を撮影

(終)
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